模糊の旅人
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小型フルサイズ一眼レフ EOS 6D 登場?! ~秋の夜長のカメラ談義(2)
2012年 09月 15日 |
想定の範囲内ですが・・


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More マニアックな話を読みたい方はこちら・・・(9.18 追記あり)

まだ確定的なものではありませんが、ネット上でキヤノンの小型廉価版フルサイズ一眼レフ EOS 6D の噂が駆け巡っています。

これは、いわゆる、フルサイズKissデジなのでしょうか?
小型フルサイズ一眼レフ EOS 6D 登場?! ~秋の夜長のカメラ談義(2)_f0140054_13534223.jpg


私の一番気になる重さは、755g(バッテリー、メディア含む)とのことです。

これまでのキヤノンのフルサイズ一眼レフの重量の歴史を見てみますと、プロ機EOS-1D系しかフルサイズが存在しなかった2005年に、はじめての小型フルサイズ機として EOS 5D が誕生し衝撃を与えました。

当時、1400g以上(バッテリー、メディア含む)あったEOS-1Ds MarkⅡに対して、EOS 5D は 895gでした。
もちろん、スペックや値段の問題を捨象して重量だけに単純化した暴論ではありますが、EOS 5D によりフルサイズ一眼レフが一挙にダウンサイジングされ、フルサイズデジタルの世界が身近になり大衆化したのは事実です。

EOS5D は、賛否両論のフルサイズ論争を巻き起こし、大きな話題となりました。
フルサイズは古サイズであり、すぐに滅びるという意見や、大きなセンサーなら中判にすべきという意見もありましたが、今はキヤノンだけでなく、ニコンやソニーもフルサイズの一眼レフを出しており、ライカMもフルサイズデジタルになり、もうすぐソニーからRX1という単レンズ固定式フルサイズコンパクトも発売されます。


その歴史的な EOS 5D の895gから、二代目 EOS 5D MarkⅡは 905g、三代目 EOS 5D MarkⅢは 950gと肥大化してきました。
スペックが向上しているので重量アップは仕方がない面もあるのですが、私のような肩痛持ちには、機材の重量は切実な問題です。

それが、今回、EOS 6D が755g(バッテリー、メディアを除けば本体680g)というのは、福音です。

ちなみに、ニコンの D600 が850gですから、それよりひとまわり小さいようですね。


EOS 60D と全く同じ重さなので、まさにAPS-Cカメラ並みになったと言えるでしょう。


防塵防滴で、ファインダーはペンタプリズム使用。
AFユニットは低輝度に強い新型で、センサーも2020万画素の新開発とのこと。
廉価版フルサイズといえども、押さえるべき所は、ちゃんと押さえているようです。

世界最軽量のフルサイズデジタル一眼レフ。
私の素直な感想は、「身体にもメディアにも懐にも優しいフルサイズデジイチ」です。
小型フルサイズ一眼レフ EOS 6D 登場?! ~秋の夜長のカメラ談義(2)_f0140054_1419678.jpg



一昨日、ソニーの RX1 に衝撃を受け、そのブログ記事 に「EOSのレンズ資産は、当面、現有の中古 Kiss X4 でしのいで、将来、軽量Kissデジのフルサイズ版を楽しみに」と書いたばかりなのですが、早くもAPS-C並みの小型フルサイズ一眼が登場することになったのです。

まあ、RX1 と違い、この EOS 6D のほうは、想定の範囲内でしたが、デジカメの世界の日進月歩は大したものです。
日本の技術は、カメラに関しては、まだまだ世界のトップランナーでありつづけますね。


さて、私の場合は、小型軽量化は本当になによりで、6D の誕生は大歓迎です。

が、果たして、実際の画質は、RX1 と 6D では、どちらが良いのでしょうか?


