模糊の旅人
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2015年 09月 18日 |
「たびねす」に、私のイラン考古学博物館のガイド記事がアップされました。
歴史の教科書にも登場する有名な出土品もありますので、ぜひ、お読みください。
どうぞよろしくお願いします。

(20)イラン考古学博物館でペルシアの美の真髄に触れよう!
http://guide.travel.co.jp/article/12680/





さて、前回ブログ記事に関し、著作権切れの『夜明け前』の文章データについて、何人かの方から御質問を受けました。そこで、ご存知の方も多いとは思いますが、著作権切れデータの読み方について簡単に書いておきます。(写真は再掲です)
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著作権は、著者没後50年を経過すると消滅し、誰でも著書を自由に利用できます。
そこで、インターネット上には、過去の名著などが、フリーテキスト(無料電子書籍)ということでデジタル化され、誰でも読める形で公開されつつあります。

無料電子書籍の主なサイトは、近代デジタルライブラリー、青空文庫、プロジェクト杉田玄白、うわづら文庫といったところです。
中でも青空文庫は、対応する公開形式が豊富で、作品数が多いので、一番のおすすめです。(現時点で、青空文庫収録作品数は、13269件です)

利用方法は簡単で、Googleなどの検索サイトで、例えば「青空文庫 夜明け前」と検索すれば良いのです。
また、青空文庫のトップページからは、作家別・作品別・分野別の検索もできます。
こうして得られた画面上のテキストデータを、コピー&ペーストして、前回のブログ記事に利用させてもらいました。(したがって、引用する際は、いちいち打ち込む必要はありません)
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検索またはダウンロードした本のデータは、もちろんパソコンや汎用タブレット、スマートフォンなどで読めますが、専用の電子書籍リーダーの利用が、最も読みやすいです。専用機なので目に優しく、利用法も単純で、パソコンのように将来的な陳腐化という現象も起こりにくいです。

専用の電子書籍リーダーには、アマゾンの Kindle、楽天の kobo、ソニーの Readerなどがあります。
使い勝手は各社そんなに変わりません。機能が増えると値段が高くなるのは各社共通で、お好みで機種を選べば良いのです。
私的には、無料の青空文庫や有料でも一般的書籍を読むだけなら、各社の下位機種で十分だと思います。(旧型の kobo Touch なら今6000円程度で購入できます)
電子機器マニアや、有料の最新電子雑誌を頻繁に購読するようなヘビーユーザーなら、新しい上位機種が必要でしょうが・・・

↓kobo
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私が使用しているのは、古い kobo です。
これは某写真コンテストで賞を受けた際の副賞としていただいたもので、今では旧機種になっていますが、まったく問題なく楽しんでいます。
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ネット有線環境でパソコンを利用の方でも、koboで電子書籍を読めます。つまりWi-Fiを使わなくても青空文庫を利用できるので、新たに無駄な通信料を支払う必要はありません。

最初にkoboデスクトップアプリをパソコンにインストールしておけば、その「ストア」ボタンから楽天のサイトにアクセスし希望する青空文庫を選んで無料購入できます。あとは、付属のUSBケーブルでkoboを同期すれば、koboにデータが落とし込まれ電子書籍が読めます。(セッティングの詳しい方法は、こちら

↓私のkoboデスクトップアプリのパソコンでの画面のごく一部です。
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私の場合、現在は、近代文学を中心として約100冊ほどをkoboに入れています。近代古典文学が割と好きなので青空文庫はとても役立ちます。(翻訳本の場合は、著作権は訳者の死後50年になりますので、青空文庫に翻訳本はまだ少ないです)
河口慧海『チベット旅行記』などの旅行記や、寺田寅彦『花物語』などのエッセイも入れています。
これだけの量の本を紙で持ち歩くのは不可能ですから、非常に便利です。
日常の電車での移動や、旅での飛行機中や乗り換え待ち時間などでも、koboで読書を楽しんでいます。
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紙には紙の優れた点があります。家で本格的に本を読み込む場合は従来型の紙製の書籍の方が優れています。装丁などを含めた「本」の存在感のあり方は電子書籍ではとうてい味わえないものです。
また何より、自分の専門的な分野では、ほとんど電子化した本はありません。

