模糊の旅人
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2017年 10月 16日 |

「たびねす」に緑化センターの紹介記事が掲載されましたたのでお知らせします。
無料で見学できるミニ植物園というべき場所の紹介記事ですので、ぜひご覧ください。どうぞよろしくお願いいたします。






以前から花の撮影によく通っていた緑化センターですが、秋の花の写真がなかったので、先日撮影に行きそをれを加えて「たびねす」の記事にしたものです。ようやく宿題を終えた気分です・・・

そこで、今日は、緑化センターの全体については「たびねす記事」にまかせて、タイムリーな秋の花を中心にお見せします。


↓入り口のコスモス

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↓キバナコスモス

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↓スイフヨウ

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↓ホトトギス

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↓ガウラ

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↓シュウメイギク(縦構図)

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↓シュウメイギク(横構図)

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↓温室の中のコチョウラン

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↓イソトマ

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↓一番多かったアメジストセージ

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↓コキア

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↓モミジバフウ
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↓コムラサキシキブ・・・くっきり系に撮影

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↓コムラサキシキブ・・・ソフト系に撮影(写真をクリックすると横1200ピクセルに拡大されます)

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↓セキレイ飛ぶ水辺(写真をクリックすると横1200ピクセルに拡大されます)

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2017年 10月 04日 |

伊吹山自生する花のうち、小型の花は、繊細な風情がありとても魅力的ですが、見分け方というか同定に苦労します。
簡単ではないけど奥が深い・・・興味が尽きないですね。伊吹山の懐の大きさ、自然の豊かさを実感することが出来る花たちです。


例えば伊吹山のフウロソウの仲間は、ゲンノショウコにはじまって、ミツバフウロ、グンナイフウロ、ヒメフウロ、ハクサンフウロ、イブキフウロと沢山あるので、種類の判別は非常に難しいです。


↓これは、ハクサンフウロです。

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↓下の二枚は、花弁に深い切れ込みがあり、明らかにイブキフウロです。

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↓これは、どうでしょう? ハクサンフウロとイブキフウロの中間型のように見えますが・・・・・判断に迷います。

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極めて小さな花がいくつも連なる「シソ科」の花も難しいです。クルマバナ~ヤマクルマバナ~イヌトウバナ~ウツボグサ~イブキジャコウソウ・・・少しずつ違います。


↓これは明らかにクルマバナですが・・・

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↓こっちは、ヤマクルマバナか?

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↓こちらは、イヌトウバナ??

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↓ウツボグサ・・・・かなあ? これが、ヤマクルマバナかも知れません。

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↓こちらは、間違いなくウツボグサですね。
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↓これは、イブキジャコウソウです。

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黄色系は割と分かりやすいです。


↓小さいのに黄色で派手に目立つのが、キンバイソウ

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↓同じ黄色系でも、小さくて地味なのがミツモトソウ
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↓青系の小さな花としてはクサフジが多いです。

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↓日本アルプスなどでもよく見られるイワアカバナ

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イワアカバナは花自体は極小で白く地味ですが、清楚な感じがして私の好きな花です。花が落ちた後の花茎が棒のように残るところが特徴です。


↓ということで、最後にイワアカバナのクローズアップをもう一枚

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2017年 09月 28日 |

伊吹山には中型の花が、たくさん自生しています。
観察しやすく、様々な色どりと造形を見せてくれる花たちです。

その中から代表的な花をセレクトして紹介します。以下、詳しい説明を省きますが、伊吹山の花図鑑をお楽しみください。

↓ミヤマコアザミ

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↓ミヤマコアザミの群生

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↓コオニユリ

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↓コオニユリの後姿の造形

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↓カワラナデシコ

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↓カワラナデシコの群生

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↓ヨツバヒヨドリ

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↓ツリガネニンジン

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↓キオン

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↓ヤマホタルブクロ

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↓サラシナショウマ

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↓トモエソウ

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↓ヤマアジサイ

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2017年 09月 22日 |

伊吹山の自然シリーズを再開します。


シモツケソウなど小さな花は可憐で山野草らしい存在ですが、大型の花もスケールの大きい風景に合ってまた良いものです。
そこで今日は、伊吹山で見られる大型の花三種(シシウド、メタカラコウ、ウバユリ)を、おおくりします。


