模糊の旅人
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2012年 04月 09日 |
ある方から、軟調写真とソフトレンズによる写真の違いについてメールをいただきましたので、少しだけ書いてみます。
マニアックな話題ですが、あくまでどんな写真が好みかという単純な話ですので、掲載写真を楽しみながらお読みいただければ幸いです。

大きな意味では、ソフトフォーカスの写真も、軟調写真というカテゴリーの中に入るとは思うのですが、私が目指す軟調写真は、ソフトレンズによる写真や、加工されたソフトフォーカス写真とはちょっと違うのです。

そこで、まず、再掲になりますが、私が以前所有していたキヤノンの135mmのソフトレンズによる写真を御覧ください。
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CANON EOS 20D with EF135mm F2.8


フィルム時代に愛猫をこのソフトレンズでよく撮りましたので、プリントをデジタル化した小さなもの一枚。
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CANON EOS Kiss with EF135mm F2.8

亡き愛猫ミケの思い出がよみがえります(涙)


上の3枚を撮影した機材は、どれも今はもう手元にないのですが、その理由のひとつは、デジタル時代になって、ソフトウェアで代用ができると思ったからです。

↓そういう意味で、現在のオリンパスのカメラで簡単にできるアートフィルターのファンタジックフォーカスの例を御覧ください。
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OLYMPUS E-P3 with M.ZUIKO 45mm F1.8


キヤノンのソフトレンズも、アートフィルターのファンタジックフォーカスも、ソフト効果としては、なかなか良い線を行っていると思うのですが、私の考えている軟調とは若干違います。


さらに、私の思いとは相当かけ離れたのが、ベス単系の極端なソフトレンズです。ちょっとソフト過ぎる気がします。

これらは私は所有していないので、ネット上の他の方の作例にリンクしておきますので、よろしければ「作例リンク」というところをクリックしてみてください。

ベス単フード外し・・・作例リンク
キヨハラソフト・・・作例リンク
ライカのタンバール・・・作例リンク

ライカのタンバールは、やや良い感じだとは思うのですが、なにせ有名超高価レンズで、とても買えません。私にとっては非現実的なオールドレンズです。


↓むしろ、それならアートフィルターのライトトーンでも良いかなと感じます。
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OLYMPUS E-5 with ZUIKO DIGITAL ED 50mmF2.0 Macro

オリンパスの開発者のインタビューによると、アートフィルターの中ではライトトーンが創出に一番苦労したとのことですが、さすがに良い出来具合だと思います。
私はこのライトトーンがあるから、オリンパスのカメラから離れられないと公言するくらい、好みの雰囲気であることは間違いないです。

ただ、もう少し、軟調だったら良いなあとも思うのです。。。レンズでより軟調な表現が出来れば、ぼけのコントロールが出来るので理想的です。


それでは、私の目指す軟調写真とは、どんなものでしょうか。

それは、ピントが合っている部分は、きっちり解像しているが、そこからアウトフォーカスにかけて、柔らかく浅くぼけて行くという描写なのです。

ぼけが強すぎると、背景が溶けてしまい、雰囲気が分からなくなります。それはそれで良い写真なのですが、そういうトロケたぼけ味の写真は、現代の大口径レンズや、マクロレンズでも撮影することは十分に可能で、へそまがりの私には面白くないのです(汗)

アウトフォーカスのボケが浅く、全体の雰囲気を残しながら、淡く柔らかく感じられるような写真を撮りたいのですね。
ハイライトや光源には、ハロが出ても良いので、そうしたものを絞りでコントロールできたら最高ですね。


ということで、目指すところにあると思われるオールドレンズ:アンジェニューの作例を、ネットで探してみましたので御覧ください。

アンジェニューのシネ用レンズ・・・作例リンク
アンジェニューの写真用レンズ・・・作例リンク(1)
アンジェニューの写真用レンズ・・・作例リンク(2)


