模糊の旅人
mokotabi.exblog.jp
  Top ;Log-in
<   2016年 06月 ( 9 )   > この月の画像一覧
|
2016年 06月 26日 |
いろいろ事情があって旅人間が旅に出られず、うずうずしていました。
やっと、なんとか仕事等の都合がつきましたので、明日から国内の小さな旅に出てきます。自然の豊かな地で温泉があればなあ・・・と考えています。クルマによる行方定めぬ近場の小旅行になりそうです。

梅雨の期間というのは天候が悪いかわりに平日は観光地も宿もすいていて、私のような者には旅しやすい季節です。自由気ままに、ゆっくりと回ってきたいです。

ということで、ほんのしばらく留守にします。多分、次のブログ更新は週末になりそうです。どうぞよろしくお願いします。


↓写真はシーズン終盤の花菖蒲です。新パソコンの色具合の調整と現像ソフトのインストール具合の点検も兼ねて、再現像して掲載してみます。
f0140054_7511132.jpg

さて、このたびパソコンを買い替えました。

これまでのパソコンが動作が遅くなり、よくフリーズしたりダウンしたりするようになりました。不具合のほうは、何度も自力で復旧してきましたが、動作の遅さは、HDDをデフラグしてもスピード改善しなくなりました。

RAW現像ソフトやフォトショップが進化するにしたがって、それらのソフトウェアの動きが鈍くなり、一枚の写真の処理が非常に時間がかかるようになったのです。添削作業に使う専用ソフトも仕事の納期限が決まっているので、動きが遅いと困ります。
5年半使用してきた旧パソコンのWindows7には不満はないのですが、仕事と趣味に使うソフトウェアの作業が思うようにスムースに出来ないというのが致命的な問題でした。
f0140054_7514616.jpg

ハードウェアそのままでのウィンドウズ10導入も検討しましたが、重いRAW現像ソフト等の処理速度はCPUの性能とメモリ空間の大きさに依存するので、改善は全く見込めません。そこで、新しいパソコンを導入することにしたのです。

私はカメラ以外にはモノ的こだわりは無いので、パソコンもクルマも単なる道具に過ぎません。メーカーやデザインはどうでもよくて、一定基準以上のスペックであれば、対性能比つまりコストパフォーマンスが良いというのが選択基準です。

先日、近所の量販店で、夏モデルが出たということで春モデルの半額セールをやっており、予算内で要求性能の機種がありましたので、購入に至りました。そのパソコンの説明などはマニアックな話になりますので、ご興味のある方は、下の 「More 新パソコンへの移行とその仕様について」 をクリックしてお読みください。
f0140054_752449.jpg


買い替えて戸惑ったことがひとつあります------それはブログにアップする画像の発色です。

これまでのパソコンは単なるLEDバックライト液晶で地味な発色でしたので、その画面で現像した写真を、新しいパソコンで見ると非常に濃い画質で下品に見えてしまうのです。
新しいパソコンは、「TFTカラー Clear SuperView 液晶」というもので、高輝度・高コントラスト・高彩度なので、前の薄味のパソコン画面に合わせていた画像が濃厚ギラギラに発色するということです。

正しくはキャリブレーションにより標準化するのが筋ですが、画面の輝度や彩度・コントラストの基本はハードウェアに依存しています。事実上ノートパソコンのデフォルト画面で見ている方がほとんどです。また、画面性能だけでなく、ウィンドウズとMACでの発色差もあるようです。
なにより現実的に、実際に拙ブログをご覧いただいている方々のパソコンの画面で綺麗に見えることが重要です。

そこで、皆さんのパソコンでどう見えているかを教えてもらえないでしょうか?

以下に、前のパソコンで画面上適正に見える写真画像と、新しいパソコンで画面上適正に見える写真画像を載せてみます。
写真は違いがはっきり出る条件---逆光で明暗差模様のある被写体---が良いので、前々回のブログ記事の最初に載せた野鳥ヤマガラにします。全く同じ写真で、現像ソフトも同じDPPを使っています。

↓旧パソコンの画面発色に合わせて現像したもの
f0140054_7532550.jpg

↓新パソコンの画面発色に合わせて現像したもの
f0140054_753408.jpg

↓新パソコンのものをサイズだけ大きくしたもの
f0140054_7535730.jpg

いかがでしょうか?
旧パソコンのヤマガラと新パソコンのヤマガラのどちらが綺麗に見えているかだけでもお知らせいただければ幸いです。

ぜひ皆さんのご感想をお聞かせください。


旅から帰ってきて皆さんのご意見コメントorメールを拝見するのを楽しみにしています。

それでは、ほんのしばらく、皆さんごきげんよう!



にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。

More 新パソコンへの移行とその仕様について
2016年 06月 23日 |
先日の登山の際、山の野鳥だけでなく、花や昆虫も撮影しました。
木々の緑葉がすっかり茂って樹木の花が咲き誇っていました。また、繊細な野草系の花もまだ咲いており、初夏の山は花を探勝しても十分に楽しめます。
ということで、今回は登山中に見た花の写真をおおくりします。


まずは、樹木の花をいくつかご覧ください。

↓エゴノキ
f0140054_7471480.jpg

↓ジングウツツジが満開でした。
f0140054_7473165.jpg

↓ジングウツツジの花のアップ
f0140054_7474448.jpg

↓ヤブウツギ
f0140054_7475698.jpg

↓ツルアジサイ
f0140054_7482123.jpg

↓タンナサワフタギでしょうか?(フワフワっとした花でしたが、同定に自信ありません)
f0140054_7485246.jpg


次は野草系の花たちです。

↓クリンソウ(濃厚系花色)
f0140054_7493317.jpg

↓クリンソウ(薄色系花色)
f0140054_7494912.jpg

↓ニガナ
f0140054_750656.jpg

↓オカタツナミソウ
f0140054_7502175.jpg

↓シラン
f0140054_750347.jpg

↓コウライテンナンショウ(マムシグサ)
f0140054_7504912.jpg

↓キエビネ
f0140054_751466.jpg

↓ササユリ
f0140054_7512133.jpg

最後は金剛山系の山の姿です。
f0140054_7513723.jpg


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
2016年 06月 20日 |
カケスやゴジュウカラは、大阪では山地でないと見られない野鳥ですが、今日はそれ以外の、都会の公園でも見られる野鳥をおおくりします。
都心でも見られるといっても夏になるといなくなるので、山に登って再会する鳥たちという感じです。

↓それではまず、可愛いヤマガラを5枚
f0140054_815688.jpg

f0140054_822232.jpg

f0140054_823910.jpg

f0140054_83455.jpg

f0140054_872833.jpg

↑ヤマガラは人懐っこい野鳥で、静かに観察していると近くまで寄ってきます。
昔は芸をする鳥として日本人に親しまれており、「おみくじを引く小鳥」として知っておられる方も多いでしょう。
人を怖がらないので撮影は簡単ですが、顔の部分の配色のコントラストが強く、撮影技法的には露出に苦労する被写体です。


↓ウグイスを2枚
f0140054_881213.jpg

f0140054_882629.jpg

↑ウグイスほど鳴き声が目立ちポピュラーな鳥はありませんが、意外に姿を撮影するのは難しいです。
それはウグイスが人を意識して木々の枝に隠れる鳥だからです。声はすれども姿は見えず・・・というケースが多いですね。


↓シジュウカラ
f0140054_8145094.jpg

↓コゲラ
f0140054_815487.jpg

↓キジバト
f0140054_8151686.jpg


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
2016年 06月 17日 |
ゴジュウカラ(五十雀)は、山地に棲息する留鳥で、小さいながら黒いアイラインのキリッとした姿が印象的です。都会の公園では見かけず、山地の落葉広葉樹林に多いので、今回の山行で会いたかった鳥のひとつです。

この小鳥の特徴は、木の幹に止まり、頭部を下に向けて幹を回って降りる点です。(他のキツツキ類やキバシリは垂直に止まるのですが、体を逆さまにして降りることはできません)
観察していてもその素早い動きがとても魅力的です。

それでは、以下、ゴジュウカラの写真を9枚ご覧ください。
f0140054_9141122.jpg

f0140054_9143642.jpg

f0140054_9145814.jpg

f0140054_9151749.jpg

f0140054_9153735.jpg

f0140054_9155514.jpg

f0140054_9161632.jpg

f0140054_9163624.jpg

f0140054_9165661.jpg

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
2016年 06月 14日 |
先週末、梅雨の合間の晴れた日、山に登ってきました。たった標高1053mですが大阪では一番高い場所です。