↓まずは、シシウドです。とても大きくて、山の遠景をバックに撮ると雄大です。

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シシウドはセリ科の多年草で2mを超える大きさにまでなります。セリ属の学名は Angelica すなわち天使;これは強心剤として用いられ死者をも蘇らせるとされたことから。和名のシシウドは、冬場にイノシシが掘って食べることからきています。

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ちなみに、セリ科で最大の花は、北海道~東北に咲く エゾニュウ です。それについては、こちら をご覧ください。


↓シシウドを上から撮ると花火のようです。

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↓横から

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↓シシウドのラストは下から撮ってみました。

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次は、メタカラコウです。

この花は、キク科の大きな花で、黄色いことから目立ちます。

↓伊吹山頂上付近の斜面に群生するメタカラコウ。ひときわ綺麗で豪華です。

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↓この大きな花には、やはり大きく華麗な蝶であるアサギマダラが似合います。

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↓寄って

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↓さらにアップで

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最後は、ウバユリです。

この花は、ユリ科の巨大な植物です。ただし、大きいとはいえ。薄緑色で筒状半開きで咲き、谷間に多いことからも、さほど目立ちません。

↓これで満開です。これ以上は開きません。

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ウバユリは、鱗茎が大きくなると、高さ1mをこえます。伊吹山の東登山道の谷筋に多いです。

↓あまり人気がありませんが、私は好きな花のひとつです。地味ながらしっかりとした存在感があります。

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↓つぼみ状態

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↓ウバユリの花序のひとつを、正面からアップで撮影。なかなか優れた造形を見せてくれます。

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2017年 09月 04日 |

伊吹山には、綺麗だけれども同定が難しい花があります。それが、クガイソウ と ルリトラノオ です
どちらも青紫系の細長い花でとても素敵なのですが、花だけ見ると私には区別がつきません。葉の付き方でなんとか区別します。

↓スジグロシロチョウを撮影したのですが、その止まっている花がクガイソウなのかルリトラノオなのか・・・

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↓少し角度/構図を変えて、葉も入れて撮影すると分かります。葉が輪生なので、これはクガイソウです。

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↓伊吹山のクガイソウは、イブキクガイソウとしてクガイソウから独立した種類(亜種)とする考え方もあります。

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↓こちらは、ルリトラノオ
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ルリトラノオは、伊吹山と岐阜県揖斐川町(伊吹山の東側すぐ)にしか分布しない珍しい植物ですが、瑠璃色の花がクガイソウそっくりなので、花だけでは区別しにくいです。

ルリトラノオは、葉が対生なので、そこで区別できます。

↓これは分かりやすい写真で、明らかに葉が対生なので、ルリトラノオです。

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↓ちょっと発色が青に寄りましたが、これもルリトラノオです。

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写真のように、クガイソウよりルリトラノオのほうが真っすぐ咲くような気がしますが、斜めによれて咲くルリトラノオもあるので、やはり葉の付き方で区別するのが正解です。


私自身は、昆虫とくに蝶がたくさん寄ってくるクガイソウのほうが好きなのですが、ルリトラノオの凛とした雰囲気も良いものです。

以下、5枚の写真はすべてクガイソウで、蝶や昆虫、カタツムリがいるものです。

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↓小さなカタツムリがいます。これは、ヒメボタルの餌になり、伊吹山頂の山小屋に宿泊すれば、夜に蛍の輝きを観察できます。

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↑周りをアカソが取り囲んでいますね。クガイソウも負けずに頑張って生きてほしいものです。



もうひとつ、名前的にややこしいのですが、イブキトラノオという白い花があります。

↓イブキトラノオ。これは、白い花とはいえ、やはり細長い虎の尾状の形をしています。

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↓シモツケソウの群落の中に咲くイブキトラノオの花たち。少し弱弱しい風情がなんとも個性的です。

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このイブキトラノオをはじめ、イブキフウロソウ、イブキトリカブト、イブキジャコウソウ、コイブキアザミなど、伊吹山にはイブキ~~と伊吹を冠した植物が30種近く自生しています。これは、伊吹山には花が多く植物研究のメッカであり、ここで発見命名された植物が多いからです。