アンジェニューのレンズは、決してソフトレンズではありません。
ただ、シネマ用レンズを得意としたレンズメーカーだけに、フランス映画のように、主要被写体はきっちりピントが合い、アウトフォーカス部分は、描写が見えながら、柔らかく優しいという雰囲気になるようです。


まあ、いつかはこのアンジェニューのレンズを手に入れたいものですが、しばらくは、手持ち機材で工夫して撮ってみます。


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2010年 11月 02日 |
オルセーには、モネの作品が88点も収蔵されています。
モネの作品はどれも好きなのですが、全てを紹介することは出来ませんので、特に私のお気に入りの作品をアップします。今日は、モネが、人工的な被写体を描いたものです。

数あるモネの作品の中でも、特に印象的なのは、「ルーアン大聖堂」の連作シリーズです。本当に印象派らしい見事な作品ですね。

モネは、創作のためルーアン大聖堂の前に面した部屋に一時的に入居し、大聖堂を描き続けました。
最終的には、このルーアン大聖堂のシリーズは、30点も描いたそうです。

鮮明でないように思われるかもしれませんが、今回のモネの絵自体が、もやっとしているのです(笑)

『ルーアン大聖堂 陽光、青と金のハーモニー』(La cathedrale de Rouen. plein soleil,Harmonie blrue et or)
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『ルーアン大聖堂 曇天、灰色のハーモニー』(La cathedrale de Rouen. temps gris,Harmonie gris)
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『サン・ラザール駅』(La gare Saint-Lazare)印象派展に出品され、話題を呼んだ作品です。
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『アパートの隅』(Un coin d'appartement)モネには珍しく室内を描いた作品ですが、とても素敵だと思います。
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2010年 10月 23日 |
↓『地獄の門』(「考える人」を含む。) 石膏 

オルセーにある『地獄の門』は、ロダンのオリジナル石膏原型です。
ブロンズ彫刻は石膏原型から鋳型を取りブロンズに鋳造するため、複製が可能です。東京国立西洋美術館にもブロンズの『地獄の門』があります。
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↑ 中央上方に見える、有名な「考える人」は、この『地獄の門』の中のものが本来めざされた完成作ですが、ロダンは『地獄の門』から気に入った像を、単体にして独立した作品にもしました。
そこで「考える人」の拡大像や縮小像も作られ、世界中に「考える人」が存在することになりました。

この『地獄の門』は、新しい装飾美術館のため国からロダンが製作依頼を受けて取り掛かったものです。現在、オルセー美術館がある場所が装飾美術館に予定されていたのですが、結局その計画は頓挫し、ロダン自身も創作に時間がかかり、終生手元に置いたものの未完に終わりました。

ダンテ「神曲 地獄篇」からテーマを取り作られはじめたこの大作は、その後、ボードレール文学の影響も受け、200体もの大小の人物がひしめき合うものとなりました。ロダンにとって、『地獄の門』は、彫刻創造の坩堝、実験場であったようです。


↓『バルザック』 石膏
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フランス文芸家協会から依頼された文豪バルザックの記念像を、ロダンは苦労して七年もの歳月をかけ、最後の大作として完成させました。ロダンはこの作品を完成するために、日本の達磨の陶器立像も研究したそうです。

しかし、この彫刻は非常に評判が悪く、世間から失敗作と酷評され、文芸家協会はバルザックの名誉を損なうとの理由で引き取りを拒否しました。当時のスキャンダルであるドレフィス事件にも重なっていたため、ロダンはこの作品を自邸に持ち帰りました。

ロダンは、このバルザック像を「私の生涯の帰結であり、美学の根本だ」と語りました。
ロダンの死から19年後、再評価され、パリ市民の募金によりブロンズに鋳造され、モンパルナスの中心に、このバルザック像が設置されました。台座には、「バルザックに捧ぐ、ロダンに捧ぐ」とあります。