しかし、自宅の書棚がもう一杯なので、古い本の処分も喫緊の課題であるのも事実です。
そこで、無料で手に入る、著作権の切れた近代古典文学類は、なるべくペーパーレス化=電子書籍化していき、必要に応じて、koboで読むようにしています。(蔵書書棚がネット上の青空文庫で、個々の本が kobo という感じでしょうか)

前回ブログ記事で引用した島崎藤村や夏目漱石といった有名文豪は電子化されていますので、必要に応じてダウンロードして kobo で読みます。
いっぽう、谷崎潤一郎など著作権が切れていない又は切れたばかりの作家は電子化されていないので、古い紙の単行本で読みます。村上春樹などの生きている現代作家の作品は、有料電子化発売されたものもありますが、やはり紙の単行本のほうで読んでいます。

なお、電子出版しかしていない本や雑誌もあります。私はあくまで紙と電子の併用ですので、電子書籍オンリーというわけではありません。電子出版だけの本を購入する必要性は感じていません。
あくまで、現時点では、紙の単行本が主で、電子本を従とする、使い分けです。
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現在の時点における、電子書籍リーダーのメリットを並べておきます。

(1)著作権切れのものは無料で読める。
    ただし、著作権切れのものでも、電子化されていないものは読めません。
    専門書やマイナーな本はまだまだ電子化されていないというのが実情です。
    いっぽう、紙製の単行本は、著作権切れのものでも有料で購入しなければなりません。
    人の手垢がついたものでよければ、紙製の本は図書館で借りて読むという有力な方法があります。

(2)著作権のあるものも一部無料あるいは廉価で読める。
    著作権と関係なく「自由に読んでもらってかまわない」という本も多くあり青空文庫で無料で読めます。
    ただし、青空文庫にある著作権の切れていない作品については、私的使用以外は禁止です。
    
    一般的に紙の書籍より電子書籍の方が安価あるいは内容豊富です。
    例えば話題の村上春樹『村上さんのところ』は、単行本と電子書籍が発売されています。
    値段はほぼ同じですが、電子書籍版は単行本の8冊分のボリューム内容となっています。

(3)文字・改行スペースを自在に大小にできる。
    電子書籍リーダーなら自分の好きな文字の大きさや改行表示が可能です。
    これは高齢者や視力に問題のある方にとっては非常に良いことです。
    私自身も、最近は少し老眼になりつつあるので、koboの文字拡大機能はありがたいです。

(4)省スペース化が図れ、持ち運びも便利
    私の古いkoboでも、現在100冊ほど入れていますが、まだまだ数倍以上容量に余裕があります。
    1000冊以上の電子書籍が入る書籍リーダーもあります。
    外出・旅行などには数百冊を手軽に持って歩けるわけで非常に便利です。
    もちろん、電子書籍の入れ替えも容易です。
    ネット上に蔵書書棚あるいは本屋があると考えれば可能性は無限に広がります。
    ただし、高精細の写真など容量の超大きいコンテンツを入れると途端に容量が減ります。
    電子書籍リーダーは文章による作品を主とするのがベターです。

(5)絶版が起こらない。
    紙の単行本では発売部数に限りがあり絶版という現象が起こります。
    電子書籍は一度デジタル化されれば、理論的には絶版は起こりません。
    ただし、将来的に電子データの消失や消去といった事態が全く無いとはいえません。

(6)いつでもどこでも容易に入手できる。
    インターネット環境さえあれば、24時間いつでもどこでも電子書籍を入手できます。
    そして、すぐに読むことができます。
    いったん電子リーダーにダウンロードすれば、ネット環境に関係なく、どこでも読めます。
    
(7)劣化しない。
    紙の単行本は、黄ばんだり、破れたり、手垢・水などで汚れたり、徐々に劣化していきます。
    電子書籍は何十年たっても、同じ品質で読むことができます。
    ただし、電子書籍リーダー自体には寿命があり、落下したりして壊してしまう可能性もあります。
    電子データはネット上にもありますので復旧は容易で、内容そのものは劣化しないのですが、、、

