模糊の旅人
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2019年 04月 30日 |

カルタゴのローマ時代の遺跡と野鳥ヤツガシラの話です。平成最後の更新になります。


ピュルサの丘から、海に降りていく途中に、ローマ時代のカルタゴ遺跡「ローマ人の住居 Villas Romainers」があります。

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ここは、ローマ時代の裕福な住民の住居遺跡で、階段状に住居跡が見られます。

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古代ローマ人の上流家庭の生活が垣間見られる必見の遺跡でしょう。

丘の中腹のなだらかな傾斜地にあり、いわば古代の山手の住宅街といった雰囲気。現在もこのあたりは高級住宅街で、はるか古代から連綿と人々が暮らしてきた長い歴史の重みを実感できます。


花に埋もれた所もあります。

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ローマ人の住居跡には、現場に残された像やモザイクもあり、とても興味深いです。

↓海も望めます。

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特にモザイクは列柱回廊のあるヴォリエールの別荘と呼ばれる屋敷のものが一番。今でも現場に色合いが残る素敵な遺物で、古代ローマ人の優れた芸術感覚がそこにあります。

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現場に残されているモザイクという意味では、モロッコのヴォルビリス遺跡 ほど大規模ではありませんが、私が気に入ったのは、野鳥のモザイクがとても多いという点です。

以下、鳥関係のモザイクをご覧ください。

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↓中でも、私が感動したのは野鳥ヤツガシラのモザイクがあった点です。

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ヤツガシラは、個体数は多くないものの世界的に分布する綺麗な野鳥で、イスラエルの国鳥でもあります。英語でフープー、イランでフドフド、中国でフーポーポーと俗称されますが、これらは、ヤツガシラの「ポポーポー」と言う鳴き声から来ています。
そのヤツガシラの鳴き声は、こちらの日本野鳥の会のページ でお聞きください。

日本では、旅鳥としてまれに見られる珍鳥で、昭和天皇が皇居の庭で発見し、侍従に「双眼鏡を持ってこい」と命じたところ、侍従が「お芋を見るのに双眼鏡が何故いるのですか?」と聞き返したという有名なエピソードがあります。里芋類にヤツガシラというのがあるので侍従が勘違いしたわけです。


↓そのヤツガシラの写真です。

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↑ヤツガシラの特徴である冠羽(頭の上の飾り羽根)が閉じたものしか撮れなかったので、以下にウイキペディアより写真をお借りして、冠羽の開いた状態のヤツガシラの姿を掲載します。

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↑冠羽が八つあるように見えることから「ヤツガシラ」という和名がついたそうです。


↓この後、お土産店を回った際、ヤツガシラの意匠のモザイクを見つけましたので、自分への土産として購入しました。

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↑モザイクは、チュニジア土産のひとつとして人気があります。ファティマの手や駱駝などの動物意匠のものが多いのですが、ヤツガシラ模様を見つけて嬉しかったです(笑)


チュニジアで注目されてきたヤツガシラは、古来、はるか日本でも注目されてきた野鳥で、正倉院の宝物の中にも、ヤツガシラが描かれたものが多数あります。もし今後、正倉院展に行かれたら、ぜひ注意してご覧ください。

↓ヤツガシラが描かれた正倉院宝物の一例

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↓イスラエルの記念コイン:国鳥のヤツガシラ(Hoopoe)
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古代ギリシアのアリストパネスは『鳥』で冠羽=王冠連想からヤツガシラを「鳥の王」としています。『旧約聖書』の「エステル記」にも登場します。このヤツガシラについては、まだまだ書きたいことがありますが、いささか話が脱線してきましたので、このあたりで終わります。







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2019年 04月 23日 |

LINEトラベルジェイピーの旅行ガイドで、私の「焼き物好きなら必見!チュニジア有数の陶器の街ナブールを歩こう!」という記事が公開されました。
チュニジア随一の陶器制作の街で人気がありますので、ぜひ↓お読みください。





当ブログでもこの旅行ガイド記事とタイアップして、より詳しく紹介していきます。

ただ、カルタゴの紹介が終わっていませんので、併行してブログ記事を書いていきます。




ナブール市は日本の瀬戸市と姉妹都市で、古代バビロニア以来の陶器づくりの伝統を誇ります。本格的に発展したのは17世紀で、これはスペインを追われたアンダルシアの職人が釉使用の製陶技術を伝えたことによります。


チュニジアの陶器製造地としては、もう一つジェルバ島のゲララがありますが、ナブールのほうが規模が大きいのでポピュラーです。


チュニジアのほとんどの家庭にはナブール焼きの陶器があります。日常食器から花瓶・趣味的陶器まで幅が広くバラエティに富んだ製品が販売されています。ちょうど日本における瀬戸焼きや有田焼きのような感じですね。


