「たびねす」に、私の <雲上の楽園!滋賀「伊吹山」で美しい花と蝶を観察しよう!> という記事が掲載されました。
これまで何十回と登って自然観察をしてきた伊吹山の花と蝶について、簡単にまとめてみたものです。ぜひご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。
伊吹山については、今年の夏(8月)も行きたいと思っていますが、もしそれが実現すれば、またブログ記事でより詳しく本格的に紹介したいと計画しています。
そこで今日は、季節ものを優先して、半夏生について書いておきます。
半夏生(はんげしょう)とは、雑節の1つで季節を示す用語。夏至から11日目の頃をいいます。今年は7月2日でした。
由来は諸説あり、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が半分白くなり、化粧しているように見えるからとも。また、ハンゲ(カラスビシャク)という薬草が生える時期という説もあります。
この時期は、農家にとって節目なので、各地いろいろな風習があります。
私の近所では、蛸を食べます。
↓近くのスーパーでは、半夏生セールをやっていました。
↑説明によると、「稲の根がタコの足のように大地に広がってしっかり育つように」との願いを込めて、半夏生にタコを食べる風習があります、とのことです。
皆さんのところでは、どんな風習があるでしょうか?
私は、半夏生(ハンゲショウ=カタシログサ)という花が、好きなので、この時期はハンゲショウが必ず見られる所に写真撮影に行きます。近くの緑化センターです。この場所については次回の「たびねす記事」に掲載する予定にしていますが、今日はフライングで、今まさに開花シーズンのハンゲショウをお見せします。
ハンゲショウは地味な花ですが、花が咲くころに、葉の一部が白くなり、なんともいえない良さがあります。確かに半分だけ化粧しているような風情です。
以下、ハンゲショウの様々な表情をご覧ください。
余談です。
この花の名前ハンゲショウについては、7月はじめの「半夏生」の時期に開花するからという説と、葉の片面が白くなる「半化粧」だからという説があります。
一方、雑節の季節用語「半夏生」は、ハンゲショウの花が咲くから名づけられてという有力な説があります。つまり、どちが先か?、卵が先か鶏が先か?、という循環する話ですね。
思うに、この花名の由来は「半化粧」で、そこから雑節の「半夏生」が名づけられたとすれば、スッキリしますが、いかがでしょうか?
生物学的には、上の写真をご覧いただければお分かりのように、花径に近い葉が、開花時期に白化しますので、この葉が目立つことで、花弁の役割を果たしていると考えられます。この自然の造化の妙と、これを「半化粧=半夏生」と名づけた日本人の優れた感性に、驚かされます。
7月2日は半夏生でしたね。
関西地方では、半夏生にタコを食べる風習が
あるとは知らなかったです。
写真の草花はハンゲショウというのですね。
よく見かけますが、何という名か知らなかったです。
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その関連もあって、半夏生の紹介ですね。
「半夏生」——名前も特徴も不思議な植物ですね。
これに関しては、私は俳句と季語でその存在を知りました。
若い頃は、そんなにいいとも思えず、あまり関心がなかったのですが、
歳を重ねた今は、なぜかとても心惹かれる植物になりました。
実際のそれは都心では先ず見れないし、化粧しない時は目立たないですよね。
2〜3年前、京都のさる寺の庭園で、少し化粧した半夏生を見たのが、一番近い思い出です。
でもその時は花は出てなかったような気がします。
この一連の写真を見ていると、化粧した葉に主眼のある半夏生ですが、花付きの方が断然いいですね。
このような花叢を見てみたいです。
また水辺、池のほとりというのが風情をいやましていて、気に入りました。
白い葉が出て来たり、緑の葉が白くなっていったり、造化の神秘といえばそれまでですが、
私には何とも不思議で、何時までも眺めていたくなります。
関西では「半夏生にはタコ!」ですって!!
その由来を聞けば、なるほどと、元々は稲作と関係のある半夏生をタコの足に結びつけての商魂がすごいですね。
ユーモアがあって、笑えちゃうけど、
チョコや恵方巻のように、全国制覇に至らないのは、
半夏生そのものが、地味な存在だし、節気的にも世間にあまり知られていないからでしょう。
何れにせよ、品のいい半夏生とタコの取合せは、「アンチつきづきし」で、大阪商人の発想にのみ脱帽です。
半夏生その名めづらし文月の頃ほひのみに化粧するとは
池水のほとりに楚々と半夏生化粧の神秘は永遠の謎
花つけし半夏生こそゆかしけれ水辺のひとむら美女佇たしめん
このお花初めて見ます。半化粧の葉、白い小花の穂のような花の付きかたが面白い。。。このあたりではみかけません、気が付かないだけかもしれませんが。
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