(8)高度な利用も可能
    音声読み上げ機能や辞書機能もあり、ハイパーリンクを使ったジャンプもできます。
    つまり「電子ならではの仕掛け」もあります。
    電子しおりを挿入したり、書き込みメモ機能というのも可能です。
    読書の幅が広がるとも言えますが、ネットサーフィン的な利用が読書と同じものとは言えません。
    また、さらに進んだ、計算編集機能など、あまりに高度な応用的利用は疑問です。
    そうなると、専用リーダーというより、汎用のパソコンあるいはタブレットと同じになってしまいます。
    将来的には、スマートフォンと小型パソコンの境界に埋もれてしまう可能性もなきにしもあらずです。

    私は、専用電子リーダーの場合、シンプルな読書機能さえあれば十分だと考えます。
    読書途中に電話やメールが飛び込んくるスマートフォン的機能はまっぴら御免です(笑)

    
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アルファベット文化の欧米では書籍の電子化が容易なため、専用リーダーが大きく普及しています。
日本では、特異なガラケーやスマートフォン文化のほうが発展しており、専用リーダーの広がりはまだまだのような感じがします。

私自身は、上記で説明したように、紙の本を主としながら電子書籍を併用して使い分けています。
紙と電子は一長一短があります。現在はまだ紙の本のほうが優位性を持っていると思いますが、「本離れ」という現象が起こっていると聞きます。そういえば、町の小さな本屋さんというのは少なくなりましたね・・・

音楽関係では、かつて普及していたレコードどころか、最近はCDの売上も落ち込んでいます。これはひとえに音楽データの配信・ダウンロードという形の普及によります。
単行本の書籍もCDのようになってしまうのでしょうか?

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2014年 03月 27日 |
百聞は一見にしかずと申しますが、現地に行ってはじめて実感できることがあります。
すなわち、今回の旅で驚いたことの三つ目は、「治安の良さ」です。

日本では、「イスラエルは世界の火薬庫」のように報道されており、私自身もちょっと不安に思っていました。
しかし、実際に行って見ると、とても安全で、アジアの他のどの地域よりも治安が良かったです。
もし、かつて非常に希に起ったイスラム過激派の自爆テロや、現在も繰り返されるガザ地区からのロケット弾攻撃がなければ、世界でも有数の安全で治安の良い国であると思われます。

確かに街中でもイスラエルの軍隊や警察の姿が目立ち、空港や国境での検問や検査は厳しく時間がかかります。パレスチナとの境には分離壁もあります。
でも、逆に言えば、それだけセキュリティーに徹底的に気を配っているからこそ、とても安全な場所となっているのです。

ロケット弾についても、イスラエル西南部や、ガザ地区周辺に立ち入らなければ問題ありません。
少なくとも、我々が観光に行くような所は、どこも安全な場所ばかりです。

↓エルサレムでの敬謙なユダヤ兵士さん
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↓パトカ―が観光地を巡回しています。
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本当のところは、イスラエルは多くの聖地を抱え、歴史文化の見所が多く、野鳥や花もたくさん見られ、自然・気候風土も変化に富んだ、とても素晴らしい場所なのです。
衛生面も綺麗でホテルの水道水も問題なく飲め、食べ物もとても美味しかったです。
円安になってきましたのでやや物価が高くなりましたが、これまで私が旅してきた東欧諸国より、ずっと英語が通じますし、ドル札がそのまま使える場所も多いです。

実際、イスラエルは観光立国という面もあり、世界中から、多くの観光客が集まって来ています。
世界中に広がるキリスト教徒の聖地巡礼団の数は非常に多いですし、ごく普通の世俗的な観光客もたくさん来ています。
ただ、他の世界の有名観光地と比べて、日本人観光客が、異様に少ないのです(笑)

