模糊の旅人
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カテゴリ:滋賀( 26 )
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2017年 10月 10日 |

伊吹山の自然シリーズの最終回です。

伊吹山は自然が豊かですので、花以外にも多数の生き物が見られます。今日は動物系の生き物をさらっと紹介してみます。


伊吹山では、多くの昆虫たちが見られます。蝶、天道虫、蜂、飛蝗、葉虫、天牛、蜻蛉、螽蟖・・・

みんな、小さな命を輝かせて、生きているのです。詳しい説明は省きますが、生命の輝きをお楽しみください。


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昆虫以外も・・・

↓野生のキジ

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↓大きな声で囀るホオジロ

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↓野生の鹿の家族

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↑最後の鹿だけは解説しておきます。

伊吹山では野生の鹿が増え、植物を食い荒らすということで、頂上付近の一帯を取り囲んで鹿よけフェンスが設置されました。

確かに以前は、鹿の食害がひどく、特に鹿が好むシモツケソウ、シシウド、コオニユリは激減しました。逆に鹿の好まないキオン、アカソ、フジテンニンソウ、サラシナショウマが増えています。


鹿が増えすぎる問題は全国的であることから、原因として地球温暖化・天敵のニホンオオカミ絶滅などがあげられますが、最も影響の大きいのは「人間の土地利用の変化」だと思われます。もともと平地にも住んでいた鹿は奈良や厳島を除いて山間地に追いやられ、一部の生態系を壊し畑などを食い荒らすという現象が起こったのです。
鹿にとってみれば、環境の変化に適応して必死に生きているわけです。


鹿よけフェンス(防護網)の設置やアカソの選択的駆除の努力により、徐々に伊吹山頂上付近の天然のお花畑の生態系が復活し、美しいシモツケソウも再生してきました。
しかし、伊吹山の下からの夜間登山をすれば分かるように、鹿よけフェンスの外側の山麓周辺は鹿だらけになっています。防護網というのは、鹿の群れを外に追いやるだけで、結局、他の土地で害をもたらすのです。ことほどさように、自然保護の問題は複雑で難しい面があります。







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2017年 09月 28日 |

伊吹山には中型の花が、たくさん自生しています。
観察しやすく、様々な色どりと造形を見せてくれる花たちです。

その中から代表的な花をセレクトして紹介します。以下、詳しい説明を省きますが、伊吹山の花図鑑をお楽しみください。

↓ミヤマコアザミ

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↓ミヤマコアザミの群生

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↓コオニユリ

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↓コオニユリの後姿の造形

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↓カワラナデシコ

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↓カワラナデシコの群生

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↓ヨツバヒヨドリ

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↓ツリガネニンジン

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↓キオン

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↓ヤマホタルブクロ

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↓サラシナショウマ

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↓トモエソウ

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↓ヤマアジサイ

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2017年 09月 22日 |

伊吹山の自然シリーズを再開します。


シモツケソウなど小さな花は可憐で山野草らしい存在ですが、大型の花もスケールの大きい風景に合ってまた良いものです。
そこで今日は、伊吹山で見られる大型の花三種(シシウド、メタカラコウ、ウバユリ)を、おおくりします。


↓まずは、シシウドです。とても大きくて、山の遠景をバックに撮ると雄大です。

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シシウドはセリ科の多年草で2mを超える大きさにまでなります。セリ属の学名は Angelica すなわち天使;これは強心剤として用いられ死者をも蘇らせるとされたことから。和名のシシウドは、冬場にイノシシが掘って食べることからきています。

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ちなみに、セリ科で最大の花は、北海道~東北に咲く エゾニュウ です。それについては、こちら をご覧ください。


↓シシウドを上から撮ると花火のようです。

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↓横から

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↓シシウドのラストは下から撮ってみました。

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次は、メタカラコウです。

この花は、キク科の大きな花で、黄色いことから目立ちます。

↓伊吹山頂上付近の斜面に群生するメタカラコウ。ひときわ綺麗で豪華です。

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↓この大きな花には、やはり大きく華麗な蝶であるアサギマダラが似合います。

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↓寄って

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↓さらにアップで

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最後は、ウバユリです。

この花は、ユリ科の巨大な植物です。ただし、大きいとはいえ。薄緑色で筒状半開きで咲き、谷間に多いことからも、さほど目立ちません。

↓これで満開です。これ以上は開きません。

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ウバユリは、鱗茎が大きくなると、高さ1mをこえます。伊吹山の東登山道の谷筋に多いです。

