模糊の旅人
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蚤の市でジャンクカメラを買う。 ~スロベニア(6)
2012年 02月 15日 |
(承前)
蚤の市をひやかしながら、ぶらぶら散策していると・・・

↓そう、私にとって魅力的な商品を見つけたのです。
f0140054_20184560.jpg

お、こ、これはなんと、イコンタのスプリングカメラでは?!!

思わず、このスプリングカメラ類を沢山展示していた店のおじさんに、話しかけてしまいました。

以下、フィルムカメラを買った話に御興味のある方のみ、Moreをお読みください。

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More 再びあのフィルムカメラを手にして・・・

おじさんも、私のぶら下げているカメラを見て、カメラ馬鹿の客だと気がついたのでしょう・・・カタコト英語同士で、わけのわからないカメラ談義に花を咲かせました(笑)

ひとしきり、スプリングカメラの話をして、情報交換です・・・

それから、中古カメラ市としてはパリの青空市が有名なので聞いてみると、最近は中国系の富裕層が買いあさるので、あっちでは値段が高騰しているとのことです。
「ここスロベニアはまだまだ安いよ」と、おじさんは巧みに誘導してきます。

とはいうものの、私の場合、使わないスプリングカメラ類を買って帰るわけにもいかないので、小さな35mmフィルムカメラはないか?と聞くと、、

「あるよ!」とのことで、、、、、

じゃあ見せてくれというと、にやりと笑って、

「Leica? Rollei? Contax? Retina?」

う、このおじさん、日本人の好みをよく知っている。
つまり、メーカー名を指定すれば、どこかの倉庫から持って来るらしい。
私は、今更高価なライカ沼には落ちたくないので、コンタックスで安い出物はないかとたずねると、オーケーしばらく待ってくれという。

そして10分くらいすると、なんとボロボロのノーネームコンタックス(ソ連製)と薄汚れたコンタックスG1を持ってきたではないですか!
どちらもジャンク価格です。骨董品としてはソ連製コンタックスも面白そうですが、やはりなんといってもG1のほうに目が行きます。

ほほうと、懐かしいコンタックスG1のチタンボディーを手に取った瞬間、掌にピタッと収まり胸が震え、私のカメラ馬鹿の血が沸騰してしまいました。

このG1は外側が汚れているだけで、大きな傷はなく、カメラ内部は綺麗です。
ただし、ファインダー内側に大きなゴミが入り込んでいるのと、MFダイヤルがスカスカのなのが気になります。
初期バージョンのG1で、ROM改造マークも日付データバックもなく、レンズもストラップも電池も説明書も箱もなんにもついていません。
でも、このシンプルなところが、気に入りました。

これ動くのかと聞くと
「Maybe・・」

うーん、おじさんにもよく分からないのでジャンク品扱いということなのでしょうねえ・・・
電池もレンズもないので、可動品かどうか確かめるすべはありません。
もちろん、電源が入らないので、カメラ上面のカウンターなどの液晶関係も表示できるかどうかも分かりません、、、

うーん、これにつけるGレンズは、これが動かなくてもデジタル一眼のオールドレンズとして使えるし、、、カメラボディはジャンク品と考えれば、Gレンズの素敵なレンズ置台としても使えるかな、、、と都合の良いほうへ解釈してしまいます。
もう頭に血がのぼっています・・・
結局このおじさんの「Maybe・・」を信じて、動けば儲けものと自分に言い聞かせ、ユーロのキャッシュで買いました。

興奮しながらホテルに帰り、旅行必需品のメガネクリーナーやPENを包んできたクロスで必死に磨きました。だいぶ汚れが落ち美しいチタンの輝きが出てきました! いやあいけるぞ!