間違っているとまでは言いませんが、日本におけるイスラエルとパレスチナの報道が、一方的に過ぎる面が大きいと考えます。
ちょっとした噂のある場所に観光で行くのは危険で自粛すべきで事あれば自己責任だとする過度なマスコミ報道や、付和雷同する世論の動向が、イスラエルに行く日本人観光客の少なさに現れていると思います。
私は、キリスト教に興味をお持ちの方にだけではなく、一般の方にも素敵な観光地として、イスラエルをオススメします。


もちろん、イスラエルの抱えるパレスチナや周辺国家との対立問題を忘れろというわけではありません。
このあたりのことを詳述すると長くなり、同じ事象を説明しても立場の違いで見方・意見が大幅に異なってしまいます。
中東では常識の「平和とは力で勝ち取るもの」などと言うと日本では誤解を招く可能性が高く、いろいろ難しい問題が発生しますので、詳しい政治的な意見記述はあえて省略させていただきます。ただ、決して事実を隠しだてするつもりはありません。


二千年間にわたってディアスポラ(離散)のユダヤ人たちが、ポグロム(ユダヤ人に対する集団的迫害)やホロコースト(ナチスの大虐殺)や社会的差別の中で民族のアイデンティティーを失わず耐え抜き、いにしえのカナンの地に入植し続け、永年の悲願であるイスラエル建国を勝ち取ったのは事実です。
また、そのイスラエル建国により、居住地を失ったアラブ人たちが多数存在し、パレスチナ難民が発生しているのも事実です。

第四次中東戦争が終わってから40年くらいになり、本格的な戦争の時代は過去になりイスラエル国内では穏健なイスラム教徒がほとんどですが、パレスチナではいまだガザ地区からイスラエル南部への散発的なロケット弾攻撃があり、周辺アラブ世界のイスラム強硬派はイスラエルとの対決的な姿勢を崩していません。
もうすでに長く平和な状況であるともいえますが、中東の情勢は予断を許さないという見方もあります。
ものごとには、コインの表裏のように、二面性があるのです。

写真紹介の自然な流れに沿い、出来る限り中立的な立場に立って、イスラムとユダヤの問題も書いていくつもりです。

↓パレスチナ国のアラブ人居住区から撮影したイスラエルとの境の分離壁
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↓イスラエル国内のイスラムモスクのあるアラブの街(平和的に共存するアラブの街には分離壁はありません)
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上の二枚の写真が示すように、イスラエルのアラブ人の街を紹介する際、どちらか一枚だけ掲げると、コインの一面だけが強調されてしまうのです。


ガザ地区やヨルダン川西岸地区に成立した、パレスチナという国家については、2012年11月29日には国連総会においてパレスチナを「オブザーバー国家」に格上げする決議案が採択され、国連では「国家」の扱いを受けることとなりました。パレスチナを正式に国家承認した国は、世界で134国に達します。(日本はまだ未承認)
そこで、それを尊重して、イスラエルからパレスチナに返還され自治を任されたパレスチナ自治区(A地区)については、私はパレスチナという国として表記し、写真等も載せて行くことにします。

↓現在のイスラエル国とパレスチナ国(グレーに塗ってある部分:ヨルダン川西岸地区とガザ地区)の状況地図
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さて、イスラエル~パレスチナを旅行される際は、せっかくなので、ぜひ歴史的・宗教的な本や資料も読んで行かれることをオススメします。
なぜなら、この地は、数千年の昔から有名な歴史の舞台であり、歴史的・宗教的な知識を得ておくと、はるかに当地への理解が深まり、とても興味深い旅行が出来るからです。

何より、聖書に書かれた場所が、そのまま今でも存在し、イエス・キリストはもちろんのこと、モーゼからペトロ、パウロに至るまで、多くの関係者の足跡をたどることができます。まさに聖書の大地の旅を実感して楽しむことが出来るのです。

私もここ聖地巡礼の旅はだいぶ以前から行きたかったので、あらかじめ何年も前から、少しずつ関係書籍を読んできました。

↓今手元にある私があらかじめ読んだ本(詳しく知りたい方はクリックすると横1000ピクセルに拡大しますので、大きくして参考にしてください)
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歴史本や案内書には、それぞれ一長一短があり、難易度が違います。特にイスラエル・パレスチナに関しては宗教的見方や政治的立場・心情・考え方で相当内容が異なり、決定版というべきものがありません。

