伊吹山の自然シリーズの最終回です。
伊吹山は自然が豊かですので、花以外にも多数の生き物が見られます。今日は動物系の生き物をさらっと紹介してみます。
伊吹山では、多くの昆虫たちが見られます。蝶、天道虫、蜂、飛蝗、葉虫、天牛、蜻蛉、螽蟖・・・
みんな、小さな命を輝かせて、生きているのです。詳しい説明は省きますが、生命の輝きをお楽しみください。
昆虫以外も・・・
↓野生のキジ
↓大きな声で囀るホオジロ
↓野生の鹿の家族
↑最後の鹿だけは解説しておきます。
伊吹山では野生の鹿が増え、植物を食い荒らすということで、頂上付近の一帯を取り囲んで鹿よけフェンスが設置されました。
確かに以前は、鹿の食害がひどく、特に鹿が好むシモツケソウ、シシウド、コオニユリは激減しました。逆に鹿の好まないキオン、アカソ、フジテンニンソウ、サラシナショウマが増えています。
鹿が増えすぎる問題は全国的であることから、原因として地球温暖化・天敵のニホンオオカミ絶滅などがあげられますが、最も影響の大きいのは「人間の土地利用の変化」だと思われます。もともと平地にも住んでいた鹿は奈良や厳島を除いて山間地に追いやられ、一部の生態系を壊し畑などを食い荒らすという現象が起こったのです。
鹿にとってみれば、環境の変化に適応して必死に生きているわけです。
鹿よけフェンス(防護網)の設置やアカソの選択的駆除の努力により、徐々に伊吹山頂上付近の天然のお花畑の生態系が復活し、美しいシモツケソウも再生してきました。
しかし、伊吹山の下からの夜間登山をすれば分かるように、鹿よけフェンスの外側の山麓周辺は鹿だらけになっています。防護網というのは、鹿の群れを外に追いやるだけで、結局、他の土地で害をもたらすのです。ことほどさように、自然保護の問題は複雑で難しい面があります。
←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
伊吹山では、花の種類も多かったですが、
色んな昆虫もいるのですね。
久しぶりにキリギリスを見ました。
赤とんぼがとても可愛いです。
昆虫以外にキジや鹿もいるのですね。
奈良の天然記念物の鹿も一部捕獲されましたが、
伊吹山も鹿の被害に頭を悩ましているのですね。
ポチ♪
小さな昆虫たちが住みやすい場として寄ってくるのは必然ですね。
ホオジロのみが紹介されていますが、多分小鳥たちもいろいろ飛び交っていることでしょう。
また、キジはともかく、鹿まで住み着いているとは!
それはそれで難しい問題をはらんでいるのですから、何とも悩ましい伊吹山・・・
伊吹山トンボに蝶に天道虫キジや鹿さへ自由を謳歌す
ポチ♪
ポチ♪
ポチ♪
ポチ♪