↓外観はこじんまりした武家屋敷という雰囲気です。
ここは龍野の武家屋敷の内部の様子が見られる貴重な場所です。
↓玄関前
↓前庭縁側も見えます。
↓いよいよ中に入ります。
龍野は城下町として知られていますが、一般の武家の住まい内部を見学できる場が少なかったため、国土交通省の「街なみ環境整備事業」により、この武家屋敷の保存と公開活用がされるようになったとのことです。
建物自体を資料とする考え方で整備されており、特別な資料の展示はされていません。
すなわち、後からつけた余計な説明書きやパネル展示はまったく無いので、非常にシンプルな印象です。
これは私のような、旅カメラマンにとっては非常に嬉しいことで、これは有り難いと、いっぱい写真を撮りまくりました(笑)
↓シンプルな床の間
↓質実な中級武士の住まいという感じがよく出ています。
この武家屋敷の主屋は、天保8年(1837年)ころに建築されたもので、木造平屋建中二階付本瓦葺、約140㎡です。決して大きな規模ではありませんが、式台のついた玄関から入り、控えの間から8畳の座敷に至る格式ある構成の武家屋敷です。およそ二人扶持の中流武士の住宅と考えられ、江戸時代の武家の生活を知ることのできる貴重な遺構です。
↓和の屋敷の田の字形の美しい構成が見て取れます。
↓井戸も良いですね。
↓前庭もこじんまりと設えられているようです。
↓庭の紫陽花も控えめに咲いています。
↓中庭奥に離れが見えます。きっとご隠居さんが住んでいたのでしょうね・・・
和の気品を感じる武家屋敷で、とても気に入りました。
カメラマンとしては、いろいろ昔風の雰囲気に撮影してみたくなる場所です(笑)
↓そこで、アートフィルターのヴィンテージで2枚撮影してみました。
↓最後に塀に寄ったアングルで撮影して、武家屋敷資料館を後にしました。
←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
国名の間違いのご指摘ありがとうございました
旧ユーゴに行きたいという主人の希望と、「魔女の宅急便」や「紅の豚」のモデルになったという噂のドブロブニクへ行って見たかった私・・
その他の訪問地はガイドブックに任せて楽しんできました
あんまり年代にこだわりたくないのですが、露風をはじめ古き良き時代の町ですから、
それに関心を持ち、また理解も深いとなると、それなりの年代になってしまいます。
と言いますのも、こうしたお屋敷を見ると、規模はずっと小さくなりますが、
昔の中流の戸建ては、構えや設えがこれと同じようだったなと、思い出されるのです。
今は戸建てでもすっかり様変わりしただけに、和風の家への懐かしさがあるのです。
田の字型の和室など、戦後はプライバシーの無さが問題になりました・・・
また濡れ縁など、今は殆ど作られないでしょうが、
ここには日常些事の沢山の思い出が繰り広げられた場所なのです。
濡れ縁に井戸に田の字の部屋構へ昔の日本偲ぶよすがよ
紫陽花や二人静のひそと咲く中庭ゆかし苔も美し
ポチ♪