ただ、図が多く特に分かりやすく小さくて手軽に持って行けるのは、↓の本です。
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ということで、次回からは、まず、聖書の記述に沿ってイエス・キリストの生涯をたどる形で、聖書の大地の旅を紹介していこうと思います。


見よ、わたしはこの地をあなたがたの前に置いた。この地にはいって、それを自分のものとしなさい。これは主が、あなたがたの先祖アブラハム、イサク、ヤコブに誓って、彼らとその後の子孫に与えると言われた所である」(申命記1.8)

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2012年 08月 21日 |
旅枕
koboを手元に引き寄せて
文豪の
青空文庫をひもとけば
文(ふみ)の世界は
風になる
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旅は風
ハンドルを気ままに切って
走り、食い、走り、写真を撮り、温泉に入り、読み、そして寝る
カメラとkoboがあれば十分だ
旅はただ
出会いと別れの
風の音
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旅の宿
旅の中で、また旅をする
美濃の渓谷の温泉で
読みふける
名著『チベット旅行記』の中の主人公になり
さらに旅する
風の中
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OLYMPUS E-5 with ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

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2010年 11月 29日 |
明日、ヨーロッパへ旅立ちます。

しばらく、ネットやブログのことは忘れて、旅と写真を楽しんできます。

「この一瞬は、この時しかないのだ」(K様)と、一期一会の写真を思い切り撮ってきます。
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出発にあたって、ひとつトラブルがありました。
カメラ関係とか非常にうまく行って喜んでいたのですが、人生そうそう幸運ばかり続くとは限りませんね。

実は、予約していたフィンランド航空が、ストライキに突入で飛行機が全く飛ばなくなったのです!

いろいろ、すったもんだしたのですが、結局、成田経由のKLMオランダ航空で行くことになりました。
いやあ、参りました。でも、なにはともあれ無駄な愚痴は封印して、楽しく行ってきます。

帰りは、まだどうなるか分かりません。フィンランド航空は、こりごりです(笑)
多分、フランクフルトかパリ経由になりそうですが、これもまた旅の面白さかもしれませんね。

とにかく、12月中頃には帰ってきて、ブログを再開する予定ですので、またよろしくお願い申し上げます。

それでは、皆さん、ごきげんよう!

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2010年 02月 25日 |
沖縄について、何人かの方からお訊ねがありましたので、沖縄に関する代表的な本を紹介させていただきます。本の表紙の一部をスキャナーで切り取って、ちょっと遊んでみました。

↓いわゆるマニアックな「沖縄本」の古典的名作が、この本ですね。多くの沖縄フリークを生んだ本です。
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↓沖縄音楽については、種々の本がありますが、この本が一番分かりやすいように思います。
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↓ウチナンチューの唄者でもある故・照屋林助さんの本も読みやすく名作だと思います。
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↓沖縄料理については、古典的な琉球料理も紹介しているこの本が良いと思います。写真が素晴らしいです。
『大琉球料理帖』です。
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↓庶民的な沖縄全般の話は、この本が面白いです。
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その他、沖縄本は多いですが、あくまで趣味的に乱読しているので、処分してしまった本も多いです。
100冊は読んだと思うのですが・・・ちゃんと記録・整理していないので、忘れてしまいました。
今思い出すものを題名だけあげてみます。印象に残った沖縄関連の本の数々。。。。

『はじめての三線』
『唄に聴く沖縄』
『沖縄は歌の島~ウチナー音楽の500年』
『ヤマトンチュのための沖縄音楽入門』
『沖縄独立を夢見た伝説の女傑 照屋敏子』  
『コザに抱かれて眠りたい』
『沖縄カミさん繁盛記』
『辻の華』
『琉球王国ぶらぶらぁ散歩』
『なんくるない』
『沖縄の離島45』
『ナツコ 沖縄密貿易の女王』
『おんなひとりの沖縄暮らし』
『沖縄を撃つ!』
『私たちの沖縄移住』
『肝(ちむ)―沖縄・コザの登川誠仁』
『沖縄 島唄紀行』
『うたまーい 昭和沖縄歌謡を語る』
『島人魂』