↓あまり人気がありませんが、私は好きな花のひとつです。地味ながらしっかりとした存在感があります。

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↓つぼみ状態

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↓ウバユリの花序のひとつを、正面からアップで撮影。なかなか優れた造形を見せてくれます。

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2017年 09月 04日 |

伊吹山には、綺麗だけれども同定が難しい花があります。それが、クガイソウ と ルリトラノオ です
どちらも青紫系の細長い花でとても素敵なのですが、花だけ見ると私には区別がつきません。葉の付き方でなんとか区別します。

↓スジグロシロチョウを撮影したのですが、その止まっている花がクガイソウなのかルリトラノオなのか・・・

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↓少し角度/構図を変えて、葉も入れて撮影すると分かります。葉が輪生なので、これはクガイソウです。

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↓伊吹山のクガイソウは、イブキクガイソウとしてクガイソウから独立した種類(亜種)とする考え方もあります。

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↓こちらは、ルリトラノオ
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ルリトラノオは、伊吹山と岐阜県揖斐川町(伊吹山の東側すぐ)にしか分布しない珍しい植物ですが、瑠璃色の花がクガイソウそっくりなので、花だけでは区別しにくいです。

ルリトラノオは、葉が対生なので、そこで区別できます。

↓これは分かりやすい写真で、明らかに葉が対生なので、ルリトラノオです。

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↓ちょっと発色が青に寄りましたが、これもルリトラノオです。

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写真のように、クガイソウよりルリトラノオのほうが真っすぐ咲くような気がしますが、斜めによれて咲くルリトラノオもあるので、やはり葉の付き方で区別するのが正解です。


私自身は、昆虫とくに蝶がたくさん寄ってくるクガイソウのほうが好きなのですが、ルリトラノオの凛とした雰囲気も良いものです。

以下、5枚の写真はすべてクガイソウで、蝶や昆虫、カタツムリがいるものです。

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↓小さなカタツムリがいます。これは、ヒメボタルの餌になり、伊吹山頂の山小屋に宿泊すれば、夜に蛍の輝きを観察できます。

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↑周りをアカソが取り囲んでいますね。クガイソウも負けずに頑張って生きてほしいものです。



もうひとつ、名前的にややこしいのですが、イブキトラノオという白い花があります。

↓イブキトラノオ。これは、白い花とはいえ、やはり細長い虎の尾状の形をしています。

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↓シモツケソウの群落の中に咲くイブキトラノオの花たち。少し弱弱しい風情がなんとも個性的です。

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このイブキトラノオをはじめ、イブキフウロソウ、イブキトリカブト、イブキジャコウソウ、コイブキアザミなど、伊吹山にはイブキ~~と伊吹を冠した植物が30種近く自生しています。これは、伊吹山には花が多く植物研究のメッカであり、ここで発見命名された植物が多いからです。






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2017年 08月 29日 |

伊吹山の代名詞ともいえる美しい花がシモツケソウです。バラ科の多年草で、ピンクのふわっとした雰囲気は夏の山の妖精のようです。年によって開花量が異なりますが、運が良ければ群生して咲く景色も見られます。

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↓たくさん咲いていると見事です。
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10年ほど前から、シモツケソウの花が減り、心配されていました。

最近は、関係者の保護努力により、シモツケソウの開花数が復活しており、大きな群落も昔のように見られるようになってきました。
有難いことで、これからもこの繊細で美しい花の姿を見守っていきたいものです。

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群生するシモツケソウのお花畑の美しさは例えようもありません。
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↓霧が立ち込める中でのシモツケソウ群落も良いものです。夢幻的です。

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↓シモツケソウの上下に葉先が三裂した赤い細棒のような花が見えています。これがシモツケソウを圧迫しているアカソです。

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シモツケソウの減少をもたらした大きな原因は、このアカソという花の勢力拡大です。

アカソはイラクサ科の強勢な多年草で、60cmから120cmまで大きくなるため、アカソが繁殖すると他の植物が埋もれて枯れてしまうのです。

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伊吹山の山頂付近では多種多様な花が咲きますが、特にアカソ、次いでテンニンソウが優勢になってきており、他の植物が脅威にさらされています。特に生育環境が似ているシモツケソウの被害が多いようです。

異常繁殖した植物は盛期を過ぎると再び減少するものですが、アカソとテンニンソウに関してはそんな減少する気配が見られません。

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植物の生存競争といえばそれまででですが、伊吹山の植物の変遷には、多くの観光客や登山者にさらされる影響も指摘されており、人間が踏み込む環境に適したアカソのような植物に優位に働いているのです。


