模糊の旅人
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借用カメラ NEX-5N で花を撮る! 後編 ~秋の夜長のカメラ談義(7)
2012年 11月 02日 |
NEX-5Nで撮影した秋の花の写真の最終回です。
場所は、もちろん、ホームグラウンドの「花の文化園」です。

オールドレンズのプラナーについてのマニアックな話を読みたい方は、下のMoreをクリックして御覧ください。
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SONY α NEX-5N with Makro-Planar T* 60mm F2.8C Y/C

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More オールドレンズのプラナーについてのマニアックな話を読みたい方はこちら・・・

昨日は前向きのイメージセンサーの話でしたが、今日は後ろ向きのオールドレンズの話です。

オールドレンズというのは際限がない深い沼ですので、ある程度のテーマ性が必要です。
私の場合、そのテーマは、ひとつは「軟調系部門」で、もうひとつは「ツアイス系部門」です。

いずれも現代レンズでは表現しがたい味があるところが魅力なのです。
オールドレンズと言うのは、アダプター経由で現代のデジタル一眼で利用でき、将来も新型カメラで新たな表現を身に着けていくという楽しみもあります。
また、マニュアルレンズは適正に扱えば一生使える代物なので、費用対効果という面からも、有用性が十分あると思います。

「軟調系部門」は、アンジェニューやライカの古いレンズが主になるのですが、まだそんなに集まっていません。
そこで、今日は「ツアイス系部門」の中の、特にプラナーのレンズの話をします。


銀塩フィルム時代、あこがれのレンズは、コンタックスの一眼レフ用のツァイスレンズでした。

なによりも、その深みのある発色の良さが魅力でした。

コンタックス一眼レフは、カメラボディに関しては、いまいちだったのと、レンズの値段が高く、若き日の私には、ちょっとシステムとして揃えるのは無理でした。

ただ、センサーが重要な現代のデジカメと違い、銀塩カメラでは、同じフィルムを使った場合、写真の差が出るのは、レンズです。

当時、私はニコンF3を使っていました。カメラとしては断然ニコンF3が優れているのですが、プリントすると友人のコンタックスRTSで撮った写真のほうが美しい。。。

その友人が使っていたレンズがプラナーだったので、私にはプラナーコンプレックスがあるのです(笑)


当時、コンタックスの一眼レフを作っていたヤシカはもうなく、引き継いだ京セラも、カメラ事業から撤退しています。

現代版のツァイス銘レンズは、ソニーやコシナから出ていますが、私の思い入れが深いのは、やはりヤシコンと言われる旧版のツァイスレンズです。

幸いなことに、最近は、ヤシコンのレンズは中古市場に比較的多く流通しており、値段も非常に安くなっています。
これは、ヤシコン難民と言われるカメラボディが無くなったユーザーが、デジカメ時代になって、どっと下取りとして手離したからだと思われます。日本人は付和雷同の国民性から、これからはデジカメとなると一斉に移行するので、フィルムカメラは暴落し、それにつれて古いレンズも下落しました。
ヤシコンのレンズは昔は高価だったことから、大切に使ってきた人が多く、割と良品が手に入れやすいのが特徴です。

オールドレンズ好きとしては、助かる状況ですが、中古市場というのは、一期一会の出会いの面白さですので、あまり計画的に無理矢理集めるのは味がありません。
ということで、何年も前から、頭の隅にツァイスレンズのラインナップを浮かべて、中古カメラ店やオークションなどをぽつぽつ探って、少しずつ拾ってきました。
どれも、安くて程度状態が良いというのが条件なので、時間がかかりましたが、一応、プラナーに関しては、自分の中では必要ラインをコンプリートしました。
それが以下の写真です。

↓わがプラナー五人衆
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後列、左からNEXに装着しているのがマクロプラナー60mmF2.8C、その右の大型レンズがプラナー85mmF1.4 です。
前列、左から、白っぽいチタンカラーがプラナーG45mmF2、中央のレンズがローライプラナー50mmF1.8、右端がプラナー50mmF1.4 です。