今は、このバルザック像は、「最初の近代彫刻」と呼ばれています。ブロンズ像は、「ロダン美術館」にもあります。
日本では、箱根の「彫刻の森美術館」にあります。engel777engelさん から情報をいただきました。ありがとうございました。

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2010年 10月 22日 |
好評につき、今日も、モネをアップします。

モネにとって、一瞬のうちに捉えた空気と光を捉えることが重要でした。
太陽の光が織りなす美の中で、千変する瞬間的な風景の様相を、絵の中に印象的に再現することをめざしました。
まさにモネは、大地と空気の画家でした。

以下、どれも名作です。

『外光における人物の試み、左向きの日傘の女』
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『外光における人物の試み、右向きの日傘の女』
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『積み藁、夏の終わり』
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『ひなげし』
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2010年 10月 21日 |
オルセーで無意識に撮影していると、モネの作品ばかり撮っている自分に気づきます。
やはり、モネの作品は一番印象派らしく、しかも上質で癒されるからでしょう。

特に睡蓮の絵は、そのモデルになったジヴェルニーまで行って現場を見てきたので、親しみが湧き、大好きです。
そこで、今日はその睡蓮の絵を中心に載せてみます。

『睡蓮の池、緑のハーモニー』
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『睡蓮の池、バラ色のハーモニー』
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『青い睡蓮』
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『ジヴェルニーの画家の庭』
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2010年 10月 20日 |
オルセーの特徴は、マネ、モネ、ルノアール、ゴッホなど巨匠の作品が大量に展示されていることです。(例えば、モネは、88点)
そこで、その雰囲気を味わっていただくため、巨匠の作品は何度かのエントリーに分けて載せることにします。

今日は、「印象派の父」と呼ばれているマネの1回目と、女流画家モリゾをおおくりします。

マネは、自らは印象派展に出品しなかったものの、当時のパリの新しい画家グループの中心的存在で、そのグループが後の「印象派」となりました。なによりその画風は印象派画家たちに強烈なインパクトを与え、セザンヌは「絵画の新時代はマネから始まった」と述べています。

↓マネ 『笛を吹く少年』
色を平塗りするこの絵の描き方は、ルネサンス以降の西洋絵画で必須とされた遠近法や物の重量感というものを全く考慮しないことを意味しています。それにもかかわらず、この絵の印象的なこと! まさに印象派の父ですね。
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↓マネ 『草上の昼食』
この絵は、1863年の官展の落選展に展示され、轟々たる非難を受けスキャンダルとなった巨大作品です。大変な悪評でしたが、実はこの不謹慎な絵は、その後、歴史を作った画期的作品と言われるようになりました。
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↓マネ 『菫のブーケをつけたベルト・モリゾ』
モリゾは、マネの弟子の美しい女流画家で、マネのモデルを多く務めました。この作品もマネの大傑作と言われています。
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上の絵つながりということで、モリゾの絵を紹介します。

モリゾは、1874年の第1回印象派展に女性としてただ一人出品しました。それが、下の『揺り籠』です。
当時、有毒で不良な印象派画家たちと良家の女性が交流することは非難されたようですが、モリゾはマネの弟と結婚しました。その二人の娘であるジュリー・マネの日記『印象派の人びと』は貴重な記録として出版されています。

それはともかく、モリゾの絵は女性らしく優しく穏やかな雰囲気ですね。

↓モリゾ 『揺り籠』
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↓モリゾ 『白粉をつける娘』
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2010年 10月 19日 |
以前、約束しましたオルセー美術館を断続的におおくりします。
今日は、外観や内部の雰囲気などす。

オルセー美術館は、1986年に元オルレアン鉄道のパリ終着駅であるオルセー駅舎を利用して造られました。
主に2月革命のあった1848年から、第一次世界大戦の1914年までの作品を展示しており、それ以前の作品はルーヴル美術館、以降の作品はポンピドゥー・センターという役割分担が原則です。(例外あり)