↓アカソも撮影仕方によっては、それなりに綺麗に見えますが・・・

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↓他の花(クルマバナ)を圧迫しつつあるアカソです。

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アカソは人気のない花なので可哀そうな気もしますが、お花畑がアカソだらけになってしまうのは、植物環境が貧しく単調になり考え物です。

外来種ヒメジョオンも広がってきており、これについては駆除する活動が行われているようです。

人間の生活環境に適応したススキやオオヨモギも勢力を増してきており、伊吹山独特の植物が減るのは望ましいことではありません。

入山者を制限すべきという意見もありますが、多種多様な花が咲き乱れる伊吹山だからこそ多くの登山者が殺到するわけで、それを一部の特権的な人にだけに見せるというのは反対です。誰でもこんな雲上の楽園を見たいわけで、伊吹山の素晴らしさを多くの方に味わってもらえるような方向で、自然保護に努めていくようにしてほしいです。

地球温暖化や鹿の食害という問題もあり、人気の伊吹山ならではの自然保護の難しさがあるようです。






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2017年 08月 23日 |

近場で夏に涼しくて野生の花が沢山見られる場所というのは伊吹山が随一です。まさに雲上の楽園と言えるので、私は毎年登ります。

伊吹山は滋賀県と岐阜県の県境に位置する独立峰で、雲が湧きやすく石灰岩系の岩質土壌のため山頂付近に樹林が無く、真夏に天然のお花畑が広がっています。日本のへそにあり、北日本と南日本の自然が交差し、多くの種類の植物が見られます。真夏でも20°C前後の気温で快適に自然を探勝できます。

今日は伊吹山の風景と登山模様を紹介します。


↓下から見る伊吹山。頂上付近が平らであるのが分かります・・・まさに、ここに天然のお花畑が広がっているわけです。

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↓伊吹山を詠んだ芭蕉の句碑

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「そのままの姿で月の風情も不要なほどに美しい」という意味で、伊吹山の毅然とした良さが短い言葉に詠みこまれています。さすが芭蕉ですね。


伊吹山の一般的な登山道は三つあります。

↓西登山道 最も登山者の多い道で、花が多く傾斜がなだらかです。

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↓中央登山道 距離的には一番短いのですが急傾斜で階段がずっと続きます。

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↓東登山道 もっとも人が少なく、深山の雰囲気があります。

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↓平らな頂上が見えてきました。右側の道に小さく見える多くの登山者が分かりますね。

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↓頂上が近づいてきました。景色が良いです。

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軽いリュックを背負って上る人がほとんどです。
最近はトレッキングポール(軽量登山杖)で登る人が多くなりました。(ちなみに私は写真を撮りながら登るのでトレッキングポールは使用しません。常に両手を空けておくのが私の流儀です。)

↓頂上付近で琵琶湖を見る人々

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↓頂上には神社も売店もあります。

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↓頂上のヤマトタケル像

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ヤマトタケルの最期について、古事記と日本書紀では内容が少し異なりますが大意は同じです。ヤマトタケルは伊吹山の神との対決に敗れ、ふもとの居醒めの清水(醒井の記事参照)で傷を癒すものの病の身となり、大和に帰ろうとしますが能煩野(現・三重県亀山市)で「倭は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭し麗し」「乙女の床のべに 我が置きし 剣の大刀 その大刀はや」などの国偲び歌を詠んで死去します。
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ここは滋賀県の最高峰(1377m)です。

↓白い岩は石灰岩です。このように天気が良く琵琶湖が見える風景は高度感があり雄大ですが・・・

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↓霧が湧く天候もまた雰囲気が良いものです。幻想的であるとともに曇り空は光線が穏やかで気温が低く過ごしやすいのです。

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↓雲間の琵琶湖

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↓南西側の琵琶湖景観・・・中央右の半島の先に浮かんでいるやや大きな島が沖島で、その手前右側に豆粒のように見える島が多景島です。

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↓北西側の琵琶湖景観・・・竹生島が見えます。

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↓最後はモノクロで「雲の湧く時」

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次回から伊吹山の花を紹介します。




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2017年 08月 17日 |

醒井の後編です。

↓地蔵川風景

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↓梅花藻と醒井宿の街並み

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↓梅花藻の茎は長く、独特の水中世界を形づくっています。

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梅花藻はユニークな水環境を育み、水生昆虫が生息するだけでなく、梅花藻の茎葉を産卵床とするハリヨ(針魚)という淡水魚が見られます。