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2017年 08月 29日 |

伊吹山の代名詞ともいえる美しい花がシモツケソウです。バラ科の多年草で、ピンクのふわっとした雰囲気は夏の山の妖精のようです。年によって開花量が異なりますが、運が良ければ群生して咲く景色も見られます。

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↓たくさん咲いていると見事です。
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10年ほど前から、シモツケソウの花が減り、心配されていました。

最近は、関係者の保護努力により、シモツケソウの開花数が復活しており、大きな群落も昔のように見られるようになってきました。
有難いことで、これからもこの繊細で美しい花の姿を見守っていきたいものです。

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群生するシモツケソウのお花畑の美しさは例えようもありません。
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↓霧が立ち込める中でのシモツケソウ群落も良いものです。夢幻的です。

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↓シモツケソウの上下に葉先が三裂した赤い細棒のような花が見えています。これがシモツケソウを圧迫しているアカソです。

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シモツケソウの減少をもたらした大きな原因は、このアカソという花の勢力拡大です。

アカソはイラクサ科の強勢な多年草で、60cmから120cmまで大きくなるため、アカソが繁殖すると他の植物が埋もれて枯れてしまうのです。

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伊吹山の山頂付近では多種多様な花が咲きますが、特にアカソ、次いでテンニンソウが優勢になってきており、他の植物が脅威にさらされています。特に生育環境が似ているシモツケソウの被害が多いようです。

異常繁殖した植物は盛期を過ぎると再び減少するものですが、アカソとテンニンソウに関してはそんな減少する気配が見られません。

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植物の生存競争といえばそれまででですが、伊吹山の植物の変遷には、多くの観光客や登山者にさらされる影響も指摘されており、人間が踏み込む環境に適したアカソのような植物に優位に働いているのです。


↓アカソも撮影仕方によっては、それなりに綺麗に見えますが・・・

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↓他の花(クルマバナ)を圧迫しつつあるアカソです。

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アカソは人気のない花なので可哀そうな気もしますが、お花畑がアカソだらけになってしまうのは、植物環境が貧しく単調になり考え物です。

外来種ヒメジョオンも広がってきており、これについては駆除する活動が行われているようです。

人間の生活環境に適応したススキやオオヨモギも勢力を増してきており、伊吹山独特の植物が減るのは望ましいことではありません。

入山者を制限すべきという意見もありますが、多種多様な花が咲き乱れる伊吹山だからこそ多くの登山者が殺到するわけで、それを一部の特権的な人にだけに見せるというのは反対です。誰でもこんな雲上の楽園を見たいわけで、伊吹山の素晴らしさを多くの方に味わってもらえるような方向で、自然保護に努めていくようにしてほしいです。

地球温暖化や鹿の食害という問題もあり、人気の伊吹山ならではの自然保護の難しさがあるようです。






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2017年 08月 17日 |

醒井の後編です。

↓地蔵川風景

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↓梅花藻と醒井宿の街並み

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↓梅花藻の茎は長く、独特の水中世界を形づくっています。

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梅花藻はユニークな水環境を育み、水生昆虫が生息するだけでなく、梅花藻の茎葉を産卵床とするハリヨ(針魚)という淡水魚が見られます。

ハリヨは岐阜県と滋賀県の山間部にしか生息しない貴重な生き物で、年間を通じて低水温で清浄な浅瀬環境に適応しています。
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ここ居醒の清水近くの延命地蔵堂には地蔵川のハリヨを入れた水槽があり、飼育された姿を間近で見学することができます。

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ハリヨは、わずか体長5㎝ほどの小さな魚で、背中にや腹にトゲを持ちます。現在は環境の悪化や近縁のイトヨとの交雑が進み絶滅が危惧されているそうです。

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ハリヨの水槽のある地蔵堂の側に、雨森芳洲の歌碑があります。

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「水清き人の心をさめが井や底のさざれも玉とみるまで」

江戸時代中期の儒学者である雨森芳洲は、近くの現・長浜市の出身で、対馬藩に仕え李氏朝鮮との外交に活躍しました。この歌は、晩年、故郷近くの居醒の清水に思いを寄せて詠んだものです。