そこで、ホテルの部屋のベランダにカメラを置いて、このカメラの魔性のチタン質感を再現すべく写真を撮ってみました。
↓残っている汚れを目立たなくするため、露出アンダーでトイフォトを使っています。
f0140054_2021012.jpg

昔、使っていたカメラを海外の蚤の市で買い戻すという、本当に救いようのないカメラ馬鹿ですが、本人は心浮き浮き、実に楽しい旅になりました(笑)


その後、日本に帰って、あちこち物色し、やっと最近、納得できる中古良品のビオゴンG28mmレンズを見つけて買いました。それでこうして、ブログで発表できるようになったのです。
ビオゴンG28mmには、また一期一会の物語があるのですが、長くなりますので、それはまたいつか。

とにかく、どきどきしながら、G1にレンズを装着し、電池を入れてみると、シャカッと懐かしくも素敵な音がして、なんと動くではないですか!
MFダイヤルが効かないだけで、撮影も出来そうです。
いやあ、良かった良かった。
あのおじさんの「Maybe・・」に感謝です。
まだ撮影後のフィルム現像はしていませんので、ピンボケ量産や光線漏れがあるかも知れませんが・・・

日本に帰ってから、暇を見つけては、さらにカメラ手入れキットで徹底的に清掃しました。チタンボディーを磨き込むのは楽しかったです。
ほとんど汚れが落ち、細かい傷は沢山あるものの、少し遠くから見ると非常に綺麗です。

↓ということで、再生後の晴れ姿というか、ビオゴンG28mmレンズとストラップをつけた雄姿です。
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今度、大宇陀の古い街並みを、このカメラで撮ってみようと思います。
その結果を、来週くらいには、アップする予定ですので、お楽しみに!


以前にも書きましたが、私は昔、このコンタックスG1というカメラを使っていたのです。特に28mmのビオゴンというレンズがお気に入りでした。そうした詳しい事情は、こちら

コンタックスG1は、素晴らしいけれど矛盾を抱えたカメラでした。絞り開放でのAF精度に問題があり、精密な実際のピント位置やボケ具合が分かりにくいという欠点がありました。マクロや望遠はうまく使用できません。
つまり、一眼レフの代替にはならないカメラですが、絞って使うスナップ専用カメラとしては天下一品でした。

私は、結局、2004年に、コンタックスG1の全システムを売り払い、EOS20Dを買い、デジタル一眼レフの波に飛び乗ったのですが、コンタックスG1はその優秀なレンズとともに忘れられないカメラです。

手離してから余計思いが強くなる不思議なカメラシステムなんですよね。

今回、こうして買い戻したことにより、再びコンタックスのGレンズを、あわてずじっくり拾って行こうと思います。
いつかは、ホロゴン・・・(汗)

Gレンズ群は小型で描写性能が抜群なのですが、ピント合わせが難しいオールドレンズとして人気がなかったのです。ところが最近のミラーレス機で背面液晶による精密なピント合わせが可能になったので、俄然魅力が復活したといえます。

もし、このG1が動かなくなっても、ミラーレス機でレンズ群が楽しく使えますので、末永く愛用できそうです。

またまた、新たなワクワクどきどきのチャレンジが増えました!!(大汗)


なお、コンタックスG1について詳しく知りたい方は、ささき氏の 17%gray というHPを御覧ください。
by mokonotabibito | 2012-02-15 20:19 | スロベニア | Trackback | Comments(20)
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Commented by BOOCHAN at 2012-02-15 21:06 x
これだったんですね(*^_^*)
模糊さんがおっしゃっていたカメラ!
とても綺麗なカメラですね。
このカメラで撮ったお写真も、楽しみです。
雰囲気のあるお写真が、撮れそうですね。
ドキドキ、ワクワクですね♪
Commented by miyatannaotan at 2012-02-15 21:15
コンタックスでしたか、磨かれてとても綺麗になったのですね。
コンタックスGのデザインはとても魅力的ですね。PEN-PROが
出るなら、こういうデザインになればいいなあと思っています。
また大宇陀で触らせてくださいね!! 僕もいつかはフィルムを
やりたいと思います。
Commented by tabimoyou at 2012-02-15 21:27
大変ご無沙汰しております。フィルム回帰ですか?私も最近はもっぱらフィルムカメラばかりです。私の場合、回帰ではないですが。
さて、このたびブログを引っ越しすることにしました。まだリンクの移行は完了しておりませんが、また宜しくお願いします。
http://justourist.blogspot.com/
Commented by youshow882hh at 2012-02-15 21:47
こんばんは。ゆーしょーです。
旅先で素晴らしい買い物をしてきましたね。
ボディーキャップの 「CONTAX」 の文字が光ります。
それに久しぶりに見る蛇腹カメラ。
私が中学生の時 4.5×6 のセミ判の 蛇腹カメラが欲しくて毎日カメラ雑誌を見ていました。
結局最初に買ったカメラは6千8百円のリコーフレックスでした。
このカメラはプレミアムがつき、1万1千円で売られるという噂が出たので
前金を渡して買ったのを今でも覚えています。
今夜は懐かしいカメラを見せて頂きありがとうございました。
ポチ♪
Commented by bonbon at 2012-02-15 22:55 x
旅先での・・すごい出会いですね~。
隠れた宝物が・・。
お話が弾んでこそですね~^^
手放されたカメラが・・お手入れされて綺麗に甦って~♪
私まで嬉しくなりました!!