ハリヨは岐阜県と滋賀県の山間部にしか生息しない貴重な生き物で、年間を通じて低水温で清浄な浅瀬環境に適応しています。
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ここ居醒の清水近くの延命地蔵堂には地蔵川のハリヨを入れた水槽があり、飼育された姿を間近で見学することができます。

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ハリヨは、わずか体長5㎝ほどの小さな魚で、背中にや腹にトゲを持ちます。現在は環境の悪化や近縁のイトヨとの交雑が進み絶滅が危惧されているそうです。

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ハリヨの水槽のある地蔵堂の側に、雨森芳洲の歌碑があります。

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「水清き人の心をさめが井や底のさざれも玉とみるまで」

江戸時代中期の儒学者である雨森芳洲は、近くの現・長浜市の出身で、対馬藩に仕え李氏朝鮮との外交に活躍しました。この歌は、晩年、故郷近くの居醒の清水に思いを寄せて詠んだものです。


雨森芳洲は、木下順庵の下で儒学を学び、新井白石、室鳩巣とともに、木下門下の五先生あるいは木門十哲の一人とされた秀才です。朝鮮語と中国語に堪能で、外交官としての役割を果たすとともに、篤実な人格者で信頼され、対馬藩主の側用人にも就任しました。


↓ヤマトタケルの像(伊吹山の神に敗れたヤマトタケルは、ここの清水で傷を冷やしたとされています)

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↓その「居醒の清水」(平成名水百選のひとつ)

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↓上の写真の中央部分をズームでアップ・・・確かに相当の量の水が湧いています。

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居醒の清水を見たら、来た道を戻ります。

↓醒井宿の街並みは素敵です。

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↓帰路、醒井宿の民家玄関先に植えられていたルリヤナギの花

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醒井の街並みの西はずれ(大王水から西へ3分)に、西行水という湧水があり泡子塚が祀られています。これは西行法師の逸話に彩られたロマンチックな場所です。

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伝説によると、平安時代末期、西行が京から関東へ行く途中、この醒井の湧水で休憩していたところ、茶店の娘が西行に恋をして、西行の飲んだ後の茶の泡を飲むと懐妊していしまい、男の子を生みました。

西行は、関東からの帰り、ここに立ち寄り、娘から話を聞き、その生まれた子を見つめるや「今一滴の泡変じてこれ児をなる、もし我が子なら ば元の泡に帰れ」と祈り「水上は清き流れの醒井に浮世の垢をすすぎてやみん」と詠みました。すると不思議や、その子はたちまち消えて、元の泡になりました。西行は「実に我が児なり」と、ここに石塔を建てたそうです。

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↓西行水の近くには、中山道醒井宿の道標があります。

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2017年 08月 11日 |

「たびねす」に、私の <夏は滋賀県・醒井で梅花藻(バイカモ)の可愛い姿を観察しよう!> という記事が掲載されました。夏に最適の清流に咲く水中花の記事ですので、ぜひご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。






ブログでも、上記の、たびねす記事とタイアップして、醒井の街並みと水中花:梅花藻について、紹介します。

「醒井」は、JRの駅名は「醒ヶ井」と書き、いずれも「さめがい」と読みます。

『日本書紀』の日本武尊(ヤマトタケル)伝説に登場する「居醒泉」(いさめがい)に由来し、伊吹山の神に敗れたヤマトタケルの傷を冷やしたとされ、ここの湧水がはるか神話時代から有名であったことが分かります。

また、東日本と西日本を結ぶ交通の要衝で、泉が湧き、旅人が休憩する場所として最適だったのです。当然、昔より宿場町であり、中山道の61番目の宿場でした。


↓JR東海道線の醒ヶ井駅

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↓醒ヶ井駅前にある「醒井水の宿駅(さめがいみずのえき)」
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↑直売所として地場の野菜や名物お土産物を販売しており、おふくろバイキング 「みゆき」やミュージアムもあります。なにより「醒井の湧水」が入口前にあり、無料で試飲したり汲むことができます。美味しい水ですので、ぜひ試してみましょう。


醒ヶ井駅前から、南へ国道21号線を渡り、行きあたりを東(左)へ折れて歩いて5分ほどで、地蔵川に至り(十王水)、ここから地蔵川の水源たる居醒泉の清水まで約500mの間に、点々と梅花藻(バイカモ)が見られます。