6月になると近所の公園では野鳥が少なくなり、朝の散歩も張り合いがありません。そこで仕事が一段落したら山に棲んでいる野鳥に会い行こうと思っていました。
先週末、タイミングの良い日があり、しかもロープウェイが点検運休中とのことで、人が少ないと予想し、重い望遠レンズを背負って登ったのです。但し、三脚は持って行きませんでした。

幸い山頂付近でカケスやゴジュウカラなどの平地ではお目にかからない野鳥たちに会うことができました。途中の尾根道で目の前を尾の長いヤマドリが横切ったのですが、これは残念ながら撮影しそこないました。

登山中は沢山の汗をかきましたが、山頂の温度は20度以下で涼しく、気持ちよく過ごしました。予想通り登山客も少なく、久しぶりに山の空気を存分に味わいました。

今日は、前編ということで、メインターゲットだったカケスの写真を掲載します。

↓いつもの観察ポイントでカケスが出迎えてくれました。
f0140054_8194037.jpg

↓端正な立姿です。
f0140054_820273.jpg

↓アップで撮影
f0140054_8202479.jpg

↓こちらを向いて口を開けています。威嚇しているのでしょうか・・・
f0140054_8205128.jpg

↓横顔も迫力があります。
f0140054_8212355.jpg

↓青い羽を開いて飛び出した瞬間です。
f0140054_8215059.jpg

↓斜め下を向いて狙っています。
f0140054_824733.jpg

カケスは眼光鋭く独特の存在感があります。
英語名でJayと言うように、地声はジャアジャアと悪声ですが、他の鳥の声を真似たり自動車の警笛などの物真似をすることもあります。カラスやトビ・ノスリといった大型の鳥の声を真似ることが多いことから威嚇音ではないかとする説があります。

頭の良い鳥で、秋に木の実などを木の隙間や地面に埋めておき、冬の保存食として利用します。いくつもの埋めた場所を正確に記憶しているそうです。森の知恵者なのかも知れませんね。



ラストは、今回カケスを撮影した中から、一番気に入った作品を大きく掲載してみます。
下の画像をクリックすると横1100ピクセルに拡大されます。ぜひ大きくしてお楽しみください。

↓『緑葉カエデと青羽カケス』
f0140054_8243555.jpg

今回掲載の写真はすべて、EOS 7D MarkⅡ + EF100-400mm F4.5-5.6L IS II による手持ち撮影です。


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
2016年 06月 11日 |
「たびねす」に、私のエフェスの記事が掲載されました。
少し変わった視点から世界遺産エフェスを紹介した記事ですので、ぜひ、ご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。

(34)トルコ「世界遺産エフェス」女神信仰の歴史と知的冒険を楽しもう!
http://guide.travel.co.jp/article/18937/





エフェスは人気の観光地で、すでに多くの記事で紹介されています。そこで、一般的な視点ではなく、女神信仰とキリスト教の聖母マリア崇拝という切り口で書いてみたのが上に紹介した「たびねす」記事です。

このブログでは、すでに「ああ、エフェスの地にて・・(その一)~(その五)」で、世界遺産エフェスの主要部分をアップしていますので、今日は「たびねす」記事の最後部分に関連させて「マリアの家」を紹介し、エフェスの最終記事とします。



エフェス遺跡から南東7kmの山の中に「マリアの家」という巡礼スポットがあります。ここは、イエス・キリストの磔刑死後、使徒ヨハネが聖母マリアを保護してこの地に至り、余生を過ごしたという伝説のある場所です。

↓まずマリア像が出迎えてくれます。
f0140054_8191512.jpg

19世紀はじめ、ドイツ人のアンナ・カタリナ・エンメリックという病身の修道女が、イエスの受難、聖母マリアの晩年などを幻視し、詩人ブレンターノにその内容を伝えました。その後、1881年に、フランス人のジュリアン・ゴヤット神父が、この地でアンナのヴィジョンのとおりの家の遺跡を発見しました。

歴代のローマ教皇も訪問し聖地としてしたことから、キリスト教徒の重要な巡礼地となり、1951年には小さな聖堂が建てられ、今は人気の観光地となっています

↓これが「マリアの家」入口です。
f0140054_8194116.jpg

↓「マリアの家」出口です。
f0140054_820451.jpg

とても小さな聖堂で、内部は簡素ですが良い雰囲気でした。黒い聖母子像もあり印象的でした。

↓内部は撮影禁止なので、外側にある説明看板を撮影しておきました。
f0140054_8203219.jpg

↓ロウソクを灯す場所も外にあります。
f0140054_8205512.jpg

↓「マリアの家」の下にある「マリアの泉」は人が列をつくり聖水を飲んでいました。
f0140054_8211698.jpg

マリアの泉は飲むと奇跡が起こるとされ、多くの巡礼者が並んでいます。
三つの蛇口があり、向かって左側から健康運、愛情運、金運を授かるそうです。まさに、御利益のあるパワースポットということですね。

