模糊の旅人
mokotabi.exblog.jp
  Top ;Log-in
小麦ごはん、ひよこ豆ごはん、レンズ豆ごはん  ~トルコ再訪(12)
2016年 05月 09日 |
「たびねす」に、私の天保山大観覧車の記事が掲載されました。
この大観覧車は大阪の天保山ハーバービレッジのシンボルですですので、ぜひ、ご覧ください。
どうぞよろしくお願いします。

(32)並んでも乗りたい!シースルーキャビン「天保山大観覧車」でドキドキの大阪湾岸空中散歩
http://guide.travel.co.jp/article/18107/






さて、ブログ記事のほうは、模糊の料理教室特別編です(笑)

最近、中東方面への旅行が多いので、必ず現地の食材も購入してきて、時間がある時に、自分で調理して、さまざまな料理にチャレンジしています。

イスラエルで、ひよこ豆とレンズ豆の美味しさに開眼し、自分でも料理したくなったのが大きなきっかけです。
イスラエル、イラン、ロシアでは、ひよこ豆やレンズ豆をスーパーで買い込み、ストックも存分に確保しています。
いずれも半乾燥地帯に適した作物なので、日本では手に入りにくく高価ですが、現地では超格安で、非常に庶民的な食材です。
保存もきくので、自己流料理の材料として長きに渡り使っています。


今回のトルコ旅行でも、帰国当日の午前中にはホテル近くのスーパーに行って、いろいろ仕入れて、スーツケースに詰めて帰ってきました。

↓カルフール・ミニ
f0140054_1521211.jpg

↓NAMLIハイパーマーケット
f0140054_15212648.jpg

f0140054_15215433.jpg

↓超巨大ショッピングセンター:ジェヴァーヒルSC(この中にはミグロスというスーパーが入っていました)
f0140054_15221859.jpg

その他、トルコではスーパーが街中に多く、とても便利です。

今回は、製粉前の小麦があったので、これも購入しました。
食物繊維豊富な小麦襖がまだ付いており、とても身体に良さそうです。

↓トルコで購入してきた、ひよこ豆(左側)と、小麦(右側)、下は大きさ比較用のクッキーの大
f0140054_1523655.jpg

↑右の袋に書かれている asurelik bugday (アシュレリックブーダイ)というのは、ひきつぶしていない小麦という意味です。


↓ロシアで購入した黄色レンズ豆(左側)、イランで購入した緑色レンズ豆(中央)、トルコで購入した胚芽押大麦(右側)
f0140054_15234156.jpg


↓左から、レンズ豆、小麦アシュレリックブーダイ、ひよこ豆 と並べて撮影しました。大きさがだいぶ違います。
f0140054_15242164.jpg

↓小麦アシュレリックブーダイの拡大写真 
f0140054_15244415.jpg

↑ご覧のように、各粒に筋のようなものが見えます。これは繊維質と栄養価の高い胚乳胚芽部分です。
これが外皮にぴったりと密着しているのが小麦の特徴で、 簡単には分離できないところから、製粉段階で胚乳胚芽を除いて、細かく砕いて白い小麦粉にして使うことが主流になっているのです。

でも、白くしてしまった小麦粉なら日本でも普通ですし、真似するだけでは面白くないので、小麦アシュレリックブーダイの粒食にチャレンジ!

確かに小麦粒食100%というのは噛むのが大変で、麦粥か小麦スープにするしかないようですが、わがアジアの粒食穀物の王者であるコメに混ぜて食べるのは、可能なのでは? と挑戦してみます。

ほぼ一晩水につけておいた小麦アシュレリックブーダイを、洗ったコメに混ぜて炊飯器で炊きます。
調理というよりボタン押すだけですが(笑)

↓小麦ごはんの出来上がり
f0140054_15262457.jpg

さて、その味ですが、いけます!!
もっちりプッチンという感じで、噛みごたえがありますが、なかなか美味しいのです。
この弾力性は、人によると思いますが、私は好きですねえ。。。