なお、これらの本を読んで、沖縄依存症すなわち「沖縄大好き病」を発症しても、当方はいかなる責任も負いませんので、あしからず(笑)

また、ブログでリンクさせていただいているstowaway blogの(は)さんが、沖縄に関する本を執筆中で、もうじき脱稿される状況のようです。非常に楽しみにしているので、発売されたら、またお知らせする予定です。

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2009年 07月 18日 |
今日、大阪本町の富士フィルム・フォトサロンに行って、米美知子写真展を見てきました。
米美知子さん御本人に少しお話をうかがい、写真集『水のゆくえ』を買って帰りました。

写真展は素晴らしく、大きなプリントで見るとちょっと感動ですね。
みごとな写真に囲まれて、「美しき天然の詩」ともいうべき米ワールドを満喫しました。
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米さんの写真には人間の姿が全く出てきません。そこには、ひたすら日本の自然の美を追求する米さんの一途な姿勢が感じられました。
厳しい自然の造形の写真が多いのですが、それでも、米さんの写真は、どこか優しさがあります。
日本の自然自体が優しいのか、米さんの優しい人柄が出ているのか、それとも、私が日本人だから優しく感じられるのか・・・おそらく、その全てだと思います。

お話のなかで、フィルムとデジタルには、それぞれ良いところがあり、今後も両方とも使って行きたいとのことでした。今回の写真展は、富士フィルム・フォトサロンなので、フィルム撮影分を中心として展示しているそうです。
現在の、主力機材は、ペンタックス645N2と、キヤノンEOS5DmarkⅡとのことです。
そして、撮影技法は、全て、スポット測光で、マニュアルで行っているそうです。いろいろ参考になりました。

米美知子さんは、その作品も、お人柄も、ご容姿も最高でした。
この写真展の情報をいただきました、k_sceneryさん に、御礼申し上げます。

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2009年 05月 09日 |
屋外写真が続きましたので、たまには室内も・・・といっても我家は何もないので、私の好きなものを・・・

雨の日は、部屋で静かに過ごす事も多いです。
「アジェの写真集」
「夏川りみのCDアルバム」
「一眼レフにマクロレンズ」
「ギネスの黒ビール」
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私のささやかな悦楽です。
フランスの写真を見ながら、美しい声の沖縄音楽を浴びながら、一眼レフをいじりながら、アイルランドの苦味とコクを味わう・・・そんなほんの小さな幸せも大切にしたいものです。

この写真を撮った5月4日は、雨が降っていました。
また、夏川りみさんの結婚式が行われた日でした。心よりお祝いを申し上げます。
私は苦しい時に、夏川りみさんの歌声に癒され救われてきた経験があります。その夏川さんが幸せになられることは、とても嬉しいことです。私も「感謝の気持ちを忘れずに」生きて行きたいものです。

ところで、本日、アクセス数が28万件を突破いたしました。これもひとえに皆様のご協力のおかげです。本当にありがとうございました。

ようやく目標としてきました30万アクセスが見えてきたような気がします。ここまで来るとは思いもしませんでした。旅行とカメラという趣味が、ブログという形に結実していく嬉しい実感があります。そしてなにより、皆様と交流するからこそ持続してこれたのです。私のささやかなブログを御愛顧いただき深く感謝いたします。
どうぞこれからも、心より、宜しくお願いいたします!