↓マリアの泉とその横壁の願い事紙縒りコーナー
f0140054_8214651.jpg

願いを書いた紙縒りでびっしりと埋まっており、日本の神社の願い絵馬やおみくじ紙縒りを彷彿とさせるものです。今も一般庶民の聖母マリア信仰が生きていることを感じる場所です。
f0140054_8221984.jpg

f0140054_822482.jpg


f0140054_8231075.jpg

↓お土産店が並んでいます。
f0140054_8233375.jpg

郵便局もありここからハガキを出すと聖母がデザインされたスタンプを押してくれます。富士山五合目の郵便局と同じですね・・・

↓貯水池跡
f0140054_824162.jpg

↓貯水池跡に咲く花
f0140054_8242268.jpg

↓周辺の山に咲く花
f0140054_8244589.jpg

山中の自然豊かな場所にあり、ここでゆっくりするのも良さそうです。野花も多く野鳥も囀っていました。


なお、ここはエフェスといっても、世界遺産に指定された場所ではありません。
「マリアの家」は学術的に解明されたものではなく、聖堂も1951年に建てられたものだからです。

マリアの晩年については諸説あり、むしろ定説は無いといえるでしょう。
その中で、マリア終焉の地として、多くの巡礼者を集めているのが、ここエフェスのマリアの家と、イスラエルのエルサレムにある聖母マリア永眠教会です。
聖母マリア永眠教会については、こちら を御覧ください。


最後に私見を述べます。
雰囲気的には、ここエフェスの自然豊かな「マリアの家」のほうが良いでしょう。マリアがこんな鄙びた穏やかな場所で最晩年を過ごしてほしい感じがします。
しかし、歴史的事実と個人的な願望は別のものです。

年代的に考えて、現在のイスラエルにいたマリアが、キリスト教がまだ広まっていない紀元40年(マリアの没年とされている)前に、ここエーゲ海に面するエフェスの地に至ったとするのは無理があります。多分、使徒ヨハネ伝説と入り混じったのでしょう。
普通に考えるなら、エルサレムにある聖母マリア永眠教会のほうが、はるかに可能性が高いです。

アンナ・カタリナ・エンメリックが幻視したそうですが、考古学的に裏付けられたものはありません。幻視は科学的証拠ではないのです。
歴史的事実と信仰とは位相が違います。信仰により事実を捻じ曲げることは出来ません。
信仰の生む文化や芸術は素晴らしいもので、計り知れない価値があります。また信仰の力が時代を動かしてきたのも確かです。しかし、それはそれとして、理性による実証的な歴史研究は止めてはなりません。


とにもかくにも、「マリアの家」は、素敵な巡礼地でした。


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
2016年 06月 08日 |
レトーン遺跡の北東8kmのところにクサントス遺跡があります。
ヒッタイトを滅亡させエジプトに攻め込んだ「海の民」とされる古代リキア民族の首都であった貴重な遺跡です。
「海の民」は多くの海洋民族の集合と言われていますが、詳しいことは判明していません。その鍵を握るのが、このクサントスを建設したリキア民族なのです。

↓クサントス遺跡全景
f0140054_719096.jpg

後期青銅器時代から地中海沿岸に居住したインド・ヨーロッパ語族系の人々が、クサントス、レトーン、トロス、ミラ、オリンポスといった都市を建設していきました。この都市国家の連合体がリキアという国で、ヒッタイトのボアズキョイ文書やエジプトのアマルナ文書ではルッカという名前で登場し、大いに繁栄したようです。

紀元前6世紀には、アケメネス朝ペルシアの侵攻を受け征服されましたが、自治を認められて共和制が行われたそうです。ペルシア帝国の盛期には、ダレイオス1世が実施したサトラップ(総督制)の一つに組み込まれました。


↓クサントス「柱の墓」と「ハーピーの墓」
f0140054_7195628.jpg

紀元前6世紀に、アケメネス朝ペルシアの将軍ハパルグスは、クサントスを包囲し、勇敢に立ち向かうリキア人を全滅させたと伝えられています。いっぽう、ペルシア側もリキアの文化に影響を受け、現在イランのパサルガダエにあるキュロス2世墳墓は、ここクサントスの「柱の墓」=家形墳墓を真似たものだとする説もあります。

↓「柱の墓」のアップ
f0140054_7241464.jpg

ペルシアのキュロス2世の墓については、 たびねす記事 か、 ブログ記事 を御覧ください。
「柱の墓」と比較しながら古代史の謎を楽しんでみるのも一興です。皆様のご意見は、いかがでしょうか?

