コロナ禍下では、積極的な活動が出来ません。筆者は昨年より新たな写真展活動を企画していましたが、コロナ蔓延により見通しが立たず、やむなく中止することになりました。とても残念です。
筆者の旅ライター仕事も、これまで主力だった海外記事のアクセスが低下し苦労しています。
今、大阪はコロナ第四波で造幣局の桜通り抜けも二年連続中止となりました。桜撮影もままならず・・・
仕方がないので、地元の桜を三密を避けて、人の少ない折にそっと訪ずれ撮影し、ブログにアップしているわけです。
今日は、筆者の住む堺市など大阪南部の枝垂れ桜を特集アップします。枝垂れの風情をお楽しみいただければ幸いです。
枝垂れ桜(しだれ桜、糸桜)というのは、固定した桜の品種ではなく、形態がしだれる変異(植物ホルモンのジベレリン不足により枝上側組織が硬くならず垂れる性質の変異)です。遺伝的には潜性(劣勢)なのでその実生では枝垂れる形質が発現しない場合もあります。
形質変異ですから、いろいろな桜品種に枝垂れるものが発現する可能性があります。
一番有名なのは、エドヒガンの枝垂れ変種で、三春の滝桜、京都の醍醐大しだれ桜、奈良では 又兵衛桜 小糸垂れ桜 専称寺の桜、大阪南部では以下に紹介する 堺の滝桜 や 百滝桜 もその系統です。
さらに栽培品種のベニシダレも全てエドヒガン系で、一重では、前回紹介しましたヒトエシロヒガンシダレもエドヒガンの変種で、京都の 地蔵禅院の桜 や 円山公園の桜 もこれです。
エドヒガンは古い野生種(原種)で派生した子孫たちも長命なので、全国各地に名木が特に多いのです。
これらのエドヒガン系枝垂れ桜は、エドヒガンの早咲の性質を受け、3月中旬頃から早く咲きます。
↓筆者の近所にある堺の滝桜(福島の三春の滝桜の実生苗から育ったもの)
↓筆者のよく登る和泉市槇尾山麓には百滝桜(ももたきざくら)があり、これもエドヒガン系です。
今年はひときわ早く咲き、筆者が行ったときには終わりかけていました。例年より早く行ったのに、今年はさらに一週間早く開花してしまったそうです。まあ、ある意味、めったに見れない姿なので、散り初めの百滝桜もご覧ください。
↓以前撮影した満開時の百滝桜
↓やはり近所の河内長野市にある天野山金剛寺の枝垂れ桜 これも有名です。
いっぽう、八重系の枝垂れ桜は遅咲きのものが多いです。
↓以下は筆者の密かにお気に入りの近所の八重枝垂れ桜で、ソメイヨシノが散ってから咲きます。無名なので独占して撮影できます。
たくさん撮りましたので、ゆっくりお楽しみください。
最後に変化をつけて近所の枝垂れ桜撮影を楽しんだものを御覧ください。
↓軟調でパステルカラー風に
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でも都心のこの辺りでは、あまり見かけないので、貴重です。
京都には結構ありますが、住まいの近くにこんな綺麗な枝垂桜が見られるなんて、すごい幸運ですね。
他のと比べて特に優しい感じがして見入りました。
やや葉桜気味になっていても、葉が邪魔にならず、初々しいかんじで、
花の色ともども私も気に入りました。
しだれ桜しだれしだれて優美なり風のまにまに趣き変へて