チケット検査のあとはクロークに外套類を預けます(コート類は手に持つことは禁止です)。外は寒くても館内は暖かく快適です。
カバン類はA4サイズ以下のもに限り持ち込むことができます。(『ダナエ』という作品に硫酸をかけるという事件が起こってから液体の持ち込みは禁止ですが、カバン類を開けて手荷物検査するという所まではやっていませんでした)
フラッシュと三脚は禁止ですが、写真撮影は可能です。
↓入場するとしばらくシンプルな廊下が続きます。
↓廊下の横にはギリシア彫刻が並んでいました。
↓いよいよ最初のポイント「大使の階段(ヨルダン階段)」が見えてきました。
大使の階段は、エルミタージュ美術館の起点となる場所ですので、必ず覚えておく必要があります。
エルミタージュ美術館は、あまりにも広大で、展示構造の複雑さは、パリのルーヴル美術館以上です。すぐに東西南北が分からなくなります。そこで、迷ったらこの大使の階段に戻って自分の行きたい展示場所をめざします。
1階にしかないトイレとカフェも、この大使の階段の近くにありますので、必ず確認しておきましょう。
↓建築家ラストレッリにより造られたロシア・バロック建築の極致「大使の階段」
上の写真は実は、夕刻の閉館前のすいている時に撮影したものです。
10月中旬になると夏の宮殿の噴水が止まるので観光客が激減すると予想して行ったたのですが、甘かったです。春~夏の観光シーズン盛期よりはましかもしれませんが、エルミタージュはロシア観光の目玉であるため、秋でも人が多く、特に中国人観光客がすごかったです。
美術館鑑賞だけなら、厳冬期のほうが良いかも知れません。
正直言って中国人の団体観光客がどっと来ると大変です。
↓大使の階段も、こんな感じになります。
↓普通に撮るとこのように記念撮影する人が入ってしまいます。
11時~15時の混む時間帯では、大使の階段、孔雀の時計のあるパヴィリオンの間、ダ・ヴィンチの間は、中国人観光客でごったがえしていました。
↓そこで時間をずらしたりして、工夫して撮ってみました。
この階段は幾多の歴史の重要な舞台となってきました。
各国大使はこの階段を通ってロマノフ王朝の皇帝(ツァーリ)の謁見を受けました。
1917年のロシア革命の際、ボリシェヴィキ革命軍が臨時政府の閣僚たちを逮捕しに駆け上がったのもここです。
今は、世界中の観光客が、ここを目指してやってきます・・・・
↓館内簡易パンフレット(中央上部の赤い太矢印が大使の階段です)
あまり詳しくないロシア語パンフですが、少なくともこれを片手に、あらかじめ行きたい部屋の番号を確かめながら鑑賞します。
なぜなら、美術館自体が歴史的遺産のため各所で修復作業が行われており、一時的に展示室が移動していたり、閉室している場合もあるからです。最新のパンフレットは必須です。
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More 写真展開催のお知らせ!
(1)第5回 グループ温故斬新 写真展
場所 : オリンパスプラザ大阪 オープンフォトスペース
(大阪市西区阿波座1-6-1 MID西本町ビル1階)
開催日:2015年11月13日(金)~11月19日(木) <但し日曜は休み>
開催時:午前10時~午後6時 <但し最終日は午後3時まで>
<私の出品作品はペルシアの旅写真5枚くらいの予定です>
(2)2015年 ブログ仲間の年忘れ写真展
場所 :MAG南森町アートギャラリー
(大阪市北区東天満2-10-16)
開催日:12月8日から13日まで
開催時:8日から12日までは10時から19時 最終日は10時から12時まで
<私の出品作品予定はロシアの旅写真1枚です>
どちらも、皆様のお越しをお待ちしています。
大勢の信者や観光客が訪れてますね。
東洋人もたくさん来ていますね。
ポチ♪
ポチ♪
エルミタージュ美術館は、展示作品を見る楽しみばかりでなく、
宮殿そのものの美しさもじっくり味わってみたいですね。
怒濤ならずとも、潮のごとく大挙してやってくる何処やらの観光客には、
その波しぶきをかぶって悩まされますね。
写真も時間をかけて、2度、3度とトライしなければならなかったご苦労が
しのばれます。個人旅行なので、それも可能だったのですね。
お陰で完成度のあるフォトを拝見出来て、よかったです。
その昔(かみ)の栄華の主(ぬし)は幻となるも遺せる芸術や永遠