私はフィルム時代から続くEOS用のレンズ資産がたくさんあるので、 EOS 5D MarkⅡを手離した今、順当に考えれば EOS 6D ということになります。

ただ、現在の私の主力一眼システムはオリンパスのカメラなので、フルサイズ一眼機の用途は、あくまで上位サブになります。
つまり、フィルム時代の中判カメラの用途と同じで、クルマで行く場合の国内撮影用の機材なのです。

海外の長い旅には、OM-Dをメインとしてその相方には、ソニーの RX1 が最適です。

理想を言えば、海外サブ用に RX1 、国内サブ用に EOS 6D というように、両方導入すればベストなのは分かっていますが、それは経済的にちょっと無理です・・・

うーん、悩ましい事態ですね(笑)

まあ、来春までに結論を出せば良いので、楽しく迷ってみることにします。

小型フルサイズ一眼レフ EOS 6D 登場?! ~秋の夜長のカメラ談義(2)_f0140054_1059442.jpg


ところで、私の好きなオリンパスはどうでしょう?

今回は、カメラとしては、PENシリーズとXZ-1のマイナーチェンジ(E-PL5、E-PM2、XZ-2)だけのようですね。

予想どおりの手堅いところですが、もう少しサプライズが欲しかったところです。完全に想定の範囲内です。


オリンパスのマネージャーが発言した「フォーサーズ用のハイエンドレンズを活かすボディを開発中」という話は、いったいどうなったのでしょうか?

私は、オリジナルフォーサーズの松竹レンズは最高の性能だと思っていますので、これを生かす、小型で優れたカメラを作って欲しいと熱望しています。

今回、キヤノンは、防塵防滴で、本体680gというフルサイズデジタル一眼レフ6Dを作ってきました。
オリンパスの技術者は、これを見て果たしてどんな感想も持ったのでしょう?
E-5は、素晴らしいカメラではありますが、重量は800gです・・・

テレセントリック性の重視とはいえ、フォーサーズは、フルサイズの約四分の一のセンサーサイズです。
フォーサーズなら、手のひらサイズの超高性能一眼レフを!・・・と妄想するのは私だけでしょうか。
もしそれが実現するなら、上に述べたような、RX1 か 6D か?と悩む必要もないわけです。。。

ソニーとは提携の最終調整に入ったとの報道がありますが、デジカメ事業の立て直しが最重点項目という話もあり、ちょっと不安です。
オリンパスの個性が、ソニー色に染まってしまったら、オリジナルのフォーサーズは整理されてしまう可能性があります。

最悪のシナリオは、リストラという名目で、不採算部門であるフォーサーズ規格全製品の製造販売中止となることです。
経営トップの不祥事で、ユーザーとオリンパスの技術者の夢を切り捨てるのは、悲しいことです。

そんなことにならないよう、良い意味で、ソニーによるオリンパスの再生を御願いしたいものです。



<2012.9.18 追記>

キヤノンから、正式に EOS 6D が発表されました。
ほぼ、事前リークどおりの内容ですが、詳しいことも分かりましたので、追記しておきます。

EOS 6D はフルサイズセンサー搭載でありながら、EOS 60D(APS-Cサイズセンサー機)と同じ大きさ・重さで、しかもEOS 60Dと異なり防塵防滴構造を採用。 これは、確かにスゴイです。

有効画素数は約2,020万。映像エンジンにはEOS 5D Mark Ⅲと同じくDIGIG 5+を採用。感度はISO100-25600(拡張時ISO50-102400)。
この画素数なら扱いやすいし、高感度の画質向上が期待できますね。楽しみです。

EOS初の機能としては、GPSレシーバーを本体に内蔵。画像への位置情報記録、ロガー機能、方位記録、時刻の自動設定に対応。
これは、私のような、旅好き人間には、面白いかも知れません。

EOS初の低輝度限界EV-3を実現、連写性能は約4.5コマ/秒。
EOS 5D Mark ⅢはEV-2だったので、さらに高性能化したようです。ナイトスナップには良さそうです。

ファインダー視野率は約97%、ファインダー内での水準器表示も可能。
フォーカシングスクリーンの交換も可。
EOS 5D Mark Ⅲはフォーカシングスクリーン固定式だったので、Mark Ⅱ並みに戻りました。

