模糊の旅人
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2016年 08月 29日 |
海会寺跡と道を挟んだ向かい側に、古代史博物館・泉南市埋蔵文化財センターがあります。一階の泉南市埋蔵文化財センター部門では、出土品の調査研究と記録保存が行われており観光客は通常は入れませんが、二階の古代史博物館部門は一般開放されており、無料で誰でも見学できます。

↓古代史博物館
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↓一階には泉南市埋蔵文化財センター部門があるのですが、来館者には二階の古代史博物館部門に導くように上手に設計されていますね。
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↓海会寺遺跡で発掘された軒丸瓦の蓮華文様にちなんで蓮の花が栽培され開花していました。
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↓二階の古代史博物館に入館します。
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↓古代史博物館から海会寺跡遺跡方面を望みます。
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↓窓際に展示された海会寺跡遺跡俯瞰図
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↓海会寺の五重塔の頂上にあった相輪(そうりん)の3分の1スケールの復元模型があり、金色に輝いています。
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この模型は発掘調査により得られたデータに基づき細部まで忠実に再現された壮麗なものです。

↓相輪の説明板
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↓フロアに展示された銅剣・銅鏡・銅鐸
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↓二階フロアのサロン
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海会寺跡と一岡神社を一望することができます。サロンの椅子に座って、この目の前に、古代文化の象徴ともいうべき巨大な寺院が建っていたことを想像してみたください。往時の雰囲気を偲び、なぜここに海会寺が建てられたのかという古代史ミステリーの謎解きに挑戦されてはいかがでしょうか。

同フロアの特別展示室には、海会寺跡で発掘され重要文化財に指定されたもののうち優品約100点が、常設展示されています。
次回はこの展示内容を紹介します。


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2016年 08月 26日 |
車山からしばらく歩くと、八島ヶ原湿原が近づいてきます。

↓振り返ると車山が遠くに見えます。丸いドームが車山気象レーダー観測所です。
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↓八島ヶ原湿原に到着しました。
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八島ヶ原湿原は、標高約1632mにある高層湿原で国の天然記念物に指定されています。
標高1500m以上では、湖沼の植物は腐敗・分解しにくく泥炭となり堆積し高層湿原を形成します。その一帯と周辺では高木・樹林が生育せず、日当たりが良いことから、背丈の低い高山植物などの花が多くみられるようになります。

八島ヶ原湿原でも初夏から真夏にかけて、様々な花が咲き乱れます。以下、八島ヶ原湿原の花々をご覧ください。

↓ノハナショウブ
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↓ハクサンフウロ
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↓ホソバノキリンソウ
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↓イブキボウフウ
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↓オミナエシ
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↓ツリガネニンジン
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↓アカバナシモツケ
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↓ウスユキソウ
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↓エゾカワラナデシコ
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↓コウリンカ
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↓クサフジ(吸蜜している蝶はコキマダラセセリ)
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↓ヤマホタルブクロ
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↓ミヤマハハコグサ
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↓マツムシソウ
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↓最後は八島ヶ原湿原をバックにシシウドを撮影して霧ヶ峰を後にしました。
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2016年 08月 23日 |
東日本は台風が来襲していますが、大阪はカンカン照りで、まだまだ猛暑が続いています。早く涼しくなってほしいものです。
そこで今日は、海会寺跡シリーズを一時中断して、信州の有名スポットの爽やかな写真を掲載して、涼味を感じてもらおうと思います。

信州の真夏の醍醐味は、日本アルプス登山に原生林探勝や野生動物観察、渓谷の美などがありますが、もうひとつ高原のすばらしさがあります。見晴らしの良い高原のドライブ、軽登山やトレッキング、明るく広い高原や高層湿原に咲き乱れる高山植物などが魅力的です。
こういう場所は人気観光スポットになりますが、爽快な世界なので、信州滞在中の一日を費やして高原を歩き回りました。

ご存知ビーナスラインの高原ドライブを楽しんでから、霧ヶ峰の最高峰「車山」に登り高山植物を撮影しながら八島ヶ原湿原に至る高原トレッキングを満喫しました。

↓霧ヶ峰の高原の景観
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↓高原ドライブの車窓から一枚
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標高1600~1800mクラスの高原を走る安全なドライブコースというのは、日本では少ないものです。この霧ヶ峰付近のビーナスラインは夏でも涼しく、広々とした爽快な山岳ドライブを誰でも楽しめる貴重なコースです。(ビーナスライン最高地点は美ヶ原で1920mにもなります)