雨森芳洲は、木下順庵の下で儒学を学び、新井白石、室鳩巣とともに、木下門下の五先生あるいは木門十哲の一人とされた秀才です。朝鮮語と中国語に堪能で、外交官としての役割を果たすとともに、篤実な人格者で信頼され、対馬藩主の側用人にも就任しました。


↓ヤマトタケルの像(伊吹山の神に敗れたヤマトタケルは、ここの清水で傷を冷やしたとされています)

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↓その「居醒の清水」(平成名水百選のひとつ)

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↓上の写真の中央部分をズームでアップ・・・確かに相当の量の水が湧いています。

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居醒の清水を見たら、来た道を戻ります。

↓醒井宿の街並みは素敵です。

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↓帰路、醒井宿の民家玄関先に植えられていたルリヤナギの花

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醒井の街並みの西はずれ(大王水から西へ3分)に、西行水という湧水があり泡子塚が祀られています。これは西行法師の逸話に彩られたロマンチックな場所です。

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伝説によると、平安時代末期、西行が京から関東へ行く途中、この醒井の湧水で休憩していたところ、茶店の娘が西行に恋をして、西行の飲んだ後の茶の泡を飲むと懐妊していしまい、男の子を生みました。

西行は、関東からの帰り、ここに立ち寄り、娘から話を聞き、その生まれた子を見つめるや「今一滴の泡変じてこれ児をなる、もし我が子なら ば元の泡に帰れ」と祈り「水上は清き流れの醒井に浮世の垢をすすぎてやみん」と詠みました。すると不思議や、その子はたちまち消えて、元の泡になりました。西行は「実に我が児なり」と、ここに石塔を建てたそうです。

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↓西行水の近くには、中山道醒井宿の道標があります。

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2017年 08月 11日 |

「たびねす」に、私の <夏は滋賀県・醒井で梅花藻(バイカモ)の可愛い姿を観察しよう!> という記事が掲載されました。夏に最適の清流に咲く水中花の記事ですので、ぜひご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。






ブログでも、上記の、たびねす記事とタイアップして、醒井の街並みと水中花:梅花藻について、紹介します。

「醒井」は、JRの駅名は「醒ヶ井」と書き、いずれも「さめがい」と読みます。

『日本書紀』の日本武尊(ヤマトタケル)伝説に登場する「居醒泉」(いさめがい)に由来し、伊吹山の神に敗れたヤマトタケルの傷を冷やしたとされ、ここの湧水がはるか神話時代から有名であったことが分かります。

また、東日本と西日本を結ぶ交通の要衝で、泉が湧き、旅人が休憩する場所として最適だったのです。当然、昔より宿場町であり、中山道の61番目の宿場でした。


↓JR東海道線の醒ヶ井駅

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↓醒ヶ井駅前にある「醒井水の宿駅(さめがいみずのえき)」
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↑直売所として地場の野菜や名物お土産物を販売しており、おふくろバイキング 「みゆき」やミュージアムもあります。なにより「醒井の湧水」が入口前にあり、無料で試飲したり汲むことができます。美味しい水ですので、ぜひ試してみましょう。


醒ヶ井駅前から、南へ国道21号線を渡り、行きあたりを東(左)へ折れて歩いて5分ほどで、地蔵川に至り(十王水)、ここから地蔵川の水源たる居醒泉の清水まで約500mの間に、点々と梅花藻(バイカモ)が見られます。

↓十王水までの道の左側にある旧・醒井郵便局の建物

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↑有名なヴォーリズの設計による郵便局舎で、石造り風に見える木造モルタルの擬洋風建築という独特の建築物です。現在は醒井宿資料館になっています。


↓旧・醒井郵便局の先にある案内看板(写真をクリックすると横1200ピクセルに拡大されますので、地図として参考にしてください)

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↓十王水。川の流れの中にあるので、水源がある湧水とは分かりにくいです。

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↓十王水付近で見る梅花藻

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河岸には「かわと」という川際に降りる階段状の場所が設けられ、果物を冷やしたり野菜を洗ったりできるようになっています。古くから地元の人たちの生活と結びつき保護されてきた水と親しむ街並みは、落ち着きと潤いのある情緒を醸し出しています。

↓水に親しむ地蔵川沿いの醒井宿風景

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↓夏は、地蔵川に咲く水中花である梅花藻(バイカモ)が一番人気。多くの観光客が訪れます。