この屋根のついたような「柱の墓」は、古いクサントスの様式を受け継いで作られたようで、パルミラの塔墓に似ていると感じる方もおられるでしょう。果たしてペルシアに影響を与えたかどうかは謎のままです・・・


↓「ハーピーの墓」のアップ
f0140054_7245654.jpg

ハーピー(ハルピュイア)とは下半身が鳥で上半身が女性の怪物でギリシア神話に登場します。このハーピーのレリーフが上部に見られることから名付けられました。なお、この墓はレプリカで、オリジナルは大英博物館に所蔵されています。

↓「ハーピーの墓」の説明看板
f0140054_7252569.jpg

↓「柱の墓」と「ハーピーの墓」を下からあおってドラマチックトーンで撮影
f0140054_7255765.jpg

↓だいぶ崩れた塔屋
f0140054_7263389.jpg

クサントスは、アケメネス朝ペルシアの後、アレクサンドロス大王の征服によっても略奪を受けました。そして、ギリシア・ローマに征服され円形劇場(アンフィテアトルム)やアクロポリスなどが建設されました。

このように、クサントスは重要地点として、何度も征服・破壊されましたが、そのたびに再建され、7世紀まで栄えたようです。
下の写真はクサントスの円形劇場の遺構です。エフェスやアスペンドスの円形劇場のように巨大なものではないですが、とても雰囲気があるもので、花が咲き旅情を誘います。
f0140054_7272263.jpg

円形劇場のある場所から、現在の道路や駐車場を挟んだ反対側にも、クサントスの遺跡が広がっています。ローマ化された時代の大通り跡が見られ、第二のアクロポリスや、墓地遺跡であるネクロポリスもあります。

↓大通り跡をデイドリーム風に
f0140054_728344.jpg

さらに、キリスト教の教会跡もあり、海側に向かって下っていく形で遺跡が続いています。広大な場所に長期わたって繁栄した都市であったことが分かります。

このエリアで特に印象的なのは、あちこちに散らばっているモザイクです。ちょっとした道端にも鮮やかな下の写真のようなモザイクの跡を見つけることができます。まだまだ、発掘調査の途中ですが、今後も美しいモザイク装飾が発見されることが期待されます。
f0140054_729342.jpg

↓海の方に下って広がるクサントス遺跡
f0140054_7293215.jpg

↓教会跡
f0140054_730121.jpg

↓クサントス遺跡の野花
f0140054_7303682.jpg

f0140054_73122.jpg

↓印象的な看板ををウォーターカラー風に撮影して、クサントス遺跡を後にしました。
f0140054_7313034.jpg


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
2016年 06月 05日 |
「たびねす」に、私のレトーン&クサントスの記事が掲載されました。
世界遺産に指定された古代リキア文明の貴重な遺跡群ですので、ぜひ、ご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。

(32)トルコの古代遺跡レトーンとクサントスに佇み世界遺産を体感する!
http://guide.travel.co.jp/article/18765/






上記の、たびねす記事とタイアップして、当ブログでも今日はレトーン遺跡、次回はクサントス遺跡を掲載することにします。


現在のトルコのあるアナトリア半島南部では、古代エジプトと覇を競ったヒッタイトが滅んでから、BC1000年~AD400年ころリキア(リュキア、ルッカ))と呼ばれる国が栄えました。そのリキアの首都がクサントスで、聖域がレトーンであったと思われます。

レトーンは非常に古い遺跡で、今は発掘調査が進みつつありますが、一見すると廃墟のような寂しい雰囲気です。私は、こうした鄙びた感じの遺跡は大好きです。
f0140054_11192519.jpg

↑立派な神殿が建っていたことが想像されます。
三つの部分に分かれており、レト、アルテミス、アポロンの親子三柱の神が祀られています。数本の列柱が佇立していますが、ほとんどの柱の石材は、地面に転がっており、現在も発掘調査中です。