そこで、おすすめしたいのはナブール焼きの陶器製作所を見学することです。ナブールには多くの見学可能な陶器工房兼販売店があります。中でも政府公認の職人さんがいて値札のある定価販売の店なら安心して買い物ができます。


↓工房の入り口

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ナブール焼きは基本的に手作りの陶器で、丁寧につくられていますが、さほど高価ではないので、我々観光客のお土産にも最適です。


轆轤による成型は主に男性職人の仕事で、大量生産はできません。

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絵付けや色付けは女性職人が多く、繊細な技術を要する丁寧な仕事です。

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こうした工房の陶器制作過程を見学してから、お好きなナブール焼きを購入しましょう。チュニジア旅行の良い思い出となります。

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私はカルタゴのトフェで見たタニト女神のシンボルをかたどった鍵掛け陶器がありましたので、「これだ!」と思わず飛びついて買ってしましました(笑)
↓他では見られないタニト意匠作品ですので、大事に使いたいと思います。

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↓食器としては、日常使用できるシンプルで安価な皿を買いました。

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2019年 04月 18日 |
今年の桜の時期は、忙しくて大きな遠征ができなかったのですが、自宅からクルマなら一時間弱でアクセス可能な、奈良の二上山麓に行ってきました。

竹ノ内街道を軽快にドライブし二上山ふるさと公園に到着。クルマを駐車場に入れてハイキングの開始です。

二上山雄岳をバックに公園の桜を撮影しました。まずは、以下その三枚をご覧ください。
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そこから北へ向かいます。途中の田舎道は、のどかで癒されます。

↓二上山と菜の花
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↓道端に咲く紫のスミレと白いスミレ
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野の花や野鳥を撮影しながら、好物の土筆を採ったりして、のんびり歩いていると、やがて目的地の専称寺(せんしょうじ)に到着しました。
ここは、友人の画峰さんに教えてもらった桜鑑賞の穴場で、とても小さな寺。私にとってははじめての訪問です。
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この時期だけに開かれる山門を入ると見事な枝垂れ桜が迎えてくれます。
これがなんと、たった一本の大きな桜の古木で推定樹齢200年超。本当に素晴らしかったです。
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↓うまく撮られた我峰さんの写真も許可を得て掲載します。
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以下は、私の専称寺一本桜のアップ作品です。
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まさに貴重な銘木といえるでしょう。我峰さんに感謝!

↓桜だけでなく、苔も見事で、桜の花びらが落ちて風情があります。
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専称寺で桜を満喫した後は、折り返して南へ向かい、石光寺(せっこうじ)を経て当麻寺(たいまでら)へ歩きました。


当麻寺は大きな寺で、桜も多く、有名ですね。私もこれまで何度か来ています。
以下、当麻寺の桜を6枚ご覧ください。
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のどかな里山の春を、半日、存分に楽しんだ感じで、とても良かったです。いろいろ寄り道をしながら、合計10kmくらいのハイキングでした。
やはり、都会の喧騒を離れた静かで自然豊かな場所は心がなごみます。リフレッシュできましたので、これからの仕事も頑張れそうです。

専称寺の一本桜に感動しましたので、来年もまた来ようと決心しました。
来年は一日時間をとって、二上山への登山も行いたいです。







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2019年 04月 12日 |
今年の桜を掲載します。今日は大阪篇です。

近所の公園や寺院で桜が開花しました。今年は例年より遅く、昨年秋の台風の影響から折れた枝があり、少し寂しげですが、桜が華やかに咲くと気持ちの良いものです。

それでは、花の世界を楽しんでください。
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園芸植物たちも負けずに開花し、癒してくれました。
今日は青系を中心に園芸植物もいくつかご覧ください。
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次回は、桜~奈良篇~ をお送りします。








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2019年 04月 06日 |
非常に忙しくてチュニジア写真を現像整理する時間がないので、身近な花の写真をアップします。

三月から四月にかけて春の花が咲きだしました。
まずは好きなスプリング・エフェメラルと呼ばれる春の妖精のような小さな野草をいくつか撮りました。

近所の山で見られるのが、ショウジョウバカマ。
少し湿った場所に咲いており、色合いも様々で可憐な姿はなんともいえない風情があります。
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↓アップでやわらかめに撮影
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↓シハイスミレも可愛い花で素敵です。
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スイセンなどの園芸植物も近くの公園で見事に咲き誇っており、撮影を満喫できました。美しい花たちの競演をお楽しみください。
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