模糊の旅人
mokotabi.exblog.jp
  Top ;Log-in
スカイランタンを撮影しよう!  ~ポーランド紀行(7)
2013年 07月 16日 |
スカイランタンは、フォトジェニックで、まさに写真好きにはたまらない被写体です。

↓EOS 6D + EF28mm F2.8 IS USM ISO6400 での手持ち撮影
f0140054_1238222.jpg

ということで、今日は撮影機材の話です。

写真撮影目的の人も、たくさん来ておられました。

ポーランドは、平原の国なので風景的はやや単調になりがちですが、このスカイランタンを組み合わせると、スパイスの効いた旅になり、写真撮影も楽しみがぐっと増します。

ただ、スカイランタンは夜の動体撮影になりますので、それなりに難しさがあります。

まず三脚使用は無理です。
スカイランタンの会場では立錐の余地もない混みようになりますので、三脚使用は危険極まりなく、通行の邪魔で足に引っ掛けることになります。他人に怪我をさせてはたいへんです。
聖ロフ橋にもたれかかって三脚を橋に押し付けて使用している人がいましたが、これも好ましくありません。

また、たとえ三脚を使用したとしても、全てのランタンが動いていますので、被写体ブレを起こします。
(ランタンの光跡を線で表現するという目的以外では、あまりスローシャッターの意味がありません。)

私は今回の旅行では三脚を使わず、すべて手持ち撮影でした。

夜の撮影で、ランタンの被写体ブレを防ぐために、ある程度高速シャッターを使用する必要があるので、カメラの高感度撮影すなわちISOを上げなければなりません。
そうなるとカメラ側の性能としては、高感度性能が高いことが大切です。

今回、私がランタン会場で使用した機材は、キヤノンの EOS 6D + EF28mm F2.8 IS USM と、オリンパスの OM-D E-M5 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 の二組のシステムです。
いずれも、風景写真系では使い慣れた機材ですので、安心して使用できました。

↓EOS 6D + EF28mm F2.8 IS USM
f0140054_12401074.jpg

EOS 6D は、現時点ではトップクラスの高感度性能を有したカメラで、-3EVまでAFが可能という、夜の撮影に強いカメラです。
またなにより小型軽量で、フルサイズデジタル一眼レフでは世界最軽量というのが、旅行には嬉しいです。

スカイランタンの撮影では、EOS 6D は、夜9時ころの明るいうちはISO3200、夜10時ころのクライマックスでは、ISO6400で撮影しました。真っ暗になった夜10時30分以降の後半のスナップではISO12800を使っています。

EF28mmF2.8ISは、風景では私が一番多用する画角なので、使いやすかったです。
この旅行に持って行くレンズとしては、EF24-70mmF4LISと迷いましたが、海外風景撮影では圧倒的に28mmを多用するのと、軽量さで、EF28mmF2.8ISのほうを選択しました。(EF24-70mmF4LISは600gですが、EF28mmF2.8ISは260gで半分以下です)


EOS 6D は(キヤノン機全般に言えることですが)夜景の絵作りが上手く、暗部が締まります。
-0.3露出オートで撮っていますが、RAW現像の際の露出補正はあまり必要ありません。

高感度性能はさすが 6D で、ISO6400でも問題ありません。私的にはISO12800まで常用できる性能だと思います。
ただ28mmとはいえ、広角レンズですので、遠くのランタンが小さく写ります。
ワイド感が出ますが、ランタンの迫力的には、やや大人し目に写るかなとも感じました。


↓OM-D E-M5 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
f0140054_12431730.jpg

OM-D E-M5 は、基本は野鳥撮影用として、M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II をつけていたのですが、スカイランタンでは超望遠ズームは使わないので、予備として持って行ったレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6をつけて撮影しました。

↓OM-D E-M5 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 の広角側9m(換算18mm相当)ISO1600での撮影。
f0140054_1245592.jpg

↓OM-D E-M5 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 の望遠側18m(換算36mm相当)ISO3200での撮影。
f0140054_12445925.jpg