Commented at 2012-02-15 23:09 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by vimalakirti at 2012-02-16 00:17
こんばんは、ポチ~☆
私にもなつかしい蛇腹カメラです。このカメラの前で写真を
撮ってもらうときは結構長い時間緊張していたような覚えが
あります。調整するのも簡単ではなかったのでしょうね。
保存していて出品した人にも驚きますが、異国から訪れて、
それを購入なさった糢糊さんにも... 拍手~!
Commented by mokonotabibito at 2012-02-16 06:47
【BOOCHANさん】
そう、これだったのです(汗)
とても綺麗なカメラですか。
ありがとうございます。
なぜこのカメラなのかという話は、おいおいしていきたいと思います。
まだ、現像していないので、どの程度写っているのか分かりませんが、そのタイムラグがまたフィルムカメラの面白さでもあります。
来週くらい結果が分かると思いますので、楽しみにしてください。
Commented by mokonotabibito at 2012-02-16 06:47
【miyatannaotanさん】
さすが鋭いですね。
このコンタックスGシリーズの、レンズ交換型レンジファインダーAFカメラというコンセプトは、実は現代のミラーレス機PENデジタルの思想と全く同じなのですよ。
小型でミラーショックがなくレンズ交換ができる・・・これぞフィルム版のミラーレス機です。
miyatannaotanさんは、AF不要の技術をお持ちなので、フィルムなら将来、ライカに行かれるような気もしますが・・・
また、大宇陀行でカメラ談義しましょう!
Commented by mokonotabibito at 2012-02-16 06:48
【tabimoyouさん】
いやあ、お久しぶりです。
実は、フルサイズからライカへと転身されプラハへ行かれたということで、とても気になってはいました。
やはり密かに期待していた通り、チェコ製の二眼レフ:フレクサレットを買われましたか(笑)
私は全面フィルム回帰ではないですが、やはりフィルムの良さというのもあるので、コンタックスで表現して行こうと思っています。
なぜコンタックスかという話は、またおいおい書いて行きますね。
ブログの引っ越しはこちらで貼りかえさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
Commented by mokonotabibito at 2012-02-16 06:48
【ゆーしょーさん】
素晴らしい買い物ですか。
ありがとうございます。
蛇腹のスプリングカメラは味がありますね。
スーパーイコンタは一世を風靡したらしいですね。
リコーフレックス!
二眼レフは私も一時期あこがれていましたよ。
ローライは高かったですが、リコーとマミヤの二眼レフは忘れらないですね。
その後は一眼レフの時代になってしまいたが、スプリングカメラも二眼レフもレンジファインダーも、魅力のあるカメラ達です。
またいろいろ教えてください。
ポチ感謝です。
Commented by mokonotabibito at 2012-02-16 06:49
【bonbonさん】
旅先での・・すごい出会いですか。
ありがとうございます。
中古カメラというのは、一期一会の運命的な出会いがありますね。
「手放されたカメラが・・」
そう、今回は昔使っていた思い入れのあるカメラなので、中古の査定判断も適確にできたと思います。
というより、私のようなおっさんが言うのもなんですが、昔別れた恋人に再開したような・・・そんな胸キュンでしたわ(笑)
Commented by mokonotabibito at 2012-02-16 06:50
【鍵コメat 2012-02-15 23:09さん】
了解しました。
さっそく拝見しに行きます。
マクロレンズ買われたのですか?
ぜひ御報告のほうよろしくお願いします。
Commented by mokonotabibito at 2012-02-16 06:50
【vimalakirtiさん】
われわれの世代には、蛇腹カメラというのは懐かしいですね。
今回は、昔使っていたカメラの買戻しですが、運命的な出会いであり、まさに一期一会でした。
私のようなおっさんが言うのもなんですが、昔別れた恋人に再開したような・・・そんな胸キュン体験でもありました(笑)
来週くらいに、ここで購入したコンタックスGというフィルムカメラの写真もアップできると思いますので、見ていただければ幸いです。
ポチも感謝です。
Commented by hiro_clover at 2012-02-16 16:59
二枚目のお写真から、磨けばここまで綺麗になるものなんですね!
海外で出会われたというのも愛着が湧きそうですね。(^_^)
ビオゴンG28mmもかっこいいです。
このレンズの外観はPENやOM-Dにも似合いそうですね~。(^_^)
写真のアップも楽しみにしてます!
Commented by mokonotabibito at 2012-02-16 19:51
【hiro_cloverさん】
そうなんです。
磨けば光る玉です(笑)
このカメラは、チタンボディーなので結構強そうです。
まあこの色は好き嫌いがありますが、私は好きですね。
ビオゴンG28mm、良いですよ。
この対称型は一眼レフでは使えないのですが、ミラーレス機で蘇えりましたね。
またこのレンズについては、後日詳しく書こうと思っています。
よろしくお願いします。
Commented by masa+ at 2012-02-16 23:42 x
こんばんは!
先日は、当ブログに訪問して頂きありがとうございました。

