昆虫は寒くなると少なくなるので、シーズンもそろそろ終わりです。
今年の近所の昆虫観察では、ゴマダラチョウとオオキトンボが大きな収穫でした。
両方とも超希種ではないものの、最近、大阪平野では少なくなってきた昆虫です。
ところが今シーズンは、両種がたくさん見られました。
ゴマダラチョウは、まだら模様が綺麗なタテハチョウ科の蝶です。
食草がオオムラサキやテングチョウと同じエノキなので、都市部でもエノキの大きな木があれば飛んできます。
ただ、近所でこれほど多くゴマダラチョウが見られたのは久しぶりです。
それでは以下、ゴマダラチョウの写真を四枚御覧ください。
↓蜜や樹液を吸う口吻を出したゴマダラチョウ・・・口吻は橙色で目立ちますね。
オオキトンボは、アカトンボ系の仲間では一番大きなトンボで、平地の池沼で局地的に分布します。
絶滅危惧種とされていますが、大阪平野では、あちこちの水の綺麗な池で見られます。
今年は私が野鳥観察に行く近所の池で普通に見られました。
オオキトンボが多くなったということは、池沼の水質が良くなってきた証拠だと思います。とても嬉しいことですね。
それでは以下、オオキトンボの写真を御覧ください。
↓赤とんぼ系によく見られるオベリスク姿勢(逆立ち姿勢・腹部挙上姿勢);徐々に角度を上げていく過程のオオキトンボを御覧ください。
このオベリスク姿勢は、翅をなるべく太陽に当てないようにするため、太陽光が当たる角度を調節して休む姿勢です。 自分のテリトリーを守る意味もあるそうです。
↓オオキトンボの飛翔にもチャレンジしましたが、これは難しかったです(汗)
せっかくですので、その他の、近所の蝶とトンボの写真もいくつか御覧ください。
↓イチモンジチョウ・・・低山地帯に多い蝶ですが都市部でも時々見かけます。
↓ツマグロヒョウモン(雌)・・・雄のほうが地味で雌のほうが派手という、蝶としては特異な種類です。
↓ムギワラトンボ(シオカラトンボの雌)・・・おそらく一番多いトンボです。麦藁蜻蛉とはうまく名付けたものですね。
↓ナツアカネ・・・アカトンボ類では一番濃い赤の胴体の種類です。
蝶とトンボは、子供の頃から好きだった昆虫です。
やはり、どこでも見られるし、空を飛ぶという事が、とても魅力的でした。
特に蝶・・・・あのイモムシが、蛹という状態を経て、羽を持つ美しい蝶へ、全く違った形態へ、驚異的な変身をとげるのです!
イモムシには空を飛ぶ器官の兆候など全く見られず、どんな仕組みでこんなことが出来るのか、本当に不思議でたまりませんでした。
今でも、なぜこんな劇的な変身をするように進化できたのか、謎は解けていません。
これぞ、「造化の妙」でしょうね。
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赤とんぼの逆立ち姿勢、オリンピックの
体操を見ているようです。
素晴らしい場面を撮りましたね。
ポチ♪
最近、都心では全くトンボは見られなくなりました。蝶はたまに見かけますが。
子供の頃は群なすトンボの中で遊んでいたので、懐かしい思い出・・・
それでもナツアカネというのは珍しい感じがします。
普通に赤とんぼと呼んでいるのは、アキアカネで、
確かに体がこれ程真っ赤ではないですね。
蝶となると、その種類や名前は疎く、ここにアップされた蝶たちは
見たような気もしますが、「蝶」と思うだけで、名前は分かりません。
それにしても、蝶もトンボも野鳥同様、装い美しく生まれていますね。
華麗なる変身遂げて舞ふ蝶の造化の神秘しみじみと思ふ
トンボらは身をそれぞれに装へど羽のみはみな透けて軽やか
先 ポチ♪ です。
透き通って、ステンドグラスみたいです。
こんなに大きく、きれいに撮れるなんて、
さすがです^^
私は昨日ちょうちょを撮ってみたのですが、
後で見てみたら、小さくてなんだかよくわかりませんでした。。。
ゴマダラチョウに注目しました、私の近くでアカボシゴマダラが発生して夏ごろによくみかけます、同じ仲間なのでしょうか、しかしたしか外来種と記載されておりましたので違う種類かもしれません。。応援ポチッ。。
狙って撮るのですが、イエロー・ストローを含め、茶色っぽい
眼、翅裏も表もこの蝶・・・お洒落ですよね(^_-)
トンボこの倒立姿勢はオベリスクというのですか、呼び方は
知りませんでしたが、超小型のハッチョウトンボも見れば必
ずと云ってよいほどコレをやってますね。
オベリスクって云うんですか・・・勉強になりました(^-^)/
これってショウジョウトンボではないかと思うのですが?
オオキトンボ→ショウジョウトンボの雌
ナツアカネ→ショウジョウトンボの雄
かなと...?
ちなみにショウジョウトンボは赤とんぼではありません.
余計なお世話ですみません...