冬の公園では、野鳥観察のポイントがあります。
水鳥系は水場を回れば良いのですが、野山の鳥の場合、昆虫がいなくなり秋の実物も終わっています。
食べ物が少なくなってきますので、野鳥の寄ってくる限られた樹木を探すことが大切です。
この時期の公園では、私はまずアキニレの木を探します。
アキニレの実は、2月頃まで残っていますので、梅などの早春の蜜花が咲くまでの、野鳥にとっては貴重な食料源なのです。
一昨日も、アキニレに集うアオジ、メジロ、マヒワなどを観察していたら、フィーフィーと口笛のような声が聞こえてきて、アカウソが姿を現しました!
アカウソは、少数のグループで餌場を巡回しており、あまり人を怖がらず、無心にアキニレの実をついばんでいました。
真下から観察していると、アカウソの食べた実の外側である、アキニレの実殻カスが、上からぱらぱらと降ってきます。
じっと静かに観察して、無害感を発散して、そーっと写真を撮らせてもらいました。
アカウソの雌は、ちょっと地味ですが、なかなか上品な美しさがあり、雄とはまた違った魅力がありました。
雄のように喉元は赤くないのですが、胸~腹の部分にほんのり赤みがあり、これがアカウソの雌の特徴です。
それでは、アキニレの実をついばむ雌の姿を、じっくりとお楽しみください。
OLYMPUS E-5 with ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD / EC-14 Teleconverter
←もしよろしければ応援ポチお願いします。無闇に近づかず、自然に溶け込み優しく野鳥を観察しましょう。御覧いただき、ありがとうございます。
でもメスも渋い色合いで、これもなかなか綺麗です。
ラス前の翼を広げた一枚がとても気に入りました!!
木に止まっている野鳥を撮影するのは、なかなか難しいと思います。
背景・空とのコントラスト差が大きいので、
露出補正を上手くやらないと、真っ黒に撮れてしまいますね。。。
お写真のアカウソはよく撮られていると思います。