模糊の旅人
mokotabi.exblog.jp
  Top ;Log-in
カテゴリ:北海道( 39 )
|
2009年 08月 15日 |
今日は、非常に珍しい花を、ふたつ紹介します。

レブンソウ
北海道の礼文島の固有種で、絶滅危惧種です。
オヤマノエンドウに近縁の、高山に生えるマメ科の植物の一種です。
礼文島にはマメ科の植物がたくさんあり、なかなか同定は難しいです。レブンソウは紫色の花を上向きに咲かせるのが特徴です。
f0140054_18291757.jpg

ウルップソウ
ウルップソウは、日本では、なんと白馬岳の一部、八ヶ岳の一部、礼文島の一部の三ヶ所にしか分布しません!!
まさに、驚異的な隔離分布で、氷河時代の残存植物といわれており、もちろん絶滅危惧種です。
ゴマノハグサ科に分類されていましたが、最近はウルップソウ科として独立させるようです。
礼文島でも非常に数が少なく、きわめて貴重なため、詳しい生息地を公開することは出来ません。
今回の礼文島への旅では、花の終わった姿だけを見ることができました。
f0140054_1830115.jpg

OLYMPUS E-520 with ZUIKO Digital ED40-150mmF4.0-5.6

ウルップソウは、いずれの生息地でも、きわめて限られた地域に分布しているので、そこが盗掘されたり、気象異変で枯れたりしたら、もう取り返しがつきません。大切に保存していきたいですね。
せっかくなので、花の咲いた姿も御覧ください。↓(これは、白馬岳で撮ったものです。)
f0140054_1831084.jpg

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。貴重な花は特に大切にしたいですね。ありがとうございます。
2009年 08月 14日 |
昨日は、エゾニュウという巨大な花だったので、今日は逆に非常に小さな地味な高山植物を紹介します。
エゾウメバチソウです。この花は、ユキノシタ科の小さな花ですが、非常に可愛い花です。
五弁の花びらが白い梅の花のように咲いています。名前は、天満宮の紋章として有名な梅鉢紋に似ていることによるそうです。

礼文島では植物帯に踏み込めないのと、マクロレンズではないので、アップで撮れませんでした。
でも雰囲気は分かると思いますので、お楽しみください。
f0140054_1956094.jpg

f0140054_19564392.jpg

OLYMPUS E-520 with ZUIKO Digital ED40-150mmF4.0-5.6

↓せっかくなので、一応、マクロレンズで撮った花のアップの写真も載せてみます。ただし、これは礼文島で撮った写真ではありませんので、あしからず。
f0140054_19574370.jpg


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。小さな花も良いですね。ありがとうございます。
2009年 08月 13日 |
エゾニュウは、セリ科の草本の中では最大のもので、礼文島で咲く草本としても最大です。北の大地に天に向かって咲く巨大な姿は壮大です。いわば、シシウドの巨大版ですね。
礼文島には大きな樹木がほとんど無いので、エゾニュウの大きな花の塔は特に目立ちます。
多年草ですが、花が咲くのは一生に一度で、咲くと実をつけて枯れていきます。

アイヌの人たちは、食用としていたようです。別名ニョウサクという有名な山菜でもあります。また、茎が太いので、北海道には無い「竹」の代用として使ったそうです。
これで「ディジュリドゥ」という楽器を作った方もおられます。
f0140054_192094.jpg

f0140054_1933372.jpg

OLYMPUS E-520 with ZUIKO Digital ED40-150mmF4.0-5.6

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。アクセス34万件突破しました。ありがとうございます。
2009年 08月 12日 |
花ばかりでは、飽きますので、景色などの写真も入れていきますね。

礼文島の北部の最果ての海です。
「カモメ飛ぶ」
f0140054_1973960.jpg

OLYMPUS E-520 with ZUIKO Digital ED40-150mmF4.0-5.6

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。沖縄の海と全然違いますね、日本は広い。ありがとうございます。
2009年 08月 11日 |
この花は、今回の礼文島で一番よく見かけた花でした。
ただ、タカネナデシコやカワラナデシコとの分類は難しく、専門家である礼文島の花ガイドさんにお聞きすると、ほとんどは、エゾカワラナデシコだそうです。

私は、昆虫(特に蝶)や植物(特に高山植物)の分類同定は、図鑑を見ながら推理するクイズのようで、結構好きなのですが、このナデシコ類の同定は無理でした(笑)
f0140054_1854275.jpg

f0140054_18551435.jpg

OLYMPUS E-520 with ZUIKO Digital ED40-150mmF4.0-5.6

こちらは背丈が低かったので、ひょっとしてタカネナデシコかもしれません。
f0140054_1856583.jpg

OLYMPUS PEN E-P1 with M.ZUIKO Digital ED14-42mm F3.5-5.6

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。ナデシコ類は可愛いですね。ありがとうございます。
2009年 08月 09日 |
信州の山などでおなじみの、ツリガネニンジンも美しく咲いていました。
ハクサンシャジン(タカネツリガネニンジン)と区別が難しいのですが、高山型と思われるものもあり、そちらは、ハクサンシャジンかもしれません。
写真の花は、大型で背丈も大きかったので、ツリガネニンジンで間違いないと思います。キキョウ科の花です。

