模糊の旅人
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カフカの生家 ~プラハ散策(2)
2010年 12月 28日 |
私は青春時代に翻訳独仏文学の影響を受けました。
ドイツ文学で傾倒したのは、ヘッセ、トーマス・マン、カフカ、リルケの4人なのですが、このうちカフカ、リルケの2人までもが、プラハ生まれのプラハ育ちなのです。そのことから、プラハへの憧れというものを抱きました。

プラハは、文化の香り溢れる古都であるとともに、スラブに向かって開かれた世界の窓であり、国際的な迷宮都市なのです。それゆえ、ある意味とても現代的な文化人を多く輩出してきました。

特に、フランツ・カフカ(1883年-1924年)は、「カフカはプラハであって、プラハはカフカである」(ウルズィディル)と言われるように、いつも思索にふけりながら夜のプラハの街をさまよい歩いていたそうです。
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カフカは、プラハのユダヤ人の子として生まれ、支配者階級の言葉であるドイツ語の教育を受けました。昼間は労働者傷害保険協会の職員として働きながら、夜は執筆活動を行い、生涯のほとんどをプラハで過ごしました。
カフカは紛れもないチェコ人ですが、プラハのドイツ・ユダヤ・チェコという三重の文化の中でもがきながら、人間の不条理を昇華させた優れた作品を生み出しました。
生前はほとんど評価されませんでしたが、死後、高い支持を受け、現代文学の淵源として世界中に計り知れない影響を与え続けています。

今回、プラハでは、カフカの生家を訪問するのも、目的のひとつでした。
ここで、カフカが生まれたのかと感慨に耽り、街の雰囲気を噛みしめました。。。。
そして、私も、ようやくここまで来たのかという旅の達成感の中で、写真を撮りました。

↓「カフカの生家」 (ライトトーン適用) 頬のこけたカフカの顔が飾られています。カフカはこの2階で生まれました。
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↓「カフカの生家」 (ライトトーン適用) 現在、1階部分は、カフカのミニ博物館となっています。
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OLYMPUS E-5 with ZUIKO Digital ED 7-14mm F4