私が学生時代に最初にパリに来た時は、オルセー美術館はまだ無く、旧印象派美術館(ジュ・ド・ポーム)に通ったものでした。今は、印象派絵画は、全てオルセーに引き継がれ、さらに大きくなって見ることができます。

↓オルセー美術館の外観です。
朝、開館前に行き、写真を撮って、最初に入館し、人が少ない午前中に、ゆっくり見て回ります。
M'Oは、Musée d'Orsayの略です。 
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↓中央ホールはオルセー駅ホームの吹き抜け構造をそのまま活用しています。
開放的な雰囲気で、構造も分かりやすいので、ルーヴルのように迷子になることはありません(笑)
左に見える彫刻は、ブールデル『弓を射るヘラクレス』です。
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↓カルポー『地球を支える四つの世界』 ~Les Quatre parties du Monde soutenant la terre
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今回の写真は、主に、まだ撮影が許可されていた、2005年に撮ったものです。カメラは、すでに使いすぎで壊れてしまったEOS20Dです。

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2010年 09月 28日 |
ルーヴル美術館に関しては、とりあえず今回でいったん終わりにします。
そこで、今日はルーヴルの館内風景などを載せてみます。

ルーヴルはもとはフランス王家の宮殿だったので、その建物自体が世界遺産です。

特に天井の装飾や天井画が素晴らしく、見上げるとまたスゴイ光景が広がっています。
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階段が多く、ものすごく広いので、館内案内図を見ても自分が今どこにいるのか分からなくなります。トイレを探しているうちに、迷子になる方が多いです。
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音声ガイドを聞きながら楽しむこともできます。私は写真を撮ったり、自分の好きな絵の前で長時間居たりするので、音声ガイドは好きではなく、もっぱらマイペースです。
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↓最後に、デジタルで撮った夏のガラスのピラミッドの風景(再掲)と、銀塩で撮った冬のガラスのピラミッドの写真を載せます。デジタルと銀塩そして夏と冬の雰囲気の違いをお楽しみください。

「夏のルーヴル」(2005年、デジタルカメラEOS20Dによる撮影)
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「冬のルーヴル」(1998年、フィルムカメラEOS55による撮影、プリントよりスキャナーでデジタル化)
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友人の要望によりはじめたブログ版ルーヴル展ですが、意外に好評だったので長くひっぱりました。
海外の美術館の写真在庫は数多くありますので、日常写真と取り混ぜながら、また今後ときどきアップしていこうと思います。

次は、撮影禁止になってしまったオルセー美術館を、10月に本格的に載せようと考えています。よろしく御願いします。

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2010年 09月 27日 |
本日は、ルーヴル美術館にあるレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画の主要4作品+1を紹介します。

晩年ダ・ヴィンチは、フランソワ1世によりフランスへ招かれて、そこで没しました。そのため、ダ・ヴィンチが生涯手元に残し筆を入れ続けた「聖アンナと聖母子」「洗礼者聖ヨハネ」「モナ・リザ」の3作品はフランスのルーヴル美術館にあります。この3作品は、ダ・ヴィンチにとって非常に重要だったようです。

あと、「岩窟の聖母」は、トラブルを仲裁したフランス王ルイ12世に、ダ・ヴィンチが献上したもので、その関係でルーヴルにあります。なお、この「岩窟の聖母」は、他にロンドンのナショナル・ギャラリー版がありますが、ルーヴル版は画面全てがダ・ヴィンチの真筆とされています。確かに、ルーヴル版のほうが表情が柔らかいです。

以上のような経過で、非常に少ないダ・ヴィンチの絵画が4点もあるのはルーヴル美術館だけです。これだけでもルーヴルの凄さが分かります。(もうひとつの「ミラノの貴婦人の肖像」については諸説ありますが、もしこれがダ・ヴィンチの真筆とするなら、ルーヴルのダ・ヴィンチの絵画は5点となります)
ちなみに次にダ・ヴィンチ絵画を複数所蔵しているのは、イタリアのウフッテイ美術館の3点、続いてロシアのエルミタージュ美術館の2点です。