ただ、一晩水に浸けておくのが手間といえば手間です。


歴史的には小麦は世界最古の穀物で、西アジアで1万5千年以上前から栽培されてきました。
小麦は大麦と同様に、最初は粥として煮て食べるものでしたが、碾き臼が登場し製粉技術が進歩しすると、パンをはじめとする様々な料理の材料となりました。小麦粉としていろいろ加工応用しやすい小麦は、文明を支える最重要作物となっていったわけです。


次に、おなじようコメに混ぜ炊飯器で炊く方法で、ひよこ豆とレンズ豆も比較してみます。

↓ひよこ豆ごはん
f0140054_15265913.jpg

ひよこ豆は、大きいので半日ほど水につけてから炊飯器に入れましたが、まるで栗ご飯のようになりました。
ホクホクとして、とても美味しいのですが、柔らかい米と食感が違いすぎて、ちょっと違和感があり、食べにくい気もします。

とはいえ、美味なので、チャレンジ二度目以降は、炊飯器の隅っこに、ひよこ豆を置いて、炊き上がったら、別皿にとって豆サラダとして食べることにしました。
わざわざ、ひよこ豆を、別に料理する手間も省けますので、模糊流手抜き調理となります(汗)

ひよこ豆は、西アジア原産で、古来より栽培されてきました。
安価で美味なので、世界に広がり、インドなどでは菜食主義者(ヴェジタリアン)の重要なタンパク質源となっています。


↓レンズ豆ごはん
f0140054_15275169.jpg

レンズ豆は一番簡単で、黄色のレンズ豆ならそのまま米に混ぜて調理できます。
私は少し柔らか目のレンズ豆ごはんが好きなので、一時間ほど水に浸けてから炊飯器に入れます。

レンズ豆は、ひよこ豆ほど大きくないので、違和感が少なく、米と合います。これも、クセのないホクホクした食感で、美味しいごはんになります。
色合いも良いので、レギュラーに使える雑穀ごはんの素材です。

もちろん、レンズ豆は、カレーやハヤシ、シチューにも合い、スープにも使えます。つぶして混ぜることもでき、スイーツなどにも使用可です。多分、一番応用のきく食材でしょう。

レンズ豆はレンティルと呼ばれ、黄色や緑色、赤色などいろいろな種類があります。西アジア原産で、旧約聖書にも登場する歴史のある作物です。
ちなみに光学カメラのレンズの語源は、凸レンズがレンズマメの形状に似ていたからです。レンズ豆のほうが元祖なのです。


押大麦については日本と同じなので、解説は省略しますが、いつも愛用しています。


↓実際に平常コンスタントに食べているのは、各種雑穀類に押大麦、レンズ豆を入れた私独特の十六穀米ごはんです。
f0140054_1529451.jpg

ときおり食感を変えるため、小麦アシュレリックブーダイや、ひよこ豆も入れて、飽きないように工夫しています。
私のような関西人は、春に、えんどう豆(グリーンピースではなく和歌山産ウスイエンドウ)をごはんに入れて食べる習慣があるので、豆ごはんに違和感がありません。


以上のような、繊維質やビタミンが豊富で、血糖値の上昇を抑えることができる、雑穀米ごはんをオススメします。

もちろん、上記の食材は、カレーやシチュー系の煮込み料理にも多用しています。


中東では、小麦アシュレリックブーダイ、ひよこ豆、レンズ豆をスープに入れたのがレストランでよく出てきます。
さらに、小麦アシュレリックブーダイは、今でも、粥にして食べる方もいます。ケシュケキという麦のリゾットのような料理もあります。

いっぽう、ひよこ豆、レンズ豆は、中東ではペースト状にして食べるのが最もポピュラーでしょう。

↓ひよこ豆のペースト「フムス」(美味しく味付けがしてあり、ピタパンなどにつけて食べます)
f0140054_15301015.jpg

ひよこ豆などをペーストにしたものも売っていましたが、日持ちがしませんので買ってきませんでした。
自宅でペーストにするには一晩水に浸けた後に茹でて煮て、さらにフードプロセッサーでの粉砕攪拌が必要ですし、味付けにも工夫しなけらばならず、手間がかかるというのが難点です。