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by mokonotabibito | 2010-12-28 18:40 | チェコ | Trackback | Comments(19)
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Commented by youshow882hh at 2010-12-28 21:28
こんばんは。 ゆーしょーです。
糢糊さんは、翻訳独仏文学にお詳しいですね。
私は文学の方は苦手で、特に西洋文学など全く駄目なのです。
だからここに登場する人物の名前など知る由もありません。
といいつつ最後まで読ませていただきました。
建物のコーナーに カフカの顔を飾るなど日本では考えられませんね。
Commented by torotorotorori at 2010-12-28 21:55 x
カフカを読んだことはないです。
私は単細胞なので不条理物は苦手なんです(^^ゞ
最近は難しい本を読む若者は減っているでしょうね。
Commented by ohkujiraT at 2010-12-28 22:53
ヘッセ、トーマス・マン、カフカの3人は名前だけは知っていますが、著作までは手を出していません。
正直に告白すると「魔の山」は早々に挫折したことが…
ご自身が傾倒されていた人物・著作の現場にたてたことは感慨ひとしおでしょうね。
なぜ、プラハなのかがものすごく納得できました ^_^
Commented at 2010-12-28 22:54
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by maribell1225 at 2010-12-28 23:13
先ボチ
好きな作家の家を訪れる旅は、mokonotabibitoさんきっと初恋の人をかいま見る様なドキドキ感があったのでしょうか?
何かそんな気持ちが写真に込められているような気がします。
死後になって有名になったとは、普段の生活を続けながらの出筆活動だった感じの方だったのですね。
何だかカフカという方の人格が分かるような気がします!!
Commented by kujirax1 at 2010-12-28 23:24
なるほど、文学をベースとした旅路は想い出色ですね。
ドキュメンタリー番組とかを見ている感覚で拝見しています。
あぁ、旅に出たくなりますね。。
Commented by youshow882hh at 2010-12-29 00:15
ポチ♪
Commented by vimalakirti at 2010-12-29 00:49
こんばんは。
カフカは「変身」で強烈な印象を受け、トーマスマンは「魔の山」。
二人にはそれほどのめりこみませんでしたが、ヘッセとリルケは
翻訳ですが、たいへん惹かれました。ヘッセの水彩画は真似して
描いたりしましたよ (^^; 最近、また取り出して読み直しています。
ポチポチ~☆☆☆
Commented by miyatannaotan at 2010-12-29 07:23
皆さんちゃんと本を読んでいらっしゃるのですね。
ちょっと反省しなければ^_^;
カフカは変身のイメージが強く、そのイメージからすると
温かい色彩の建物とギャップを感じます。
でも生家ですもんねf(^_^)
画家も生前は評価されず死後に、という事が
多いですが、文学作家も同じなんですね。
Commented by risaya-827 at 2010-12-29 14:42
こんにちは^^
ドイツ文学ですか。。。
理彩也とは縁遠い感がありますが、何事にも興味を持つのは素晴らしい☆
それにしてもいろんな異文化に触れて凄いですね^^
生家の入り口に飾られているのがご本人なのですね!!!
ライトトーンも趣があって、この建物には似合っててステキ☆
ポチッ☆彡
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:26
【ゆーしょーさん】
お恥ずかしい限りです。
若き青春時代の思い出です。
フランスやドイツの文学や思想は、若き日のあこがれでした・・・
今はその想い出をたどる旅をしているのかも知れませんね(笑)
建物のコーナーにカフカのマスクが突き出ていて、とても印象的でした。
確かに日本ではこんなことは聞きませんね。
ポチも感謝です。
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:26
【torotorotororiさん】
いやあ私は、文学青年だった時期もありまして(笑)
やはりフランスやドイツの文学は、人間の深いところを突いてくるようです。
最近の若者は本を読まないだろうな・・・確かにそうですね・・・
ただ、村上春樹『海辺のカフカ』はよく売れたようですね。
コアな文学ファンはまだまだ生きているような気がします。
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:27
【ohkujiraTさん】
確か中学~高校生の頃によく文学を読みました。
特にフランスとドイツの文学は意味深く感じられましたね。
「魔の山」は少し読まれたのですね。
トーマスマンのリューベックの生家にも行きましたよ。
今はその若き日の想い出をたどる旅をしているのかも知れません・・・
やっとプラハに行けました(笑)
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:27
【鍵コメat 2010-12-28 22:54さん】
了解いたしました。
ありがとうございます。
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:28
【フクロウままさん】
若き青春時にフランスやドイツの文学や思想の影響を受けました。
今はその想い出をたどる旅をしているのかも知れませんね(笑)
カフカは生前は評価されなかったんですね。全部廃棄してくれと遺言して死んだそうです。
ただ、友人が、努力して遺稿を出版し、世界的に再評価されたのです。
昼間の仕事も優秀だったそうで、工事現場のヘルメットを発明したのは、カフカなんですよ・・・
ポチ感謝です。
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:28
【kujirax1さん】
そうですね。
フランスやドイツの文学や思想は、若き日のあこがれでした・・・
今はその想い出をたどる旅をしているのかも知れませんね(笑)
ドキュメンタリー番組ですか。
ありがとうございます。
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:28
【vimalakirtiさん】
おお、さすがvimalakirtiさんですね。
ヘッセとリルケも良いですね。
トーマスマンのリューベックの生家には行きましたので、あとはヘッセの生まれた南ドイツの村カルフへ行ってみたいです。
ヘッセは水彩画や昆虫採集の趣味もありとても共感します。
プラハの複雑な都会の憂愁は、カフカのイメージにピッタリでした。
ポチ感謝です。
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:29
【miyatannaotanさん】
温かい色彩の建物とギャップを感じますか。
これは多分、私がライトトーンを多用するからだと思います。
実際はもう少し重苦しい雰囲気です。
カフカは生前は評価されず、全部廃棄してくれと遺言して死んだそうです。
ただ、友人が、努力して遺稿を出版し、世界的に再評価されたのです。
昼間の仕事も優秀だったそうで、工事現場のヘルメットを発明したのは、カフカなんですよ・・・
いろいろ考えさせられますね。
Commented by mokonotabibito at 2010-12-29 18:29
【risaya-827さん】
私は中学~高校時代によくフランスやドイツの文学書を読みました。
ヨーロッパに行くと、いろいろ若き日を思い出す場所に出会います。
ライトトーンは、今私が一番気に入っているアートフィルターです。
淡い感じでとても上品な写真になりますので、多用しています。
この建物には似合っててステキ☆と言っていただき、とても嬉しいです。
ポチも感謝です。
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