↓十王水までの道の左側にある旧・醒井郵便局の建物

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↑有名なヴォーリズの設計による郵便局舎で、石造り風に見える木造モルタルの擬洋風建築という独特の建築物です。現在は醒井宿資料館になっています。


↓旧・醒井郵便局の先にある案内看板(写真をクリックすると横1200ピクセルに拡大されますので、地図として参考にしてください)

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↓十王水。川の流れの中にあるので、水源がある湧水とは分かりにくいです。

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↓十王水付近で見る梅花藻

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河岸には「かわと」という川際に降りる階段状の場所が設けられ、果物を冷やしたり野菜を洗ったりできるようになっています。古くから地元の人たちの生活と結びつき保護されてきた水と親しむ街並みは、落ち着きと潤いのある情緒を醸し出しています。

↓水に親しむ地蔵川沿いの醒井宿風景

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↓夏は、地蔵川に咲く水中花である梅花藻(バイカモ)が一番人気。多くの観光客が訪れます。

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醒井宿資料館のひとつである問屋場のあたりが梅花藻が最も群生して見られます。

↓問屋場

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↓梅花藻は可愛い水の精

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地蔵川は、梅花藻が生息する貴重な場所として知られ、年間を通じて14度くらいの清浄で安定した湧水環境が維持されています。梅花藻は、初夏から初秋にかけて小さな梅のような花を水面に咲かせ、全体的に小規模ながら独特の華やな雰囲気があります。夏季の限定期間には、梅花藻の夜間ライトアップもあります。

↓梅花藻の群生

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↓梅花藻に近づいてクローズアップ撮影

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↓あれ?梅花藻に赤花があるかと思って、接近してよく見ると、上流で岸から落ちて流れてきたサルスベリの花でした。それでも、とても風情がありました。

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2014年 08月 20日 |
伊吹山は石灰岩の露出する山で、あまり大きな木が生えません。それが野生の花たちの楽園になっているひとつの要因です。
古生代にサンゴ礁が形成されそれが海底に堆積して石灰岩になったそうです。いわゆるカルスト地形ですね。

↓山頂付近:石灰岩が露出する地形の向こうに琵琶湖が映えます。(小さな島が竹生島です)
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今日は伊吹山の、脇役の花たちの競演を御覧ください。

↓オオバギボウシ
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↓キオン(蝶はミヤマカラスシジミ)
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↓ヤマホタルブクロ
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↓カワラナデシコ
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↓ウバユリ
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↓キンバイソウ
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↓サラシナショウマ
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↓キンミズヒキ
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↓イブキフウロ(花弁に切れ込みあり)
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↓ハクサンフウロ(花弁に切れ込みなし)
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↓イブキトラノオ
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↓イブキトリカブト
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↓グミ
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↓アマチャ
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↓キリンソウ
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↓アカソ
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↓ミツモトソウ
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↓ウツボグサ
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↓オオマムシグサ
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↓マルバダケブキ
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残暑お見舞い申し上げます。
今年の夏は異常です。台風に大雨、竜巻など夏とは思えない不順な天候が続き、湿度や気温も高く蒸し暑さがピークです。
昨夜未明、広島で局地的豪雨による土砂崩れがあり、多くの方が亡くなりました。心よりお悔やみ申し上げます。
拙ブログを御愛顧いただく皆様におかれましては、水害や熱中症にお気をつけて、御身体大切に、異常な夏を乗り切ってください。


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2014年 08月 18日 |
台風の狭間でしたので、雲が多かったものの、伊吹山からの見通しは良かったです。
伊吹山の花は8月はじめが一番綺麗な時期です。
特に山頂付近は野生の花が咲き誇る雲上の楽園で、あまりにも花の種類が多いので、中編と後編の二回に分けて花図鑑を掲載することにします。

↓琵琶湖もはるかに見下ろせ、壮大な景色を楽しめました。
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今日は伊吹山の山頂付近での、主役級の花たちを御覧ください。

↓花の中も真盛りなのがメタカラコウでした。派手な黄色で大きく、群生している場所が多いので目立ちました。
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メタカラコウの次に目立つのが青い穂状の花です。
実は青い穂状の花には二種類あり、葉が輪生のものがクガイソウで、葉が対生のものがルリトラノオです。

↓クガイソウ
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↓ルリトラノオ
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もうひとつ目立つのは、赤紫のふわっとした花であるシモツケソウです。とても綺麗な花で人気がありますが、年々少なくなってきているような気がします。

↓シモツケソウ
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↓ミヤマコアザミ(ソフト加工)
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↓コオニユリ
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↓シシウド
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