模糊の旅人
mokotabi.exblog.jp
  Top ;Log-in
2018年 05月 28日 |

ご心配をかけました骨折事故の件ですが、ようやくギプスが取れ、サポーターを巻いてのリハビリとなりました。あと三週間もすれば、サポーターもはずして、普通の生活に戻れそうです。

f0140054_09124293.jpg
皆様からいただきましたお見舞いや励ましの声に元気づけられ頑張れました。本当にありがとうございました。感謝いたします。これからも、トラベルジェイピーの旅行ガイド記事や当ブログをご愛顧いただきますようお願い申し上げます。



さて、冬のマルタの記事は、マルタ考古学博物館の三回目で、青銅器時代とカートラッツの謎です。


マルタの巨石文明はなぜか紀元前2500年ごろ突然滅亡しました。これも大きなミステリーです。
紀元前2500年ごろに何があったのか?
地中海の古代文明のマルタ中心時代は幕を閉じます。やがて文明の中心は東へ移り、古代オリエント、エジプト、ヒッタイトといった文明が勃興してきます。


その後はマルタでは普通の青銅器時代となります。これについては、考古学博物館の三階に BRONZE AGE として、紀元前2500年頃から紀元前1000年頃の出土品が展示されています。

f0140054_09132692.jpg
青銅器時代といっても金属製品だけではなく甕や壺などの陶器類が多く見られます。やはり農業主体の文化があったようです。同じ農業文明でありながら、巨石神殿時代とこの青銅器時代の断絶も謎のひとつです。滅亡した巨石神殿文明の担い手ではなく、新たにマルタに渡って来た人々が青銅器時代の遺跡を残したとする学説が主流のようです。

以下、青銅器時代の発掘遺物展示の写真を9枚、ごらんください。

f0140054_09135173.jpg
f0140054_09135701.jpg
f0140054_09140111.jpg
f0140054_09140546.jpg
f0140054_09140984.jpg
f0140054_09141333.jpg
f0140054_09141646.jpg
f0140054_09141984.jpg
f0140054_09142164.jpg


マルタの古代の謎の一つとしてカート・ラッツがあります。これは、岩の上にレールのように平行に穿たれた溝のような遺物で島内各所にあります。車輪の轍跡にしては崖の上に多くあるのが理解に苦しみます。おそらく青銅器時代に出来たと思われることから、考古学博物館の三階に展示されています。これも本当に不思議な遺跡です。


↓カートラッツ展示室入り口

f0140054_09161679.jpg
↓上に乗って見れるようになっています。

f0140054_09164974.jpg
↓カートラッツのアップ

f0140054_09165302.jpg
↓カートラッツの分布

f0140054_09165639.jpg







↓Travel.jpの旅行ガイド記事もよろしく!




にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ
にほんブログ村 ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
2018年 05月 22日 |

マルタ考古学博物館の二回目の今日は、博物館の目玉であるマルタのビーナスとスリーピングレディーです。


マルタ巨石文明使役から出土した女神像で驚くのはその豊満なフォルムです。特に通称マルタのビーナスと呼ばれる像は、ハジャーイム神殿から発掘された約4500年前のもの。古代の女性女神像は豊かな身体つきのものが多いのですが、特にマルタでは巨大で印象的な体形の像が多く、当時の美意識を感じさせます。マルタに伝わる伝説では、こうした巨女が巨石を運んで神殿を造ったとされています。


↓マルタのビーナス

f0140054_08180205.jpg
このボリューム感がすごいですね。日本の土偶に比べると、リアルな表現でモデルがいたことを思わせます。

f0140054_08180500.jpg

女神像は多数ありますが、顔がないものが多いのが不思議です。別に顔だけの像も多数発見されていることから、顔の部分は嵌め込み式であったと思われます。でも、なぜ嵌め込み式の像が多いのかは諸説あり解明されていません。

f0140054_08190493.jpg

↓顔の部分

f0140054_08192722.jpg
こうした豊かな女神像は、豊穣の祈りと関係しているようで農業主体の文明であったのは確かです。ひょっとして、地中海沿岸に広く見られる大地母神のルーツとなったのかも知れません。

f0140054_08195630.jpg

一階の最奥には、眠れる女神像一体だけがある展示室があります。小さく暗い部屋ですが神秘的なムードいっぱい。ここにあるのが博物館の至宝、一番人気の通称スリーピングレディーです。

f0140054_08204021.jpg
実に洗練された曲線で構成されており、マルタの古代芸術の最高傑作です。この女神像は、ハイポジューム地下神殿から発見されたもので、なぜ横たわっているかについては諸説あり、これもミステリーです。

f0140054_08210292.jpg
f0140054_08212068.jpg

装身具などの小物も出土しており、巨石だけでなく繊細な部分の芸術性も感じました。


↓角か牙のペンダント

f0140054_08241224.jpg
f0140054_08241726.jpg

f0140054_08250048.jpg
f0140054_08251095.jpg
f0140054_08251322.jpg
↓貝でつくられた鳥のペンダント

f0140054_08255326.jpg
↓牛の角に挟まれた鳥

f0140054_08255724.jpg
↓物差しと思われます。

f0140054_08260179.jpg
↓レリーフに残されている動物は、山羊と豚と羊です。これらは犠牲獣でもあるので、宗教的な意味合いがあるのかも知れません。

f0140054_08264504.jpg






↓Travel.jpの旅行ガイド記事もよろしく!




にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ
にほんブログ村 ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。

PageTop
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Starwort Skin by Sun&Moon