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2009年 04月 04日 |
今日は、久しぶりに長文を書いてみたくなりましたので、好きなアジェの話などを・・・・駄文ですので興味のない人は読み飛ばしてください。

私は、学生時代パリに留学したかったのですが、残念ながら果たせずトラウマがあります。いわば、パリ・コンプレックスですね(汗。。。
そのせいか、社会人になってからは、何度もパリに行きました。その導きの書というか、指標の書が、『アジェのパリ』でした。この写真集は、私の愛読書でもあります。

私が一番好きな写真家はと聞かれたら、アジェと答えます。友人からは、意外だと言われるのですが、自分の作風とは確かに随分違います(笑)

アジェの写真は、芸術的に凝ったいわゆるサロン写真でもなければ、観光写真でもありません。また、いわゆる決定的瞬間のスナップでもありません。
むしろ、淡々とした記録写真と呼ぶのがふさわしいように思えます。

ひたすら、大型カメラで、アオリを用いて、建物をまっすぐ撮るのが特徴のアジェのパリ写真は、不思議な存在感があります。

アジェの撮ったパリは、もう百年前のものです。ヴェルレーヌやランボーと同時代の人なんですね。
ブラッサイやドアノー、カルチェ=ブレッソンのパリ写真も有名ですが、そうしたパリ写真というジャンルの創始者が、アジェだといえるでしょう。

私が惹かれるのは、アジェの静かな「まなざし」です。
技巧を誇るサロン写真のような優雅な「美」はないですが、静かな「美」があります。
キャパや土門拳の力強いスナップのような正面きった「社会性」はないですが、静かな「社会性」があります。

写真は技巧が本質でもなければ、社会性が本質でもないと思うのです。それも要素ではあると言えますが、写真はまず写真であり、撮影者のまなざしの記録であると考えます。

なんとも表現しにくいのですが、私にはアジェのこの「職人」としての姿勢が潔く、そして、結果として捉えられたパリの街が大好きです。写真集「アジェのパリ」をパラパラとめくりながら、眠りにつくことも多々あります。

今、百年前のパリと変化していない場所をみつけた時、おおこれはアジェのパリだと感動することがあります。
それは、私の密かなパリ旅行の楽しみでもあります。
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アジェは、大型カメラと三脚を担いで、パリ中を歩き回り、特に人通りの無い早朝に街そのものをよく撮りました。これは、街を正確に撮るためで、いかにもアジェらしい、シンプルなパリが写っています。
また、アジェの撮った、人々の写真も興味深いです。どちらかといえば、貧しい人々や、露天商、ボヘミアン的な人々が多いのですが、その優しいまなざしは、ひたすら自然です。屑拾いや娼婦などは、普通は写真を撮られるのは嫌がるはずです。それを、三脚を立て長時間露光が必要な大型カメラで、きわめて自然に撮影するというアジェの職人気質には感動すら覚えます。きっと人柄もあったのでしょうね。

アジェは淡々とパリを撮り、画家や版画家に素材として売っていたそうです。アジェがいなければ、ユトリロや藤田嗣治やドランの絵はなかったかもしれないのです。また、アジェの写真は、ブルトンらのシュールレアリストに衝撃を与え、その雑誌の表紙を飾ったそうですが、アジェは掲載は認めたものの、名前の公表は拒否したそうです。
このあたりは、まさにアーティストではなく写真職人としての、アジェの面目躍如ですね。

C'est du document et rien d'autre.「それはドキュメントであり他の何ものでもない。」(アジェの言葉)

ユダヤ系の思想家ベンヤミンにも影響を与え、その『写真小史』はまさにアジェの写真を元に書かれた写真論です。また、未完の主著『パサージュ論』は、パリ都市論であり、パリを徘徊するアジェの姿を思い浮かべながら読まざるをえません。

「街中でアジェする」という言葉があるように、後世に与えた影響は大きいですね。
私も、自分の町、大阪をアジェしたいです(笑)
もちろん、写真としては、アジェの向うを張るつもりは、さらさらありません。その技量もありません。私は、私独自の「まなざし」で、趣味として、これからも写真を撮っていきたいと思います。

とは言いつつ、アジェ風の写真で遊んでみたいこともあります。
ひとけの少ない早朝に撮ったパリの写真をアジェ風に加工してみましたので、お楽しみください。


「アジェ風に・・・模糊のパリ」
フォトショップE6にてRAW現像及びレタッチ(モノクロ化、アオリ風補正、軟調化など)
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