↓柱の巨石がごろごろしています。
f0140054_11101049.jpg

↓立っている巨石柱
f0140054_11111044.jpg

女神レトは、ギリシア神話では原初神ガイアの孫にあたり、ティーターン神族に属します。実際にはリキア地方に古くから信仰されてきた地母神ラーダーに由来する可能性が高いです。

ギリシア神話によれば、レトがゼウスの子を身ごもると、ゼウスの妻ヘラは嫉妬に駆られ、すべての土地に対してレトに出産させてはならないと命じました。このため、レトは出産する場所を探して世界をさまよったのです。苦難の末、結局、波で覆われたデロス島で子供を生んだのですが、一説では、ここレトーンが出産の地であるとも言われます。

出生したのは双子で、まずアルテミスが生まれ、ついで難産の末、アポロンが生まれました。その際、アルテミスは生まれてすぐに母のアポロン出産に立ち会い助産の勤めを果たしたそうです。

↓発掘中の場所は多くは水の中に沈んでいます。
f0140054_11113162.jpg

紀元前4世紀ころに、レトーンはギリシアに征服され、以前から聖地であったことから女神レトの神殿が建てられました。リキアの地母神を女神レトとしてギリシア化していったわけです。したがって名前も女神レトにちなんでレトーンと名付けられたのです。

↓印象的な遺物
f0140054_1112479.jpg

ここで、発掘された遺物の多くに、古代ギリシア語、リキア語、アラム語が刻まれています。
ここが、ギリシア世界とオリエント世界の交点であったことが分かります。ギリシア語は、当時、地中海方面の共通語で、アラム語はオリエント世界の国際語として使われていました。

↓古代ギリシア語などの文字併記で書かれた遺物
f0140054_11125723.jpg

まさにレトーンのロゼッタストーンですね。
こうした遺物が、リキア語の解読に大きく寄与したとのことです。

↓牛のレリーフ
f0140054_11132613.jpg

↓モザイク
f0140054_11134930.jpg

↓これは、半壊した円形劇場跡のようです。
f0140054_11142349.jpg

↓中に入ってみると・・・なかなか良い円形劇場でした。
f0140054_11144819.jpg

これだけの大きさの円形劇場があるということは、盛期にはかなり多くの人が住んでいた証拠ですね。
今は、ひっそりとして訪れる人も少ない田舎の遺跡ですが、穴場の世界遺産と言えるかもしれません。

↓印象的な遺物を作品的に撮影してレトーンを後にしました。
f0140054_11161886.jpg

レトーンは、1962年から発掘されはじめた遺跡ですが、その重要性から、1988年にはクサントスとともにユネスコの世界遺産に登録されました。


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
2016年 06月 02日 |
大阪平野の公園では、6~8月は、最も野鳥の少ない季節になります。これは、冬鳥たちが北へ帰った後、夏鳥たちも通過し山地での繁殖へ向かってしまうからです。

そこで、5月中旬に撮った夏鳥をはじめとする野鳥たちの写真を掲載しておきます。
もう公園には居らず旅立った鳥たちですが、また秋の渡りの通過時などで出会いたいものです。

↓マミジロ3枚
f0140054_7232258.jpg

f0140054_7235049.jpg

f0140054_7242377.jpg

↑マミジロは典型的な夏鳥で、東南アジアで越冬し、春に渡ってきて本州中部以北の山地で繁殖します。大阪の公園では、春と秋の短い時期に旅の途中に休んでくれ観察することができます。
中型のツグミに近い種類です。


↓クロツグミ2枚
f0140054_725491.jpg

f0140054_725343.jpg

↑クロツグミは、ツグミ属では小型の夏鳥で、中国南部で越冬し、本州中部以北の山地で繁殖します。
超珍しいというわけではありませんが、地味な雰囲気の野鳥なので、なかなか見つけにくく撮影は難しいです。


↓アトリ2枚
f0140054_726289.jpg

f0140054_7264295.jpg

↑アトリは、夏にシベリアで繁殖し、冬季に日本に渡って来る冬鳥ですが、5月頃にも大阪の公園で見られることがあります。滞在期間の長い野鳥ですね。今年は公園で、夏鳥と同時に見ることができました。


↓ミソサザイ1枚
f0140054_7272037.jpg

↑ミソサザイは山地に生息する留鳥ですが、大阪平野では漂鳥として、秋から春に公園でたまに見られます。


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
PageTop
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Starwort Skin by Sun&Moon