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醒井宿資料館のひとつである問屋場のあたりが梅花藻が最も群生して見られます。

↓問屋場

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↓梅花藻は可愛い水の精

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地蔵川は、梅花藻が生息する貴重な場所として知られ、年間を通じて14度くらいの清浄で安定した湧水環境が維持されています。梅花藻は、初夏から初秋にかけて小さな梅のような花を水面に咲かせ、全体的に小規模ながら独特の華やな雰囲気があります。夏季の限定期間には、梅花藻の夜間ライトアップもあります。

↓梅花藻の群生

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↓梅花藻に近づいてクローズアップ撮影

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↓あれ?梅花藻に赤花があるかと思って、接近してよく見ると、上流で岸から落ちて流れてきたサルスベリの花でした。それでも、とても風情がありました。

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2017年 07月 08日 |

「たびねす」に、私の <雲上の楽園!滋賀「伊吹山」で美しい花と蝶を観察しよう!> という記事が掲載されました。
これまで何十回と登って自然観察をしてきた伊吹山の花と蝶について、簡単にまとめてみたものです。ぜひご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。






伊吹山については、今年の夏(8月)も行きたいと思っていますが、もしそれが実現すれば、またブログ記事でより詳しく本格的に紹介したいと計画しています。
そこで今日は、季節ものを優先して、半夏生について書いておきます。


半夏生(はんげしょう)とは、雑節の1つで季節を示す用語。夏至から11日目の頃をいいます。今年は7月2日でした。
由来は諸説あり、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が半分白くなり、化粧しているように見えるからとも。また、ハンゲ(カラスビシャク)という薬草が生える時期という説もあります。

この時期は、農家にとって節目なので、各地いろいろな風習があります。
私の近所では、蛸を食べます。

↓近くのスーパーでは、半夏生セールをやっていました。

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↑説明によると、「稲の根がタコの足のように大地に広がってしっかり育つように」との願いを込めて、半夏生にタコを食べる風習があります、とのことです。

皆さんのところでは、どんな風習があるでしょうか?


私は、半夏生(ハンゲショウ=カタシログサ)という花が、好きなので、この時期はハンゲショウが必ず見られる所に写真撮影に行きます。近くの緑化センターです。この場所については次回の「たびねす記事」に掲載する予定にしていますが、今日はフライングで、今まさに開花シーズンのハンゲショウをお見せします。

ハンゲショウは地味な花ですが、花が咲くころに、葉の一部が白くなり、なんともいえない良さがあります。確かに半分だけ化粧しているような風情です。


以下、ハンゲショウの様々な表情をご覧ください。

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余談です。

この花の名前ハンゲショウについては、7月はじめの「半夏生」の時期に開花するからという説と、葉の片面が白くなる「半化粧」だからという説があります。
一方、雑節の季節用語「半夏生」は、ハンゲショウの花が咲くから名づけられてという有力な説があります。つまり、どちが先か?、卵が先か鶏が先か?、という循環する話ですね。

思うに、この花名の由来は「半化粧」で、そこから雑節の「半夏生」が名づけられたとすれば、スッキリしますが、いかがでしょうか?



生物学的には、上の写真をご覧いただければお分かりのように、花径に近い葉が、開花時期に白化しますので、この葉が目立つことで、花弁の役割を果たしていると考えられます。この自然の造化の妙と、これを「半化粧=半夏生」と名づけた日本人の優れた感性に、驚かされます。


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2017年 05月 10日 |
恐竜博物館の記事が続きましたので、少し巻き戻して、桜と野鳥の写真をアップしてみます。

今春は足の調子が悪く、本格的なフィールド撮影ができませんでした。とはいえ、近所の公園散歩くらいは出来ますので、桜の時期は、おなじみの小さな野鳥をからめた写真を撮影しました。
重い撮影機材を持ち歩けないので、あまり大きく撮れなかったですが、なんとか今年も出会えて嬉しかったです。


↓メジロ
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↓ヒヨドリ
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↓エナガ2景
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↓ヤマガラ
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↓シジュウカラ
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↓桜まつり
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↓紅枝垂れ2景
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↓落桜有情
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