Wi-Fi機能をEOSで初めて搭載。
これは、私は使用するかなあ・・・よく分かりません。

測光には63分割デュアルレイヤー測光を使用(色情報からの露出判断も行なう)。
これは、実際の測光を試してみなければ評価できないです。

AFは菱形11点測距。EOS 5D Mark Ⅱの配置と似ているが、中央両側に2点追加されているとのことです。
明らかに5D Mark Ⅲに見劣りする点ですが、5D Mark Ⅱよりは少し改善されているようです。

シーンモードが搭載されましたが、これは選択肢が増えるという意味では良いのですが、まあ私は使わないかなあ・・・と思います。

他に、EOS 5D Mark Ⅲにない機能としては、「高感度撮影時のノイズ低減」に、4枚を連続撮影・合成する「マルチショットノイズ低減機能」が追加されています。
これはEOS Kiss X6iで採用された機能(他社ではNEX-5N等にあり)ですが、夜間手持ち撮影に最適で、旅で三脚を使用できないシチェーションが多い私としては、大いに助かる機能です。

あと、魅力的なのは、静音シャッターモードがあるということです。大きなシャッター音がはばかられるシチュエーションというのは多々ありますので、このモードを選択できるのは良いことですね。

個人的には何より、バッテリーが、EOS 5D Mark Ⅱ、Ⅲなどと共通のLP-E6というのが嬉しいですね。LP-E6は、沢山持っていますので・・・

画素数が少ないのも、私には嬉しい話で、いろいろな意味で、取回しが楽になります。
何しろ私は、EOS 5D Mark Ⅱ では、RAWが大きすぎて、sRAW を常用していた人間ですから(汗)


私的には十分なスペックですが、12月上旬に発売ということで、導入するかどうかの判断は、まだまだ先のことです。

全体的には、ダウンサイジングを高く評価したいです。
APS-C機並みの大きさ重さになったいうことは、ある意味、画期的だと思います。
私は、EOS 5D Mark Ⅱの大きさに閉口して、使用頻度が減り、結局 EOS 5D Mark Ⅱ を手放しました。
60D並みならその昔よく使った20Dと同じなので、長く使いこなせそうです。

本当はキスデジ並みの超小型フルサイズ一眼が欲しいのですが、それはまだまだ先のようです。
それまで待てないので、6Dは良い落としどころかも知れません、


2012.9.18現在のネット上の、6Dの最安値は、178,200円です。記録メモとして残しておきます。


急がず慌てず、ソニーのRX1の動向や、実際の撮影画像や使用レポートなどを加味して、前向きに、導入するかどうか考えて行こうと思います。
小型フルサイズ一眼レフ EOS 6D 登場?! ~秋の夜長のカメラ談義(2)_f0140054_17111187.jpg

by mokonotabibito | 2012-09-15 13:52 | カメラ | Trackback | Comments(3)
Commented by youshow882hh at 2012-09-15 15:33
こんにちは。 ゆーしょーです。
また悩ましい機種が発売されるとの噂に、模糊さんの悩みの種が増えましたね。
まあ来春まで思う存分悩んでください。
悩んでいる時が一番の花です。
ポチ♪
Commented by ohkujiraT at 2012-09-16 12:33
フォトキナを控えて、各社とも怒涛の製品発表ですね。
オリンパスは割と地味な噂ではありますが、今週予定されているという発表を待ちたいです。
ZD150導入時にGH1一式を下取りに出して、フォーサーズ片寄せが完了したので、生かせるボディは期待してます。
あ、ZD150導入で先立つものがないので、発売は少々先でもOKです ^^;

あと、ビデオの世界で考えると、パナソニックとソニーでマイクロフォーサーズで統一、なんてことがおこると、キヤノン、ニコンへの強力な対抗勢力になりそうですが…
Commented by ovalis at 2012-09-19 14:42 x
拙ブログにご訪問ありがとうございました。
何はともあれ、価格の手頃なフルサイズ機が出てきてくれたのは嬉しいですね。
これが各社からということであれば、価格競争も期待できるわけで(^^)
6Dに関しては、私は画質待ちです。ノイズとダイナミックレンジがどのくらいのものなのか見極めて、5D3と同等以上であれば、即買いです(笑)。
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