てなことで、寺社探訪の優先的連続掲載です。
御堂筋の本町に近いところに、松尾芭蕉終焉の地の碑があります。
ここは大阪のド真ん中にもかかわらず、あまり有名ではなく、知らずに近くを通り過ぎる人が多いです。
↓こんな道路の中の緑地帯にあるとは・・・
↓アップで撮影
俳聖:松尾芭蕉は、1694年に旅先である大阪・南御堂前の花屋仁右衛門の裏座敷で51歳で客死しました。
まさに旅に生き旅に死んだ人ですね。
その南御堂は、史跡 芭蕉翁句碑があるとのことです。
そこで南御堂・真宗大谷派(東本願寺派)難波別院にお参りし、芭蕉の句碑を見学することにしました。
↓難波別院の非常にすきりした作りは、ある意味シュールで美しいです。
↓芭蕉句碑の解説看板です。
↓芭蕉句碑自体はよく読めませんでした。
もちろん芭蕉辞世の句 「旅に病で 夢は枯野を かけ廻る」 が刻まれているわけですが、’旅こそわが人生’と考える時がある私には感慨深いものでした・・・
芭蕉はあまりにも有名で日本史上最高の俳諧師ですが、日本人の美意識を形づくった一人だと思います。
「荒海や 佐渡に横たう 天の河」
「野ざらしを 心に風の しむ身哉」
「初しぐれ 猿も小蓑を ほしげ也」
「宿りせん 藜(アカザ)の杖に なる日まで」
「雲の峰 いくつ崩れて 月の山」
「かくれけり 師走の海の かいつぶり」
「月影や 四門四宗も ただ一つ」
etc、、、印象的な芭蕉の句は、いくつでもありますね。
↓すぐ横には山口誓子の「金色の御堂に芭蕉忌を修す」の新しい句碑がありました。
難波別院南御堂では毎年ホトトギスのメンバーを中心に芭蕉翁忌の法要と句会が行われており、高濱虚子の弟子である山口誓子も参加していました。
山口誓子も私の好きな俳人なので興味深かったです。
忘れられない誓子の句をふたつ
「海に出て 木枯帰る ところなし」
「学問の さびしさに堪へ 炭を継ぐ」
難波別院を御堂筋に出ると、そこに意味ありげなヘンリー・ムーアの彫刻がありました。
↓ヘンリー・ムーア「二つに分割された人体」
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先日は、ご連絡を頂きながらお断りしてしまい申し訳ありませんでしたm(__)m
今月は何かと忙しく、こちらにもなかなかお邪魔出来ずに失礼しました。
ここ、もう何年か前にTVで見た事があって、一度訪れてみたいなとは思っていたのですが
場所が場所だけに、クルマで通り過ぎちゃう事が多いです(笑)
知る人ぞ知る場所ですねぇ。
ホントにほとんど目立たないと言うか・・・
もう少し目に留まりやすくしてあげてほしいような気もしますが、危ないですかね^^;
寺社巡り、拝見させて頂きました。
次はどちらなのかなぁ~
楽しみにしております^^
「旅に病で 夢は枯野を かけ廻る」
何年生か忘れましたがで国語の時間に習いました。
たぶん中学時代でしょう。
小さい頃に習ったことはいくつになっても忘れないです。
ポチ♪
東京深川の芭蕉奥の細道出発の地、千住の宿などを訪れた者としては終焉の地がここであったかと感慨深いものがあります。。
ラストのヘンリームーアの像も私的には興味深いものがあります。。。