模糊の旅人
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マルタ考古学博物館(その三)青銅器時代とカートラッツの謎  ~マルタの旅(5)
2018年 05月 28日 |

ご心配をかけました骨折事故の件ですが、ようやくギプスが取れ、サポーターを巻いてのリハビリとなりました。あと三週間もすれば、サポーターもはずして、普通の生活に戻れそうです。

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皆様からいただきましたお見舞いや励ましの声に元気づけられ頑張れました。本当にありがとうございました。感謝いたします。これからも、トラベルジェイピーの旅行ガイド記事や当ブログをご愛顧いただきますようお願い申し上げます。



さて、冬のマルタの記事は、マルタ考古学博物館の三回目で、青銅器時代とカートラッツの謎です。


マルタの巨石文明はなぜか紀元前2500年ごろ突然滅亡しました。これも大きなミステリーです。
紀元前2500年ごろに何があったのか?
地中海の古代文明のマルタ中心時代は幕を閉じます。やがて文明の中心は東へ移り、古代オリエント、エジプト、ヒッタイトといった文明が勃興してきます。


その後はマルタでは普通の青銅器時代となります。これについては、考古学博物館の三階に BRONZE AGE として、紀元前2500年頃から紀元前1000年頃の出土品が展示されています。

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青銅器時代といっても金属製品だけではなく甕や壺などの陶器類が多く見られます。やはり農業主体の文化があったようです。同じ農業文明でありながら、巨石神殿時代とこの青銅器時代の断絶も謎のひとつです。滅亡した巨石神殿文明の担い手ではなく、新たにマルタに渡って来た人々が青銅器時代の遺跡を残したとする学説が主流のようです。

以下、青銅器時代の発掘遺物展示の写真を9枚、ごらんください。

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マルタの古代の謎の一つとしてカート・ラッツがあります。これは、岩の上にレールのように平行に穿たれた溝のような遺物で島内各所にあります。車輪の轍跡にしては崖の上に多くあるのが理解に苦しみます。おそらく青銅器時代に出来たと思われることから、考古学博物館の三階に展示されています。これも本当に不思議な遺跡です。


↓カートラッツ展示室入り口

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↓上に乗って見れるようになっています。

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↓カートラッツのアップ

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↓カートラッツの分布

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by mokonotabibito | 2018-05-28 09:17 | マルタ | Trackback | Comments(6)
Commented by Lago at 2018-05-28 16:36 x
足の骨折部はソフト固定になってよかったですね。
もうしばらくの辛抱です。ご無理なさいませぬように・・・

マルタの旅では神殿の見学はしましたが、カートラッツというのは始めて知りました。
不便な処にあるし、一般観光では先ず行程から外されますね。
風雨に曝されながらも朽ちる事なく、半永久的に刻まれたカートラッツに、
自然の凄さと、古代人のミステリアスな知恵?に驚かされますね。
一方、青銅時代に残された陶器:壺に興味が湧きます。
絵柄も何もない、だけど形の美しい素焼きの壺は、古代人の温もりがあって共感が持てます。

陶製の形よき壺あまたありて遠き時代の暮らしを偲ぶ

カートラッツ岩に出来たる溝の道謎また謎のマルタの遺跡
Commented by youshow882hh at 2018-05-28 20:46
こんばんは。ゆーしょーです。
ギプスが取れるところまで治ってきたのですね。
よかったです。
完治するまであと三週間、頑張ってください。
ポチ♪
Commented at 2018-05-28 22:52
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-05-30 22:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2018-05-30 23:09
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Commented by LLサイズ at 2018-05-31 16:35 x
もう少しですね
焦らずゆっくり治してくださいね(*^ω^*)
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