龍野城を後にして、美作方面へとクルマを走らせます。
国道179号線いわゆる出雲街道が、龍野から北西に美作を経て山陰方面へ通じています。
JR姫新線に沿って走る緑の多い快適な田舎道ですので、しばらくはこの179号線を行くことにします。
新宮交差点を左折してしばらくすると「道の駅しんぐう」というのがありましたので立ち寄ってみました。
トイレ休憩し土産物や地場野菜をざっと見学。
↓道の駅しんぐう

↓道の駅にいたツバメさん。燕尾のフォルムが好印象です。

やがて三日月・上月といった場所を通過します。上月城といえば山中鹿之助を思い出しますが、なかなか良いところですね。
このあたり兵庫県中部の山道をクルマで走っていると、途中で、いろいろな野鳥を見かけました。
大型のサギ類が見つけやすく、アオサギやアマサギが飛んでいるのを見ました。
その中で、注目すべき鳥を見ましたので、なんとか道路わきに空き地を見つけて駐車し、窓から望遠レンズを構えて一枚パチリ。
遠くだったので作品的には撮れませんでしたが、証拠写真はゲットできました。
↓撮影してから写真を拡大してみると間違いなくコウノトリです。等倍に拡大トリミングしています。

兵庫県北部では豊岡で放鳥している関係でコウノトリは多いのですが、兵庫県中部でも見られるのですね。コウノトリは私の名刺写真にしている好きな鳥なので嬉しかったです。
↓緑多き山野

やがて、佐用に出ましたので、ここからは山陽自動車道に乗り、西へ急ぎ美作国すなわち岡山県北部へと入ります。
岡山県北部には美作三湯と呼ばれる有名温泉地三か所がありますので、そのどこかに泊まりたいものです。露天風呂にゆっくり浸かってみたいな(笑)
ということで、山陽自動車道をしばらく走ると勝央サービスエリアに至りましたので、ここで休憩し宿泊先を決めることにします。
勝央SAで落ち着いて検討してみました。すでに美作三湯のうち湯郷温泉は通過してしまっているので、残るは奥津温泉か湯原温泉になります。どちらも名湯ですが、湯原温泉のほうが大きく宿も多いので飛び込み宿泊では安心です。
それから、時間がまだ余裕があるので、どこかもう一か所観光したいと思い、道路地図や勝央SAの観光マップで検討したところ、湯原温泉に行く途中に「神庭の滝」といういかにも深山幽谷らしきスポットがあること分かりました。
よし、神庭の滝~湯原温泉へ行くことに決定です!
↓中国山地の山間部の田園風景

山陽自動車道を西へ走り、落合インターで高速を降り、再び出雲街道を走り、中国勝山で北へ折れ、神庭の滝に至りました。
「神庭の滝(かんばのたき)」は西日本随一の迫力を誇る滝とのことで期待が高まります。
ここは有名観光地のようですが、梅雨時の平日午後3時頃ということで、ほとんど観光客は居ませんでした。駐車場にクルマを止め整備された遊歩道を15分ほど登ります。(駐車料金無料、入山料300円)
↓季節柄でしょうか、水量が豊富な渓谷が目の前に広がります。

↓この深山幽谷の雰囲気は素晴らしいなあ・・・まるで奥入瀬渓谷のようです。

↓水滴がしたたり落ちる

↓これは「玉垂の滝」と呼ばれているとのこと

↓ひのきチップを含んだ舗装道の向こうに巨大な滝が見えてきました。神庭の滝です。

↓近づくと橋(滝見橋)がかかっており滝と川の景観が見事です。

↓良い滝ですね。

神庭の滝は「日本の滝百選」にも選ばれた、高さ110m、幅20mの西日本最大級の名瀑だそうです。
この水系は、中国山地を南流し、岡山市を流れ瀬戸内海に注ぐ旭川の支流神庭川の源流地帯にあたります。
神庭の滝の付近は深い中国山地のど真ん中で、水量が豊富で迫力がありました。

↓接近するとマイナスイオンいっぱいで滝の轟音も響き渡ります。

↓ライトトーンで薄味で撮影してみます。

↓トイフォトでアンダー気味に撮影してみます。

↓柔らかめに撮影

↓最後は右下の紫陽花にピントを合わせて滝をバックに撮影してみました。

←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。