ちょっと背景をボカして、150mm側でアップで。
f0140054_17515187.jpg

周辺の雰囲気も描写するために絞って、40mm側の中望遠で。図鑑的な植物の写真は、周囲の環境が分かる、絞ったものが良いと言われる場合もあります。これは、これで、ありだと思います。
f0140054_17525189.jpg

OLYMPUS E-520 with ZUIKO Digital ED40-150mmF4.0-5.6

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。ツリガネニンジンは、珍しい花ではないですが、とても美しい花ですね。ありがとうございます。
2009年 08月 08日 |
礼文島を代表する花のひとつがこの、レブンウスユキソウです。
いわゆるエーデルワイスの仲間ですが、レブンウスユキソウは、花びら(苞葉)の幅はかなり太くてエーデルワイス(ウスユキソウ属)の中でも特に見事な花だと思います。絶滅危惧種です。

何より礼文島では、海岸近くでも自生しているのが、世界に例をみません。
礼文島南部に多く分布し結構見られましたが、なぜか北部では見られませんでした。不思議です。
f0140054_17334468.jpg

余談ですが、エーデルワイスとは、ドイツ語で、Edelweisすなわち「高貴な白」という意味です。
f0140054_17344912.jpg

OLYMPUS PEN E-P1 with M.ZUIKO Digital ED14-42mm F3.5-5.6

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。レブンウスユキソウは、礼文町の町の花として指定されています。ありがとうございます。
2009年 08月 07日 |
礼文島の海岸線から山々にかけて、トウゲブキが満開でした。
別名エゾタカラコウともいい、オタカラコウの仲間です。
風と霧の通り道の峠に多く、まさにトウゲブキだなあと思いました。普通の地形ならば峠付近は乾燥することが多いのですが、礼文島では、峠はむしろ霧の通過地帯になっており、湿度が高く、トウゲブキの生育に適しているようでした。

「トウゲブキのある風景」
f0140054_201137100.jpg

OLYMPUS E-520 with ZUIKO Digital ED40-150mmF4.0-5.6

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。一番目立った花が、トウゲブキでした。ありがとうございます。
2009年 08月 06日 |
旅から帰ってまいりました。また、これからも宜しく御願いします。

今回の旅の最大の目的は、礼文島の高山植物の写真を撮ることでした。
なにしろ、礼文島は、冷涼な気候で、風が強く年中霧が発生するため、海抜0mから高山植物が自生する、花の浮島なのです。
かかとを痛めている私にとって、日本アルプスの高山に登ることなく、野生の高山植物を見ることができる礼文島は、夢のような島でした(笑)

最高気温17度だった礼文島では、暖流と寒流が出あう関係で、天候が刻々と変わり、霧がいつも発生し、風も強く、高山植物を見るため低い山を歩き回るだけでもウィンドヤッケなどの防風着が必要でした。まさに、日本アルプスの高山帯を歩いているような気分でした・・・

「花咲き乱れる澄海岬」(礼文島)
f0140054_19422729.jpg

OLYMPUS PEN E-P1 with M.ZUIKO Digital ED14-42mm F3.5-5.6

そして、礼文島を楽しんだ後は、美しい山を擁する利尻島や、最果ての都市である稚内、サロベツ原生花園など北海道最北部の大自然も満喫してきました。徐々に写真をアップしていく予定です。

機材は最低限に絞り、E-P1+M.ZUIKOの14-42mmF3.5-5.6と、E-520+ED40-150mmF4.0-5.6という軽量コンビにしました。
これは、スナップや風景はE-P1の標準ズームにまかせて、花を小梅望遠ズームで撮ろうという目的でした。

というのも、礼文島では高山植物が厳重に保護されており、花を取ったり触ったりするのはもちろん駄目で、歩道から植物帯に「踏み込む」ことも禁止されています。高山植物の根が痛むのと、我々が無意識に運んでくる靴底の外来植物の種が生態系に悪影響を及ぼすからです。草むらに三脚を立てるなど、厳禁です。

踏み込めないということは、当然、望遠系が必須です。さらに、普通なら近づいたり遠ざかったりする人間ズームも出来ないので、望遠ズームが最適なのです。
換算80m~300mmで撮れる小梅望遠ズームは、超軽量でもあり、とても活躍してくれました。

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。これからブログを再開します。ありがとうございます。
PageTop
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Starwort Skin by Sun&Moon