模糊の旅人
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ヤズドで築200年のトラディショナルホテルに泊まる! ペルシアの旅(10)
2015年 06月 17日 |
ヤズドでは築200年のホテルに宿泊し、ちょっとしたカルチャーショックを味わいました。

そこで、たびねす記事でも、同じ題材でホテル紹介を1本書いてみましたので、ブログと併行して、お読みいただければ幸いです。
以下の記事です。どうぞよろしくお願いします。

(14)イラン・築200年の歴史的ホテルに泊まる!




ここは、キャラバンサライの古い伝統を引き継ぐホテルで、ユネスコから表彰されたそうです。
キャラバンサライ(隊商宿)という言葉はペルシア語から来ており、シルクロードを旅する隊商たちの宿泊と交易の施設でした。一般的には、四角い中庭を取り囲んだ二階建ての建築物です。

↓ホテル入り口は、日干し煉瓦のベージュ色の門構えが印象的です。上部にはバードギール(風採り塔)があり、いかにもヤズドらしい建物です。
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↓中庭には巨大な天幕が貼られ、ペルシア絨毯の敷かれた高床式のチャイハネ(喫茶)があり、その周りは椅子式のレストラン席になっています。
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↓珍しいので巨大天幕を見上げて撮影
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↓レストランは基本的にバイキング方式で、お好みのペルシア料理が楽しめます。一回目の皿は野菜中心にしました。
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レンズマメや小麦の煮込みスープ、ラム肉のケバブ、季節の野菜や果物が美味しいです。ただ、現代的に洗練された料理ではないので、日本人の口に合わない種類の料理もあるようです・・・

↓中庭のマスコットとして飼われているインコ。とても大人しかったです。
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天幕の張られた中庭の周囲の二階建ての建物は、ホテルの宿泊室です。
部屋数がさほど多くないので、各種ある部屋から自分の希望する部屋に宿泊できない場合もありますが、ひとつひとつの部屋の違いが伝統的ホテルの個性ですので、あえてそれを楽しむべきです。

↓中庭階段から部屋入り口付近を撮影
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また当然エレベーターはありませんが、小高い中庭を取り囲む宿泊室は、二階建てといっても中二階と半地下の構造です。また各部屋には、中庭から直接専用の階段で行く形になり廊下はありません。
したがって、どの部屋にも半分の高低差で行けるので、意外に楽で簡単です。

↓これが部屋の鍵!
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部屋のドアの外側上部にチェーンがつけられており、それをドアの上の輪と南京錠で結びつける方式なのです!
これにはいささか驚きますが、カード式のように自動ロックで締め出される心配はなく、原始的であるゆえの安心感があります。

このホテルは、築200年だけあって、部屋の壁や柱などに古さを感じさせる部分もありますが、そうした古い構造を生かしながらも、改装はされており、ペルシア式に慣れさえすれば快適に滞在できます。
現代的ホテルでは味わえないアナログ的良さというのもあるのです。

↓私の部屋は標準的でしたが、ベッドが三つも並んでいました。おかげで広々と使えました(笑)
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わざわざ端っこに寝てもなんなので、真ん中のベッドに寝たのですが・・・

↓真ん中のベッドの上の壁に描かれたペルシアのお姫様がじっと見つめているようで・・夜中にうなされました(汗)
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ヤズドは、ササン朝ペルシアの王族の避難地で、最後の皇帝ヤズデギルド3世の皇妃や王女が、アラブ人イスラム教徒に追われて姿を消したとされる聖地「セティ・ピール」や「チャク・チャク」があります。
そのペルシアの悲劇の女性たちの話が頭にあり、濃い眉毛のくっついたペルシア姫様の絵画が怖い連想を誘ったようです・・・・

↓部屋のソファー
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ソファーの模様も良いです。ベッドはペルシア織物のカバーが掛けられ、床にはペルシア絨毯が敷かれています。
いずれも古めかしくもモダンな感じがしました。

↓時計と南京錠
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↓鏡とランプスタンド
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↓朝の中庭・・・もちろん朝食もバイキング方式です。
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いやあ、骨董品に囲まれて生活するような雰囲気になるホテル滞在でした。

ちょっとした不便さや古さを面白い体験機会と考えて、余裕を持って楽しむことが、伝統的ホテル利用のコツのようです。

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by mokonotabibito | 2015-06-17 16:36 | イラン | Trackback | Comments(7)
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Commented by youshow882hh at 2015-06-17 18:11
こんにちは。 ゆーしょーです。
築200年とはすごいホテルですね。
食堂も広々しています。
部屋にはベッドが3台も並んでいますね。
私なら向かって右の窓際へ寝ます。
真ん中はどうも落ち着かないです。
ポチ♪
Commented at 2015-06-17 20:15
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Jupiter at 2015-06-18 16:25 x
築200年とはすごいですね^^
イランは、地震はないのでしょうか?
そういう歴史的なホテルに泊まるのも、
面白そうですね。
お部屋の女性の絵は、確かに怖いです。。。
Commented by Lago at 2015-06-18 16:30 x
キャラバンサライーーこのネーミングだけで、エキゾチックな気分になりますね。
そしてこの紹介ブログを見ていますと、それが単なる夢想ではない事が実感されました。
私自身、海外の旅で外観を見る事は何度かありましたが、泊った経験はなかったです。
ユネスコのお墨付きだけあって、このヤズドの外観はシックですし、巨大天幕には圧倒されて、とても立派。
さすがは砂漠の民、必需品の天幕をこうした装飾誂えに利用しているのはお見事です。
ただベッドカバーやソファーの類いは、わたくし的には抵抗がありますね。
確かに上質な織物で高級感はありますが、何となくおどろおどろしく、
安らぐ部屋としては圧迫感があって、落着きません。
やはり砂漠の男が寝る部屋ですね。
模糊さんがうなされたのは、あながち姫の画像のみではなく、
このインテリアが、深層心理に働いたのでは・・・と私にはそんな気がします。
それこそが文化の違いで、模糊さんは異文化を求めての旅なのですから、
これも貴重な体験には違いないです。
ともかく興深い紹介ブログでした。「たびねす」でもキャラバンサライを楽しみました。

キャラバンサライひと夜ベッドにまどろめばペルシャの姫の夢に現(あ)れたり
Commented at 2015-06-18 21:11
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2015-06-18 23:24
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Commented at 2015-06-21 17:05 x
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