OM-D E-M5 は、夜景では実感より少し明るく写るので、-0.7露出オートで撮っています。

9m(換算18mm相当)では、普通に撮ると、いささか広角すぎるようです。
ひとつの被写体に寄ってワイド感を出す超広角の手法は、スカイランタンの場合、いまいちでした。
思い切って魚眼のほうが面白かったかも知れません。

18m(換算36mm相当)は、実際の目で見る感覚に近いので、臨場感がありました。
もう少し標準域の、50mmくらいも欲しかったなあとも思いました。


私はポーランドの野鳥撮影も狙ったので、超望遠ズームが必要で、このような2台の機材体制になりましたが、スカイランタンを撮影主目的にするなら、一台のカメラに大口径の標準ズームが適していると思います。
大口径レンズと高感度に強いカメラというのは、こうしたある意味限界性能を要求される状況には適しています。


↓空に向けて一枚(OM-D E-M5 + M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6で)
f0140054_12484736.jpg

キヤノンとオリンパスでは、こういう夜の撮影では、いささか発色が違います。
色合いについては好みの問題で、オリンパス機の絵の雰囲気もなかなか味があると感じました。
ただ、オリンパス機材で明るいレンズを持って行かなかったこともあり、高感度撮影に関してはやはりキヤノンのフルサイズ機のほうが優れており、歩留まりが相当違いました。

できれば雰囲気の異なるフィルムカメラでも撮影したかったです。

また、スカイランタンの動画も撮影したかったですが、二台のカメラで撮影するのと、ランタンを飛ばして目に焼き付けるのに精一杯でした。

場所的にも、橋の上からとか高い位置からの撮影も試みたかったのですが、人が多くて会場から移動できませんでした。

スカイランタンのクライマックスは、30~40分くらいで、実感的にはあっという間でした。楽しい時間は、速く流れるようです(笑)

↓手を高く伸ばして一枚(EOS 6D + EF28mm F2.8 IS USMで)
f0140054_12492610.jpg


次回は、スカイランタン時の人々のスナップの予定です。

にほんブログ村 写真ブログ 旅行・海外写真へ ←もしよろしければ応援ポチお願いします。無我夢中の撮影でした。御覧いただき、ありがとうございます。
by mokonotabibito | 2013-07-16 12:49 | ポーランド | Trackback | Comments(4)
トラックバックURL : http://mokotabi.exblog.jp/tb/20026855
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by captain_spoc at 2013-07-16 13:54
薄暮の空の色が素晴らしい
Commented by youshow882hh at 2013-07-16 23:46
こんばんは。 ゆーしょーです。
夜景は薄暮の頃が一番きれいに写りますね。
1枚目のISOが6,400なのですね。
私のパナソニックもISOの最高が6,400です。
今日アップした夏祭りはISOを2,000にしましたが
カメラぶれの写真ばかりでした。
それも夜9時頃でしたので周囲は真っ暗。
来年写す機会があれば、薄暮のころにします。

素晴らしい模糊さんの写真を見せて頂き感激しました。
ありがとうございました。
ポチ♪
Commented by engel777engel at 2013-07-17 19:35
一枚目は6Dのiso6400ですか。。暗青色の夜空にスカイランタンが舞う、素晴らしいお写真ですね。。
 やはりこうした夜景には高感度が威力を発揮しますね。。私の目にはOMDのiso1600も十分に綺麗にみえますがプリントにするとそのあたりの違いがわかるのでしょうね。。
Commented by nama3 at 2013-07-18 06:31 x
おはようございます。
こうして見せていただくと35ミリフルサイズ機の階調の
豊かさがよくわかります。キヤノンの絵作りは、やはり、
上手です。勿論、手持ちでこれだけの写真を撮られる
模糊さんのうでがあることを前提にしての話です。
<< スカイランタンでのスナップ! ... PageTop スカイランタンを飛ばそう!  ... >>
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Starwort Skin by Sun&Moon