↓高原ドライブは非常に快適です。
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ひとときドライブを楽しんだ後、駐車場にクルマを止め、軽登山を行います。やっぱり歩かなければ、霧ヶ峰の真の良さが味わえませんので。

↓これから登山する霧ヶ峰の主峰「車山」
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↓爽やかな軽登山ルートとして人気があるので、登山道は混んでいました。
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霧ヶ峰一帯は、古来よりカヤ類の刈取り場として利用されてきたことから、樹林が少なく、見晴らしの良い高原になっています。そのため現在は冬はスキー場、春~秋は軽登山のメッカになっています。

私は花や蝶を撮影しながら、ゆっくりと登りました。

↓ウラギンヒョウモン(花はヨツバヒヨドリ)
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↓ワレモコウ
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↓いよいよ山頂近くです。
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↓車山の頂上にて
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↓頂上から白樺湖方面を見下ろして撮影
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↓山頂に咲いていたキバナノヤマオダマキ
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↓(山頂の岩場をバックに)ミヤマシシウド
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↓車山から八島ヶ原湿原への登山道で高山植物を撮影するカメランマンたち
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↓コオニユリ(上記のカメラマンたちの被写体です)
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↓あまりにも有名なニッコウキスゲ
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2016年 08月 20日 |
海会寺跡の発掘調査により、壮大な伽藍の各建築年代も明らかになりつつあります。まず650年ころ丘の中央部を削って金堂が建てられ、次に五重塔の建設がはじまり、最後に講堂や回廊がつくられたようです。その際、金堂の西側は傾斜で低かったため大規模な整地をして平らに盛り土されました。整地には、粘土と砂を交互に積み重ねて突き固める「版築」という方法が用いられたことが判明しました。

↓回廊西側下から見る整地状況・・・ここが版築により強固に盛り土された部分で、今日までしっかりと残っています。
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現在、回廊の西側部分に、版築の様子がわかるトンネルが掘られ、見学できるようになっています。

↓整地層展示トンネル入り口
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中に入ると土層を垂直に切ってあり、透明なガラスを通して、粘土と砂の交互層が一目瞭然です。1300年以上経ったものとは思えません。このように、しっかり整地されているため、高い五重塔などが上に建てられたのです。この整地工事は、多くの労働力を必要とし、当時としては大規模な土木事業だったようです。この見学トンネルは、回廊外周の分かりにくい場所にありますので、見逃さないように注意してください。

↓トンネル中から入り口方面を撮影
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↓トンネル奥
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↓トンネル内の説明看板
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↓海会寺の平面図と整地の範囲(濃いグレー部分が版築で造成整地された範囲)
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↑金堂付近の小山を削って塔西側からの傾斜を版築で埋め、平らな敷地基盤が造成されていたのです。

こうして、海会寺は周辺から見上げる造成された高台の基盤のうえに建てられ、圧倒的な威容を誇っていたことが想像されます。

21世紀の今でも、この海会寺跡は崩れずしっかりと残されており、版築による基礎工事がいかに強固なものであったかが分かります。日本古代の人々の技術力の高さと真面目さを思い知らされる場所といえるでしょう。


↓海会寺基盤遺跡北側の標識
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↓北側に広がる「みどりの散歩道」(一岡神社の鎮守の森であるともいえます)
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↓この遺跡公園敷地に散らばる礎石類
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↓遺跡公園東側に広がる豪族の屋敷跡(ここも自分の足で踏みしめて歩くことができます)
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↓地面に埋め込まれた表示
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↓豪族の屋敷跡の現地説明看板
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大きな正殿や脇殿、柵の跡があり、これは当時の国の役所の構造に似た「官衙風配置」になっています。
このことから中央権力と結びつきの強い海会寺に関係する豪族居館跡であることが示唆されます。


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2016年 08月 17日 |
「たびねす」に、私の海会寺遺跡の記事が掲載されました。
泉南にある貴重な古代遺跡と博物館なので、ぜひ、ご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。

(36)泉南市「海会寺跡・古代史博物館」で日本古代の歴史ロマンに浸る
http://guide.travel.co.jp/article/20553/





当ブログでも、たびねす記事とタイアップして今日から海会寺(かいえじ)遺跡を詳しく紹介させていただきます。

大阪府南部の泉南市には、国史跡・重要文化財に指定された「海会寺跡」という遺跡があります。訪れる人の少ない場所で、私の長く温めてきた隠し玉観光スポットでしたが、このたび「たびねす記事」になりましたので、ブログでもアップします。
駐車場も遺跡見学も博物館も無料ですので、心ゆくまで落ち着いて散策でき、歴史好きには満足いただける地です。