もちろん、プラナー銘のオールドレンズは、まだまだ沢山の種類があるのですが、私は全部を並べて楽しむコレクターではないので、必要な画角とF値のものがざっとが揃えば、それで十分です。

今、一番、はまっているのが、マクロプラナー60mmF2.8C です。
このレンズは、ハーフマクロなのですが、等倍撮影のできるマクロプラナー60mmF2.8が570gもあるのに対し、たったの260gしかなく、体積も小さいので、非常に使いやすいレンズです。

特に、現代のNEXやマイクロフォーサーズで撮れば実質クロップされるので等倍近くまで撮影でき、しかもミラーレスの小型ボディにバランス良くマッチするのです。

マクロ撮影では、現代レンズでもマニュアルフォーカスで使うことが多いので、全く問題ありません。むしろ、NEX-5Nではピーキング表示が出来るので、絞りリングのあるマニュアルマクロレンズのほうが、現代の絞りのないAFレンズより使いやすいと感じます。

写りは、まさに私がツァイスに期待する深みのある発色をしてくれるので、お気に入りで、最近はこのマクロプラナーを相性の良いNEX-5Nに付けっぱなしで愛用しています。。。ということで、このレンズで撮ったのが本記事の「借用カメラ NEX-5N で花を撮る!」に載せた花の写真たちです。
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次に、プラナー85mmF1.4 は、ツァイスの看板レンズであり、数々の伝説を生んだ逸品です。
このレンズについて、くわしくは、こちらの記事 を御覧ください。

とにかく、写りは良いものの、当時のコンタックスの一眼では、絞り開放でピントを合わせるのは至難の業とされた名レンズです。
評判から買ったものの使いこなせない人が多かったとみえて。中古市場では、良品がたくさん出回っています。
ところが、現代のデジタル一眼に装着した場合は、背面液晶やEVFで、拡大してピントを精密に合わせることが出来るので、このレンズの欠点が解消されたのです!

私もこのレンの描写が好きなのですが、本来は人物撮影orポートレート用のレンズなので、被写体が問題です(笑)

↓このプラナー85mmF1.4 で撮った写真です。
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三番目の、チタンカラーのプラナーG45mmF2は、コンタックスG1用の標準レンズで、私にとっては、かつてG1でビオゴンとともに愛用していたレンズです。
スロベニアの蚤の市で、ジャンクカメラですがコンタックスG1を買い戻してから、そのG1用のレンズとしてビオゴンとともに後日、日本で良品を手に入れました。
つまりは、出戻りレンズですね(汗)

コンタックスGシリーズ用のツァイスレンズは、小型で優秀でリーズナブルと三拍子そろった名レンズ群なのですが、母艦たるコンタックスGシリーズが製造中止になって、ピントリングがないレンズのため、費用をかけてライカ用に改造する以外は手だてが無く、いわば死蔵されていたレンズ群でした。

ところが、最近、フランジバックの短いデジタルのミラーレス一眼機が誕生し、しかもマウントアダプターにピント操作機能が付くようになって、一気にGツァイスが蘇えったのです!!
これは、オールドレンズファンには衝撃的なことで、叩き売りされていたGシリーズ用レンズの中古価格が急に上昇しました。
とはいえ、ツァイスレンズとしては、もとがリーズナブルなので、私でも買い戻すことができたのです。

プラナーG45mmF2の写りは、抜けが良いのが特徴で、ヤシコンの一眼レフ用プラナーよりはクセがないと思います。
私は、今はこのレンズは、ビオゴンとともにコンタックスG1に付けて、本来のフィルムカメラ用に使用しています。
コンタックスG1が壊れたら、ミラーレス機につけて楽しもうと思っていますが、コンタックスG1はまだまだ元気です(笑)