ペーストはパンには良いですが、ご飯のおかずとしては、ちょっと合わない気がして、これまで、私はペースト料理は、やりませんでした。
ただ、たびねす記事ライター仲間である、ろぼたんさんが、クリームチーズと納豆を使った豆乗せトーストをブログで紹介されていましたので、なるほど!と思いました。予断があったなあと反省しました。
今後は、パンで食べる豆料理というのにも挑戦してみようと思います。


現地の食材を、現地と全く同じ方法で使用しなければならないという理由はありません。
料理は創意と工夫です。
上で載せましたように、日本の料理の中に取り込んで、手間をかけずに中東の食材を使うというのが、現実的で長続きする道です。
それこそ、海外のものをうまく取り入れ、日本風のカレーやラーメンや餃子やナポリタンを発明してきた、日本人ならではのやり方ではないでしょうか。

最後にひと言「チアシードやキヌアだけが、スーパーフードではありません!」


にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←応援ポチいただければ嬉しいです。御覧いただきありがとうございます。
by mokonotabibito | 2016-05-09 15:30 | トルコ | Trackback | Comments(6)
トラックバックURL : http://mokotabi.exblog.jp/tb/25214776
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by engel777engel at 2016-05-09 18:39
ひよこ豆ごはん、レンズ豆ごはん、美味しそう。。食べてみたいです。。生産地を旅して手に入れ、それを持ち帰り調理して食べる。。食道楽の極致ですね。。レンズの語源がレンズ豆とは知りませんでした。。旅万歳!!!
Commented by 5sayori at 2016-05-09 20:21 x
こんばんわ~
コメントありがとうございました
モロッコのクスクス・・ぱさぱさでざらざらしていまいちでしたね・・
日本のもっちりしたお米に慣れているからかな・・

Commented by youshow882hh at 2016-05-10 11:41
こんにちは。ゆーしょーです。
天保山の大観覧車は、直径が100mもあるのですね。
大きいので遠いところからでもよく見えるでしょう。

模糊さんの料理教室ですが、何年か前にはよく載せてましたが
久々の記事ですね。
四種類ものご飯を炊いたのですね。
ポチ♪
Commented by Lago at 2016-05-10 15:37 x
海外の旅の楽しみの一つに、市場やスーパーがあります。
その国の食の基盤が分りますし、また固有の食材に出会える楽しみもあります。
旅人模糊さんはそうした庶民の食生活基本の情報をアップするだけでなく、
実際に買って来て、自ら料理しての情報をも載せてくれますので驚きです。
男の料理・・・ほんとにマメなんですね〜。
私など億劫でとても出来ないので、脱帽です。
豆類に関して言えば、中近東のみならず、ヨーロッパでもお料理に、豆はよく出てきます。
じゃがいもと豆はどこでも必ず出ます。
日本でも豆は昔から尊重されましたが、ひよこ豆、レンズ豆などは海外で始めて知りました。

海外より買ひ来し食材工夫して和風料理を紡ぐ凄腕

ひよこ豆その名愛らし栄養も抜群なれば常食とせん

Commented by youshow882hh at 2016-05-11 11:29
おはようございます。ゆーしょーです。
昨夜の風はすごかったです。
和歌山市に暴風警報が発令されました。
ポチ♪
Commented by ろぼたん at 2016-05-14 20:00 x
実はフムスとかひよこ豆のコロッケとか大好きなんですよね。
豆料理ってちゃんと作ろうとすると手がかかるので、敬遠しがちなんですけれど
こうしてご飯で炊くのってかんたんでいいですよね。

模糊さんも実は既に「たびねす」へ32記事も書かれているんですね。
あまり触れることのなかった国や、ディープな旅、
写真の撮り方などと模糊さんらしさが出ていて、いつもチェックしています♪
次回も楽しみにしていますね!
<< 幸せの黄色い夏鳥 キビタキ PageTop 世界遺産サフランボル(後編)民... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Starwort Skin by Sun&Moon