昨年の晩秋に撮影した写真ですが、「神戸で世界の教会・寺院を訪ね歩く」シリーズの後編になります。
このシリーズの前編は こちら 、中編は こちら です。
中編の最後に紹介しましたカトリック神戸中央教会の前のパールストリートを西に5分ほど歩くと、イスラム教の神戸モスクがあります。Kobe Muslim Mosque が正式名称です。
ここは、1935年に建てられた日本で最初のイスラム寺院(モスク)です。主に、神戸在住のトルコ人、タタール人、インド人の出資により建造されたそうです。
↓神戸モスクの雄姿
↓正門
↓近くにあるイスラム料理専門店。神戸ハラールフードと書いてあります。
神戸には、上記のような海外の料理の店がたくさんあります。特に北野周辺には多いようで、ベトナム料理、ロシア料理、タイ料理など数え切れません。さすがグローバルな港町:神戸ですね。いずれまた、ブログで紹介しようと思っています。
神戸モスクを見学したら、そこから南へ下り、10分ほど歩き山手幹線の通りを渡ると、大きな神社である有名な生田神社に至ります。
↓生田神社の大鳥居
↓大鳥居と本殿の間にある「桜門」をくぐって参拝します。
生田神社は、神戸で一番大きい神社で、「神社に租税を治める民戸」という意味から「神戸」という名が生まれた由緒ある場所です。奈良時代から、現在の神戸市中央区一帯を社領としていたようで、神地神戸(かんべ)と呼ばれたとのことです。
祭神は、稚日女尊(わかひるめのみこと)で、神功皇后により創建されたと伝えられます。
↓生田稲荷大明神
↓生田神社本殿の北側には、鎮守の森でもある史跡「生田の森」が広がっています。
↓「生田の森」説明看板
↓神木の大きさを実感する中国人観光客
生田神社には外国人観光客があふれていました。特に中国人が多かったです。
↓いろいろ歌碑や句碑も立っていました。
なお、生田神社を囲むように神戸市中央区~兵庫区には小さな神社がたくさんあります。一宮神社から八宮神社まであり、これが「生田裔神八社」で、これらの神社を数字の順にすべて巡ることを八宮巡りといいます。これについては、長くなりますので、また稿を改めて、後日紹介する予定です。
さて、生田神社から西へ800mほど歩けば、中国的な関帝廟に至ります。この関帝廟は、三国志の英雄である関羽の他に大慈大悲観世音菩薩(聖観音)と天后聖母(媽祖)も祭っています。
↓関帝廟
究極の派手派手という感じでした。
もちろん、ここから南へ行けば有名な神戸の中華街:南京町に至ります。
以上、神戸でみられる世界の教会・寺院を三回にわたって紹介しました。
本当に、世界に開かれた国際的な文化都市:神戸ならではといえるでしょう。
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実際、様々な宗教の寺院も紹介されましたが、
生田神社のような伝統ある日本の神社の存在も大きいですね。
その名はよく聞知っておりましたが、写真を見ただけでも、訪れてみたい魅力があります。
神木のおはす生田の森行かな曲水の宴の雅びもゆかし
☆蛇足:雅語を使って古典的な詠み方をしましたので訳を付けてみました。
神木のあります生田の森に行ってみたいものです。(そこで行われる)曲水の宴の風流をも見てみたいですね。
私より一歳若い教会です。
この教会に負けずに頑張らないといけません。
生田神社のご神木はクスノキでしょうね。
立派なクスノキです。
曲水の宴はテレビでもよく見ます。
酒盃が、自分の前を過ぎるまでに和歌を作るのですから
すごいです。
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