↓プラナーG45mmF2をコンタックスG1に装着して、ネガフィルムで撮った写真です。
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四番目の、ローライプラナー50mmF1.8は、以前のフォトパス感謝祭のチャリティーオークションで、斉藤功一郎先生の愛用品の出品を、安く落札したものです。そのオークションの模様は、こちらの記事 をご覧ください。

このレンズは、斉藤功一郎先生が説明されたように、柔らかい写りが特徴で、ヤシコンのプラナーとは味わいが違います。
これは、ローライプラナーのレンズ設計によるものなのか、ローライ独自のHFTコーティングによるものなのか、、、、レンズ構造図を見ると同じようなので、多分ツァイスのT*コーティングと相当違うと言われているHFTコーティングによる可能性が高いです。
それはともかく、いわば、私のもう一方のオールドレンズ部門に求める味である「軟調性」にも通じるところがある描写で、とても良いレンズだと思います。

↓このローライプラナー50mmF1.8で撮った写真です。
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五番目の、プラナー50mmF1.4 は、いわずと知れた、世界の標準レンズです。

もともと、私がニコンF3時代に、友人のコンタックスRTSの発色が出ずに悔しい思いをしたのは、このプラナー50mmF1.4 のせいなのです・・・

今になって、このレンズを使ってみるのは、なんとも感慨深いです。

デジタル時代ではRAW現像が出来るので、色味のコントロールはいろいろ可能になったのですが、やはりこのレンズの持っているオーラはあるようです。昔のプラナーコンプレックスによる思い込みかも知れませんが、やはりこのプラナー標準レンズの描写のもつ立体感or空気感は、長く語り継がれる指標ではないでしょうか。

このレンズは、もともと標準レンズとして広く売れたものなので、中古市場でも品数が多く、値段もリーズナブルです。ただ、使い込まれたものが多いのが難点ですが、やっと納得できる品物にめぐり会い、私のプラナー収集は、ひとまずこれでコンプリートしたというわけでした。。。

↓この、プラナー50mmF1.4で撮った写真です。
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by mokonotabibito | 2012-11-02 15:18 | 花の文化園 | Trackback | Comments(5)
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Commented by youshow882hh at 2012-11-02 16:22
こんにちは。 ゆーしょーです。
模糊さんがよく行かれる花の文化園には
和歌山緑花センターにない花が多く、
楽しく見させてもらっています。
こちらでも未だにバラが咲いているのを見かけますが
花の文化園にも咲いていたのですね。
ポチ♪
Commented by saochan7k at 2012-11-02 21:55
こんばんは^^
きれいな花々ですね♪
最近お花写真撮っていないので、これらのお写真を見るとうずうずします^^
もうすぐですね!
Commented by miyatannaotan at 2012-11-02 23:46
花の文化園も秋の花盛りですね!!
このレンズも本当に色のり豊かで魅力的です。僕も純正レンズよりオールドレンズのほうが多いクチなので
興味深く読ませていただきました。CYレンズも、危険な沼だという事も(笑)
最近は手持ちのレンズをローテーションして物欲を抑えていますが、そろそろまた何か欲しいなあと。。。
いやいや我慢我慢^^;
Commented by meteortrain at 2012-11-03 02:24
こんばんは。
今回も素晴らしい作品を見せていただいています!
それ以上にレンズの話が...
物欲が喚起されたような...
いやいや、気のせい気のせい^^;(笑)
Commented by アンチ ライカ ツァイス党 at 2013-04-17 21:53 x
私もNEXやG-1にアダプターでZeissレンズ楽しんでますデジカメだとピント合わせマグ二ファイヤより正確にできるのでプラナー85mm1.4やテッサー45mmのような絞りによる焦点移動が大きいレンズ.ピントの山がつかみづらい85mm1.4などは ある意味ミラーレス一眼で真価が発揮できたと思いますデジカメに移植してもツァイス色.ボケ味は健在いい時代になりましたね
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