↓回廊跡
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海会寺(かいえじ)跡は日本における最初期の古代仏教寺院の遺跡で、7世紀の飛鳥時代に建てられた「法隆寺式伽藍配置」の貴重な寺院跡です。

1980年代から発掘が開始され、非常に多くの優れた出土品が発見されたことから、海会寺跡は国の史跡に指定され、出土品は国の重要文化財に指定されました。さらに研究を進め出土品を展示するため、1997年に古代史博物館・泉南市埋蔵文化財センターが遺跡に隣接して建設されました。

↓海会寺跡現地説明看板
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海会寺跡では、見学できるよう整備された遺跡が史跡広場として無料で公開されており、金堂基壇や講堂基壇、塔基壇、回廊跡、豪族の屋敷跡などを自分の足で踏みしめて間近に見ることができます。


↓五重塔がたっていた塔基壇
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特に講堂基壇と塔基壇は、約2m盛り上げて整地された当時の土台状況が全面的に復元展示されており、その壮大な規模や配置を手に取るように実感できます。地形的には小高い丘の一番高い場所を平らにして周囲から望める形にしており、当時は非常に目立つ建物がここにあったことが想像されます。

↓塔基壇に登り北側(講堂基壇方面)を見る
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↓講堂基壇
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↓講堂基壇から塔基壇と回廊跡を見る
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↓金堂跡(半分は現在の一岡神社本殿下に埋まっています)
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↓金堂跡から塔基壇と回廊跡を望む
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海会寺の伽藍配置は、中門から入って東側に金堂、西側に五重塔、北側に講堂があり、周囲をぐるっと回廊が囲み中門と講堂に接しているというもので、まさに法隆寺を小さくしたような配置構造の寺であったことが分かります。新しい研究成果に基づき、海会寺は法隆寺よりも先に建てられたとする説が有力です。


博物館で説明してくださった職員の方は、「私個人的には、海会寺のほうが法隆寺より古いのだから、法隆寺式伽藍配置ではなく海会寺式伽藍配置というべきだと思う」とおっしゃっていました。

↓海会寺の伽藍配置
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2016年 08月 14日 |
毎日36度を超す大阪の暑さに参っております。
クーラー嫌いの私にとっては、とてもつらい季節ですが、皆さんは大丈夫でしょうか?

どうも日本は亜熱帯化しつつあるようです・・・特に都会では、夜も温度が下がらないのがこたえますね。


そこで、少しでも涼しく感じていただけるように、今日は信州山籠りの一日に散策した自然探勝スポット「もののけの森」の写真をおおくりします。ブログで森林浴をしていただければ幸いです。

ここは、標高2100~2150mの苔に覆われた、うっそうとした森の中で、温度も雰囲気もとても冷涼な場所でした。歩いているとちょうど良いのですが、じっとして休んでいると寒いくらいでした。


↓もののけの森の看板
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↓森の木々の下は苔に覆いつくされています。
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↓朽木と苔のコラージュのようです。
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↓森の中を行く散策路(苔の無い場所を歩くようになっています)
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↓森の下地面をアップで
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↓もっとアップで
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↓さらにドアップで
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↓池の造形(その一)
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↓池の造形(その二)
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ここには、ツガ、トウヒ、シラビソの古木が林立する亜高山帯の原生林が広がっており、地上はまるで緑のジュウタンを敷きつめたように苔に覆われています。温度が低く、山中の湿原から水分が供給され、しかも標高が高いので晴れた日でも朝夕は雲霧がかかることから、このような見事な景観が生み出されたようです。
まさに、もののけの世界といえるでしょう。

年々温暖化している日本ですが、「もののけの森」に代表される美しい原生林と苔の世界を、いつまでも残していきたいものです。


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2016年 08月 11日 |
山ごもりから帰ってきました。たっぷりと充電することができました。また今日から新たな気持ちでブログを再開します。

とはいえ、暑いですね。
涼しい山にしばらく滞在していましたので、帰宅後の大阪の酷暑はつらいです。

ということで、残暑お見舞い申し上げます。
皆様におかれましても、熱中症に十分注意してお過ごしください。


今日は、信州の標高2000mくらいの場所で撮影した野生の鹿の写真をアップします。

亜高山帯の原生林の中を歩いていると、鹿の家族と出会いました。なんとか数枚写真を撮りましたが、全くの野生の鹿ですので、私の姿に気付くと逃げていきました。
森の妖精のような雰囲気の美しい鹿たちでした・・・・

↓立派な角を持つ雄でしたが、角が葉っぱに隠れてしまいました。
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↓草を食む雌
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↓こちらに気付いた雌
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↓鹿の棲む森
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