「聖アンナと聖母子」 人により、これこそダ・ヴィンチの最高傑作とする人もいます。
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「洗礼者聖ヨハネ」 天に人差し指を指すポーズは、天からの救世主キリストの到来を予告しています。
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「岩窟の聖母」 これは位置的にどうしても上部に光の反射が写ってしまいました。すいません。
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↓ここだけは、改装以降、絵は防弾ガラスの向こうにあり、ルーヴルで最も警戒厳重な場所です。いつも人だかりが多くどうしても絵はアップで撮れません(笑)世界の人気中心点です。
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↓分かりにくいので、古い銀塩フィルム時代に、すいていて、少し大きく撮れたものを載せておきます。これもやや斜めからで歪んでおり、ガラスの映り込みもありますが、ご容赦ください、、、これが限界ですね。
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さすが、どれも天才の作品ですね。


最後に、+1の「ミラノの貴婦人の肖像」を紹介します。
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この作品は、フランス王室が所蔵していたもので、ダ・ヴィンチの真筆だとする説と別作者であるという説が拮抗しています。
ルーヴル美術館自身は、「ダ・ヴィンチに影響を受けた近しい画家の作品の可能性もある」という微妙な発言をしています。

なんとも難しいところなので、+1という表現をさせていただきました。
私は、ポーランドのチャルトリスキ美術館にあるダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」という絵と雰囲気が似ているので、ダ・ヴィンチの真筆あるいは弟子が少しだけ手を加えた作品ではないかと勝手に推測しています。
果たして真実はどうでしょうか・・・・?


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2010年 09月 26日 |
日本ではミレーの影に隠れてあまり人気がありませんが、私の大好きな画家がジャン=バティスト・カミーユ・コローです。
ルーブル美術館にはコローの作品が82点もあり、そのシュリー翼3Fにはコローの部屋があります。そこは、コローを偏愛する私にとっては至福の場所です。
その中からいくつかを紹介します。

コローは、最後の写実主義の画家であり、最初の印象派の画家でもあります。まさに近代絵画への橋渡しをした人です。モネやルノアールなどの印象派の画家達に大きな影響を与えました。
理想化された風景や肖像ではなく、各地のありふれた風景や女性の表情などを詩情ゆたかに描き出す技術は素晴らしいです。

下の作品は、コローのモナリザとも称される有名なものですが、髪の毛が光ってうまく撮れませんでした。私の撮影の失敗ですいません。今はもうルーヴルの絵画は撮影禁止なので、二度と撮れないかと思うと非常に残念です。
実物は、いつまで見ていても飽きないです。日本でコロー展が開かれた時は、この絵がメインを勤めました。
「真珠の女」
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下の作品は、私が絵画としてはルーヴルで一番好きな作品です。左右非対称の教会の破格の美が表現されています。私は、この作品にいたく感動して、実物のシャルトル大聖堂を見に行きました。その話は、こちら です。そこでステンドグラスにまた感動し、やがてゴシック建築全体に興味もつようになり、フランス~ドイツのゴシック教会めぐりをするようになりました。私に大きな影響を与えた絵ですね。
「シャルトルの大聖堂」
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コローの描く女性は、どこか愁いをたたえた物思いの表情をしています。↓の絵は、完成度が高くて人気のある「青い服の婦人」に比べて、全く無名ですが、私は好きですね。自分で発見した密かなお気に入りです。
「Velleda」 
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コローの真髄は光を表現する風景画にあります。下の作品はまさに代表作です。
光の表現と、押さえた色調の美しさ、そして上下左右の構図配置の見事さなど、写真撮影にも非常に参考となります。
「モルトフォンテーヌの想い出」
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コローの絵は、優しくて安らぎがあります。特に木々の描写は繊細で美しく、気持ちがふわっと柔らかくなります。とても写真では伝えきれませんので、ぜひ実物の絵を御覧ください。

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