ペルシアの記事が長く続きましたので、ちょっと中休みして、日本の日常の記事も久しぶりに載せてみます。
日本に帰ると、水と緑にあふれた日本の自然の豊かさが身にしみます。
やはり日本のフィールドに出て、野鳥や蝶や花の写真を撮りたいという気持ちになりました。
そんな折、写友の趣味人さんから、ハヤブサを撮りに行かないかとのお誘いがあり、渡りに船とばかりに喜々として行ってきました(笑)・・・なんともありがたいことです。趣味人さんには大感謝です。
先週のことですが、すべて趣味人さんの案内で、京都府南部の現地にかけつけました。
割と有名なポイントらしく、現地に到着するとすでにカメラの砲列が並んでいました。さっそく隅に入れてもらいハヤブサを観察しました。
はるか向かいの崖の上部にテラスがあり、ハヤブサが営巣しています。
非常に遠くて高い場所なのでハヤブサはこちらを気にしておらず、観察するには良いポイントです。
ただし、遠すぎて、私のカメラ機材ではとても足りません。
↓望遠端で撮影してもオリジナルサイズでは、こんな感じです。中央部の崖のテラスに左を向いて鳴いているハヤブサの仔が小さく写っていますが、お分かりになるでしょうか?

ということで、以下のハヤブサの写真は全てトリミングして拡大しています。ずいぶん画質は落ちますが、ハヤブサ生態観察の証拠写真ということで御覧ください。
しばらく観察していると、親鳥が戻ってきました。餌を運んできたのです。
↓後ろを向いて黄色い脚が見えているのが親鳥です。

↓右側を向いた親鳥です(雄か雌かは分かりません)。テラスの奥で、仔が羽を広げて餌を必死に食べています。

↓親鳥はすぐに崖を飛び立ち、再び餌を獲りに行きます。

↓仔たちが親を見送っていますね。

餌はほとんどムクドリなどの小鳥です。私が現地に居た時には親鳥は二回しか戻ってきませんでした。
なかなか餌は獲れないようです。空中スピードが凄いハヤブサとはいえ簡単にはいきません。猛禽も子育ては大変ですね・・・
雛鳥は4羽いました。だいぶ大きくなっていますが、まだ白い綿毛が羽の一部に残っています。
それぞれ巣のテラスで動き回るのですが、テラスの奥に行くと見えなくなります。
全部そろった写真はなかなか撮れません。
観察していると、しばらく親が戻ってこないのが幸いしました。親を探して崖から身を乗り出して、4羽がやっと揃ってくれました。

「おかーさーん、おとーさーん」

羽の黒い部分の多いのが1番仔ですね。右から二番目の4番仔が白い綿毛が最も多いですね。

雛鳥たちは皆元気そうなので、今月中には巣立ちするかもしれませんね、
夢中になってハヤブサを撮影していると自然と一体となってしまったのか、蝶が目の前に寄ってきました。
↓横で撮影している趣味人さんの超望遠レンズにとまったヒメアカタテハ

↓三脚にとまったテングチョウ

↓崖の手前の木にとまってくれたオオルリ

野鳥も蝶も観察できて、とても良かったです。

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