素敵なイベントなので、今後、スカイランタンはポーランド旅行の目玉として、ますます注目されていくことでしょう。
そこで、私の記憶の失せぬうちに(笑)、スカイランタンについてブログ記事を書いておきます。
ブログのタグに「スカイランタン」という項目を設けて、記事を断続的に何回かに分けて詳しく説明していくことにします。
スカイランタンのクライマックス(夜10時20分ころ)
↓何万個のスカイランタンの向こうに大聖堂が浮かぶ(クリックすると横1000ピクセルに拡大されますので大きくしてお楽しみください)
まず、聖ヨハネ祭ですが、これは夏至に聖ヨハネ(キリストに洗礼を施した聖なる預言者)の生誕を祝って行われる祭りです。
聖ヨハネはキリストの半年前に生まれたと聖書にあることから6月の夏至が祭りの時期とされています。
ヨーロッパではキリスト教受容以前から、夏至と冬至の祝祭がありました。
冬至祭がキリストの誕生祭と合体したのがクリスマスですが、夏至祭は聖ヨハネ祭になったわけです。
聖ヨハネ祭は、夏至の日に太陽に火で力を与えるという意味もあるので、火祭り系の催しが多く、スカイランタンもそのひとつなのです。
したがって聖ヨハネ祭は、夏のクリスマスとも呼ばれ、ポーランドでは、6月の夏至前後には、各地で町の中央広場に屋台が出たりして、とても華やかで賑やかで、陽も長いので、観光するには最適です。
もちろんスカイランタンは夜遅くなる祭なので、あらかじめポズナンに宿を予約しておく必要があります。
昼間は、ポズナンの町のホテルにチェックインして、中央広場で屋台や街並みなどの観光を楽しみ、夕食を済ませてから、スカイランタン会場に繰り出せば、ちょうど良いのです。
↓スカイランタンの行われるポズナンの町の中央広場の昼間の風景
ポズナンの町も素敵で、 聖ヨハネ祭ということで、屋台がいっぱい出て、皆笑顔で楽しそうな観光客が多かったです。見るところもいろいろあります。
スカイランタンは、ポズナンの町で夏至晦日すなわち夏至の日の前夜に行われます。
その一夜だけで、風雨が強ければ中止になりますので、まさに年に一度のワンチャンスです。
私がポーランド旅行を「6月」に決めたのは、この一夜のスカイランタンに日程を合わせたからです。
幸いにして今年のスカイランタン当日:2013年6月21日は天気が良くて、夜空が蒼黒く染まり、スカイランタンが非常に綺麗でした。
↓私が会場に着いたのは午後8時頃、すでに入場者がいっぱいでしたが、この後どんどん混んできて座っていられなくなります。。。
中央の川向うにそびえているのがポズナン大聖堂です。
スカイランタンの行われる会場は、ポズナンの町の旧市街の東はずれの、ヴァルタ河畔の河川敷である聖ロフ橋のふもとです。
ポズナン大聖堂(Katedra)の近くですので、分りやすいですが、あらかじめ昼間にポズナン大聖堂の見学を兼ねてスカイランタン会場付近の下見をしておくのが良いと思います。
位置関係ですが、西から東へ、ポズナン旧市街→スカイランタン河川敷会場→聖ロフ橋→ポズナン大聖堂となります。
↓下の写真はスカイランタン河川敷会場入り口付近から、東の大聖堂方面にカメラを向けて撮影しています。
右に街灯がずらっと連なっているところが聖ロフ橋です。(クリックすると横1000ピクセルに拡大されます)
去年は雨上がりでこの聖ロフ橋から会場方面を撮影するのが良かったようですが、今年は好天で西から東へ風が吹いたので、スカイランタンは会場から大聖堂方面へ飛び、撮影のベストスポットは河川敷会場そのものでした。
河川敷会場から大聖堂方面へ、東向きにカメラを向けるのが、大聖堂を背景に最高のアングルとなりました。
天気予報も良かったことから今年は参加者がことに多く、夜10時ころには、会場付近はものすごい人でごった返していました。
日本からも観光客が来ており、なんと日本のTV局もいました。
それは、MBSの「ちちんぷいぷい」という番組の取材スタッフでした。
↓その、MBSの吉竹史アナウンサーのランタン祭りのブログ記事は、 こちら です。
http://www.mbs.jp/announcer/blog/50/201306.shtml
このように来年以降も人気スポットとして世界中に紹介されるでしょうから、さらに人が増すでしょう。
このスカイランタンは、見るだけでも本当に美しくて素晴らしいのですが、参加型の祭典であるという点も魅力です。
つまり、このランタンを飛ばすのは祭りの見学者たち全員なのです!
