模糊の旅人
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ミュシャのステンドグラス部分拡大 ~聖ヴィート大聖堂(9)
2011年 02月 06日 |
昨日、ミュシャ(ムハ)のステンドグラスが好評を博しましたので、調子に乗り、同じ写真の中央部を拡大してみます。
ピクセル等倍の切り出しです。等倍ですので、少しシャープネス処理を加えています。PSE9で画像加工しました。

こうして拡大して見ると、現場で見えなかったような細部も観察することができます。
ミュシャらしいアールヌーヴォーの装飾的な意匠がよく分かると思います。
f0140054_1744687.jpg

↑上部中央右に祈っている少年は、10世紀はじめのボヘミア王でチェコの守護聖人である聖ヴァーツラフです。その左が、祖母 聖リュドミラ(ルドミラ)です。
ヴァーツラフは、祖母リュドミラにより信仰篤いキリスト教徒として育てられたのです。
様々なドラマがあり、二人とも暗殺されるのですが、ボヘミアをキリスト教世界に開化させた恩人であることから、後に聖人として扱われます。
特にヴァーツラフ王は、自ら建設をはじめた、この聖ヴィート大聖堂に葬られ、民族の英雄そして守護聖人として信仰の対象となり、彼を讃える詩や歌や物語が古くから語り継がれています。
聖リュドミラも、ドヴォルザークのオラトリオで有名ですね。

なお、このステンドグラスの聖ヴァーツラフ少年の実際のモデルは、ミュシャの息子イジーだそうです。
この作品はミュシャが祖国と民族のために作成したことがよく分かります。


↓ステンドグラスを観る人々
f0140054_17454376.jpg

OLYMPUS E-5 with ZUIKO Digital ED 7-14mm F4


聖ヴィート大聖堂は、幾多の立て直しや改修が加えられ、一時調和のない形だったそうですが、最終的にはゴシック様式に統一されました。
聖ヴァーツラフがその前身の教会を建てた時(925年)から、実に1000年以上、また現在の大聖堂が着工されてからは約600年を経て、1929年に聖ヴィート大聖堂はついに完成したのです。

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by mokonotabibito | 2011-02-06 17:46 | チェコ | Trackback | Comments(12)
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Commented by miyatannaotan at 2011-02-06 19:01
様々な色が使われているのですが、ちゃんと調和されていますね。
↓の全体は周囲を青で取り囲んでいるからか、より調和を感じるのでしょうか。
幾何学的なデザインもいいですが、こういったモダンなステンドグラスも
とても魅力がありますね。詳しく見せていただいて嬉しいです^^
Commented by vimalakirti at 2011-02-06 20:26
こんばんは。
ミュシャ(チェコを第二のふるさとと言っていた先輩は断じてムハでしたが)の
ステンドグラスを大きく見せてくださって、ありがとうございます。
色に透明感がありますね。ほんとうに美しいです。この大聖堂の完成には
1000年もかかっているとは! 気の遠くなるような長さですね。テレビドラマの
「ダークエイジ」 が想像以上に迫力のある作品で、来週を楽しみにしています。
Commented by youshow882hh at 2011-02-06 20:46
こんばんは。 ゆーしょーです。
この写真は望遠で撮ったのではないのですね。
↓の写真の中央部を切り取って拡大したのですね。
少しシャープネス処理を加えたとはいえ粒子の粗さが感じません。
よいレンズですね。
昨夜のテレビで、多少物語が分かってきました。
スピーディーな展開でしたので、最低2度観る必要があると思いました。
ポチ♪
Commented by maribell1225 at 2011-02-07 00:45
こんばんは
ステンドグラスの高度な技術がよく分かります。
以前ステンドグラスについてTVで放映していたのを見たとき、中世に作成されたステンドグラス当時としてはかなり高度な技術であったことを知りました。
かなりリアルに作成されたこのステンドグラスどのようにして作成したのかと思います。
ただいま私の頭の中にボヘミアと聞いてスメタナの「我が祖国モルダウ」交響曲が巡っています。
ボチ
Commented by risaya-827a at 2011-02-07 09:57
おはようございます^^
こうやってアップで拝見すると
とてもステンドグラスとは思えないほどの素晴らしさですね!!!
きっと、その技術が素晴らしいからでしょう^^
多くの人が魅了されている所以かも知れません。。。
カラフルで色彩豊かななところも本当に美しく素晴らしいです♪
ポチッ☆彡
Commented by sidu-haha at 2011-02-07 19:21
こんばんは~
素晴らしい芸術ですねえ~~
こうして歴史を残しているって、素晴らしいことですね。
こんなに美しく悲しいステンドグラスは~なかなか目にできないですね~
素晴らしいですねえ~
Commented by mokonotabibito at 2011-02-07 20:17
【miyatannaotanさん】
ちゃんと調和ありますか。
ありがとうございます。
青に囲まれてデザインされていますね。
そうですね、この意匠は当時としては斬新で、まさにアールヌーヴォー=新芸術の感覚だったのでしょう。
こういうステンドグラスもまたあってしかるべきものだと思います。
たまには、こんな等倍拡大も面白いものですね。
Commented by mokonotabibito at 2011-02-07 20:17
【vimalakirtiさん】
チェコを第二のふるさとされる先輩がおられるのですね。
いいですね。
大きくステンドグラスを拡大してみました。
「ほんとうに美しい」と言っていただき、ありがとうございます。
大聖堂建設にかかわった方々の努力のあとが、ここにありますね。
「ダークエイジ」 私は原作を読んでいるのですが、それでも興奮しました(笑)
見ていただいて感謝いたします。
Commented by mokonotabibito at 2011-02-07 20:17
【ゆーしょーさん】
ご指摘のとおりです。
広角で撮った写真を部分拡大したものです。
粒子の粗さが感じませんか。
ありがとうございます。
手振れ補正などの最近のカメラの性能向上もありますね。
『大聖堂』 私は原作を読んでいるのですが、それでも興奮します、
本当に何度も見て楽しみたいダークエイジロマンですね。
ポチ感謝です。
Commented by mokonotabibito at 2011-02-07 20:18
【フクロウままさん】
そうですね。
まさに高度な技術が注ぎ込まれています。
中世以前のその昔、教会は暗い空間だったのですが、ゴシック建築とステンドグラスにより、光あふれる空間になったのですね。
チェコはボヘミアとモラヴィアから構成されています。
モルダウ川は、ここプラハの町の真ん中を流れています。下流はエルベ川になり例のドレスデンなどの都市を流れます。
ポチ感謝です。
Commented by mokonotabibito at 2011-02-07 20:18
【risaya-827aさん】
アップで見るとステンドグラスとは思えないほどの素晴らしさですか。
ありがとうございます。
拡大して細部を見ると、ちゃんと色彩のグラデーションや陰影があるのですよね。
私も新たな発見がありました。
「カラフルで色彩豊か」そのとおりですね。
このステンドグラスのおかげで、教会が色彩の光あふれる空間になったのですね。
ポチ感謝です。
Commented by mokonotabibito at 2011-02-07 20:24
【sidu-hahaさん】
素晴らしい芸術ですか。
ありがとうございます。
ボヘミアの歴史を題材に、とても見事に作られています。
「こんなに美しく悲しいステンドグラス」
素敵な表現をいただき、嬉しく思います。
まだまだ旅の写真は続きますので、よろしくお願いします。
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