1枚目の蛇腹式のカメラ渋いですね。
一度使ってみたいですね^^;

このコンタックスG1を大宇陀で使われるのですね。
磨いただけでこんなにも綺麗になったんですか?
新品だと言っても通用するくらい綺麗ですね^^

このカメラで撮られる大宇陀の町並みの写真を
楽しみにしています。
僕がライカで撮ったのは、現像に出すのが
もう少し時間がかかりそうで、忘れた頃になりそうです^^;

これからもよろしくお願いします。
Commented by らちあに at 2012-02-17 03:03 x
なんか、自分のことのように嬉しいです(笑)
僕は多分、愛用のG2は一生手放さないと思います。
写真の面白さを、このカメラは教えてくれたからです。
悲しいぐらい安値の買取ですしね(笑)
E-P1が出たとき、「なんかG2ににてるわw」と思って撮った写真があります。

こんな感じです

http://www.flickr.com/photos/tareneko/3689585295/
Commented by mokonotabibito at 2012-02-17 06:40
【masa+さん】
こちらこそ、拙ブログにコメントいただき、ありがとうございます。
一枚目は69判のイコンタですね。
スプリングカメラというのは、一時代を築いたカメラなので、面白いですよ。
私は父の遺品Pluto SIXを持っているのですが、さすがに邪魔くさくて使いこなせません(汗)
コンタックスG1はジャンクを再生しました。古い恋人との再会ですわ(笑)
実際には細かい傷がたくさんなるのですが、こうして写真を撮ると綺麗に見えます。
明日、大宇陀で撮影してきます・・・・はたしてちゃんと撮れるかなあ・・・・
masa+ さんがライカで撮られた写真を見てみたいです。楽しみにしています。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
Commented by mokonotabibito at 2012-02-17 06:50
【らちあにさん】
自分のことのように嬉しいと言っていただき、私も本当に嬉しいです。
G2のほうが性能が良いのですが、私の場合はやはり実際に使った古い恋人であるG1に強い思入れがあり、運命の再会を果たしたジャンクを再生しました。
E-P1が出たとき、「なんかG2ににてるわw」・・・・あの記事も写真もちゃんと覚えていますよ!
PENデジタルは、本当にミラーの無いレンズ交換のできるAFカメラで、姿かたちだけではなく、コンセプトもGシリーズに似ていると思います。一眼レフに対するアンチテーゼなんですね。
Gビオゴンを本当に生かせるのは、本来のフィルムGシリーズだと思い、回帰しました。
いつかは、ホロゴンを使いたいですわ・・・・
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