皆さん、いろいろなランタンを沢山買ってきて、願いをこめて、ランタンに火をつけて、次々に飛ばしておられました。
↓ハート型のランタンを飛ばす人
もちろん、私も写真を撮りながらも、ランタンを飛ばしました。
自分のランタンがうまく空に飛んで行き、高く舞い上がる姿を見届けるのは、とても感動的な体験です。
今年は、2万個を超えるランタンが飛んだようです。
本当にこの世のものとは思えない心にしみる景観でした。
スカイランタンの時間ですが、なにしろ高緯度のポーランドで夏至に行われるわけですから、陽がなかなか落ちません。
暗くなるのは、夜の10時頃なので、飛ばすのは10時からが公式なやりかたです。
ただ、予行演習やあわてんぼうの人たちが、8時~9時頃からちょこちょこ飛ばし始めていました。
↓9時頃、ちらほらランタンが飛びはじめた光景です。
夜の10時になると皆さんが一斉に飛ばすので、10時から10時30分くらいが、クライマックスです。(一番、最初の写真)
11時を過ぎると皆さんがだいたい飛ばし終わって、帰宅しはじめます。
今年は人が多く、会場付近の交通機関が11時頃から、規制で動かなくなってしまいました。
そこで皆、徒歩で帰っていき、私もホテルに帰り着いたのは深夜0時頃でした。
ということで、夜が遅くなり、交通機関も規制される場合があるので、ポズナンの聖ロフ橋から徒歩圏内の旧市街に宿をとることをオススメします。
次回は、そのランタンの飛ばし方を説明します。
←もしよろしければ応援ポチお願いします。夏の夜の夢のようなイベントでした。御覧いただき、ありがとうございます。
ドバイまで写真に撮られてて、さすが模糊さん旅に貪欲ですね♪
幻想的なイベントにピッタりの場所ですね!! 晴天の濃い青空に浮かぶ
ランタン、お写真でもとても綺麗ですが、実際見ると本当に感動してしまい
そうです。一生の間に一度は見ておきたいです!!
まだ青の残る空を無数のランタンが舞う光景は素敵ですね ^_^
実際に行けるものかはあやしいですが、この目で見てみたいものです。
ランタンの舞う光景もよいですが、5枚目のようなちょっと舞台裏的な写真も好みです ^_^
「スカイランタン」 を初めて見ましたが、甲子園球場の7回裏に飛ばす風船と、
PL花火大会を掛け合わした感じですね。
文化の異なる異国では日本では考えられない行事が行われるのですね。
ポチ♪
感動的な素晴らしい光景ですね。
ましてこの中に自分の飛ばしたランタンが有れば尚更感動です。
外国のお祭りはお洒落ですね。
ポズナンの街並みもお洒落で、すばらしいです!
せやけど、綺麗なもんですねぇ~。
カメラで撮ると、完全に闇に落ちる直前の空って、不思議なほど
この綺麗なブルーが浮かんで、夜景を撮るのには一番の時間・・・
でも、それもホンの数分足らずで、このブルーが出なくなっちゃう
んですよねぇ~。
なんや、まるでヒロ・ヤマガタのシルクスクリーン技法で描かれた
ような世界を受ける趣味人でした(^^)/
参加者全員がスカイランタンを飛ばす、日本でいえば提灯流しと似たところがあるような。。
最後のお写真、若者たちが(可愛い子が沢山いますね)スカイランタンを飛ばす用意をしているところのスナップいいですね、その場の雰囲気がとてもよく伝わってきます。
スカイランタンって、テレビで台湾かどっかで
しているのを見たことがありましたけど
ポーランドでもやっているんですね^^
それにしても1枚目の写真は、圧巻ですね!
これは実物を見てみたいです〜^^
素敵なイベントに参加なされて、本当に良かったですね^^
こういうお祭りがあるなんて、
今まで知らなかったです。
きっと日本でもこれから有名になるのでしょうね。
ランタンの飛ばし方、とても興味があります。
ランタンを飛ばされて感動的な体験をされて良かったですね。
それにしても暗くなるのが10時過ぎとは遅いのですね。
暗い夜空に輝くランタン幻想的で美しいですね。
灯りごと飛ばすのですね。
徒歩でホテルまでとはお疲れ様でした。
ランタンの飛ばし方楽しみにしています。
夜空に浮かぶたくさんのランタンと背景の大聖堂が何とも幻想的で美しいです!